29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

車の燃費を知りたいなら満タン法での記録・計算がおすすめ!

      2018/04/25

このブログでは、アフィリエイト広告を利用しています。

車をすでにお持ちの方、またはそろそろ買い換えようかなぁ。
なんて思っている方の中には、こんな風に思われている方もきっといらっしゃるはず。

自動車の燃費を正確に知りたい!

車をすでに持っている方の場合、自分の現在の車・運転による燃費が、カタログに記載されていた値や同じ車に乗っている他の運転者の方の数値と比べてどうなのかを知ることで、自分の運転がどれくらいエコドライブなのか、あるいはそうでないのかを知ることができます。

その結果エコドライブでないのであれば、どうすればよりエコなドライブができるのかを考えるきっかけになりますし、その後のエコドライブによる節約効果を期待できるわけです。

また新しい車に買い換える方の場合には、現在の車の燃費と新しい車の燃費を比べることで、乗り換え後のガソリン代の増減を把握することができ、予算計画を立てやすくなるでしょう。

こういった理由から、現在の自分の車・運転の実際の燃費を正確に知りたい!
と考えている方向けに今回は、はるるが実践している実際の燃費の計測・記録方法をご紹介します!

尚、今回ご紹介する方法は自動車・バイクのどちらでも対応可能です。
そのためバイクの実際の燃費を知りたい方もぜひ参考になさってください!

本題に入る前に、まずは燃費について少しふれておきましょう。

燃費とは?

燃費とは、一定単位量の燃料あたり乗り物がどれくらいの距離を走行できるかを示す指標です。
また、一定の距離を走行するのに必要とする燃料の量のことも燃費と呼びます。

ただ日本の自動車業界で燃費という場合、そのほとんどが燃料(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油=ディーゼル車の燃料)1ℓ(リットル)あたり、どれくらいの距離(km)を走行できるかを示しています。
そのため前者の『一定単位量の燃料あたり乗り物がどれくらいの距離を走行できるかを示す指標』であることがほとんどです。

燃費の単位にはkm/ℓ(またはkm/L、km/l)を用い、たとえば燃費が20km/ℓの自動車であれば、1ℓの燃料(ガソリンなど)で20kmの距離を走行できる、というわけ。
したがって燃費の数字が大きいほど、ある一定の燃料に対してよりたくさんの距離を走れることになります。

この『ある一定の燃料に対してよりたくさんの距離を走れる』ことは低燃費と呼ばれ、燃費性能が良いことになります。

これは、燃費の数字が大きいにも関わらず燃費が低いの?どうして?
と思われてしまう点かもしれません。

燃費の数字が大きいにも関わらず燃費が低いの?どうして?

先にも書いたとおり、一定単位量の燃料あたり乗り物がどれくらいの距離を走行できるかを示す指標であるだけではなく、一定の距離を走行するのに必要とする燃料の量のことも燃費と呼びます。

低燃費はこの後者の考え方をすると分かりやすいのですが、『燃費性能が良い』=『同じ量の燃料でよりたくさんの距離を走れる』=『一定の距離をより少ない燃料で走れる』という関係が成り立ち、『一定の距離をより少ない燃料で走れる』から低燃費なんだ!
と考えることで、理解しやすくなるんじゃないでしょうか。

まぁ深く考えなくても、『燃費性能が良い』=『低燃費』と覚えておけば大丈夫です。

新発売の車のテレビCMなどではよく低燃費である点を強調していますが、あれはつまり少ないガソリンでたくさんの距離が走れる燃費性能の良い車だよ!※という表現なんですね。

※ある一定の燃料に対してよりたくさんの距離を走れますよ!または、ある一定の距離をより少ない燃料で走れますよ!という意味でもあります。

燃費性能に関する表現についてまとめておくと、以下のようになります。

  • 燃費性能低 < 燃費性能高
  • 一定量の燃料(ガソリンなど)でたくさんの距離を走れない < 一定量の燃料(ガソリンなど)でたくさんの距離を走れる。
  • 一定の距離を走るのにたくさんの燃料(ガソリンなど)が必要 < 一定の距離を走るのに、少しの燃料(ガソリンなど)が必要
  • 高燃費 < 低燃費
  • 燃費が悪い < 燃費が良い
  • 燃料を食う < 燃料を食わない
  • 大食い < 少食

燃費についての説明はこのくらいにして、次は実際の燃費の計測・記録方法について。

満タン法による実際の燃費の計測方法について

自動車の燃費を知りたい場合、自動車のメーター部に記載されている燃費を読み取る方法があります。
ですがこの機能はすべての車やバイクに搭載されているわけではないため、今回は満タン法による燃費の計測方法をご紹介します。

満タン法による燃費の計測方法は、自動車にオドメーター(積算走行距離計=総走行距離を示す計器)があれば使用可能であり、現在市販されている車でオドメーターがない車はないはずなので、どの車でも使用可能な方法となります。

満タン法による実際の燃費の計測方法

満タン法により実際の燃費の計測を行う場合、最低でも2回の満タン給油が必要となります。

初回の給油時にやることは以下の2つだけ。

  • ガソリンを満タンまで給油する
  • 給油直後の総走行距離(オドメーターの数値)を記録しておく。

給油が終わったら、次回の給油までは自動車をこれまでどおり運転します。
そして燃料の残量が少なくなったらガソリンスタンドに行き、給油を行います。

2回目以降の給油の際は、初回の給油時にやることに加え、給油量も併せて記録するようにします。
といっても給油量はレシートに記載されているはずなので、そのレシートをその場で捨てずに持ち帰ってくればOKです。

つまり2回目以降の給油では、以下の3つの作業を行います。

  • ガソリンを満タンまで給油する
  • 給油直後の総走行距離(オドメーターの数値)を記録しておく。
  • 給油量を記録する。

こうして記録したデータをもとに、さっそく燃費を計算してみましょう。

満タン法による実際の燃費の計算例

今回の計算では、以下の数値を例に燃費を計算することにしましょう。

  • 1回目の給油直後の総走行距離(オドメーターの数値)は10000km。
  • 2回目の給油直後の総走行距離(オドメーターの数値)は10400km。
  • ガソリンスタンドが発行したレシート記載の給油量は40ℓ。

満タン法による実際の燃費は、以下の計算式によって求められます。

走行距離(km) ÷ 給油量(ℓ) = 燃費(km/ℓ)

この計算式は以下のように変換可能です。

(今回給油時の総走行距離(km) – 前回給油時の総走行距離(km)) ÷ 給油量(ℓ) = 燃費(km/ℓ)

この式に先に挙げた数値例を適用すると、(10400 – 10000) ÷ 40 = 10となり、燃費は10km/ℓとなります。
つまりこの例では、1ℓの燃料で10km走れるような車だった・運転をした、または10km走るのに1ℓの燃料が必要となる車だった・運転をした、ということです。

尚、給油後にトリップメーターを初期化する習慣のある方の場合には、リセット前にトリップメーターの数値を記録しておき、それを(今回給油時の総走行距離(km) – 前回給油時の総走行距離(km))の部分にあてはめても構いません。

この方法を採用する場合には、総走行距離(オドメーターの数値)の記録は不要になります。

レシートのどこをみれば、給油量が書いてあるの?

これは給油したガソリンスタンドが発行したレシートの形式によるので、なんとも言えません。

たとえば以下のレシートの例では、1ℓ127円のレギュラーガソリンを1.37ℓ給油し、173円の給油料金が発生。
消費税率が8%で173円のうち13円が消費税となっています。

レギュラーガソリンを1.37L給油したときのレシート

ちなみにこのレシートの例は車屋さんで代車を借り、その返却時に満タンにして返した際のもの。
そのため給油量が非常に少なく、セルフスタンドではなかったためにレギュラーガソリンであるにも関わらず、かなり高い価格設定でした。

実燃費は、カタログ燃費の7がけくらいになることが多い!?

燃費に関連する用語として、カタログ燃費と実燃費が挙げられます。

カタログ燃費とは、自動車のカタログや主要諸元表に記載されている自動車メーカーが公表している燃費のこと。
2017年4月現在では、国土交通省が規定したJC08モードと呼ばれる特定条件下での走行パターンの燃費を表示しています。

この燃費はJC08モードが規定した条件下での燃費であり、実際に公道で自動車を使用した際の燃費とは大きなズレがあることが知られています。
そのため実際に公道で自動車を使用した際の燃費を実燃費と表現し、カタログ燃費と区別しているのです。

実燃費がカタログ燃費を上回ることはゼロとは言いませんが、ほとんどありえないことで、多くの場合実燃費の方がカタログ燃費を大きく下回ります。

これについてはネット上では、『実燃費はカタログ燃費の7がけ』=『実燃費=カタログ燃費 ✕ 0.7』という意見が多いようです。
そしてはるるの過去の計測結果を見ても、それと似たような数字となっていることから、正確ではないにせよ、それなりに近い数字となるように思います。

実燃費は、同じ車・同じ運転者であっても相当にブレる!

満タン法による実燃費の計測結果を積み重ねていくと、実燃費は同じ車・同じ運転者であっても相当にブレることが分かってくるはず。

たとえばはるるが以前乗っていたダイハツ ミラバン 5MT(L275V)の場合、しっかりとエコ運転を心がければ19.0~19.5km/ℓ前後の燃費でした。
ところがアクセルを踏み込み、高回転域を維持するような運転を続けた場合は15km/ℓ前後まで燃費が落ち込むことも。

ダイハツミラバン(L275V)

ダイハツ ミラバン 5MT(L275V)のJC08モードでのカタログ燃費は、24.2km/ℓ。
これの7がけは16.94km/ℓなので、15~19.5km/ℓという実燃費の計測結果を見るかぎり、『実燃費はカタログ燃費の7がけ』というのはたしかにそれっぽい数字に見えます。

ちなみに現在の愛車ダイハツ コペン ローブ S 5MT(LA400K)の例では、JC08モードでのカタログ燃費は22.2km/ℓ。

横から見た赤いコペン(LA400K)

それに対して街乗りでの実燃費は13.5 ~ 17km/ℓほど。(自分でもビックリしますが、街乗りであってもブレ幅がかなり大きいです。)
またアクセルを踏み込んでばかりいると、13km/ℓを下回るような燃費となってしまうことも…。

JC08モードでのカタログ燃費22.2km/ℓの7がけは15.54km/ℓなので、これもミラバン同様それっぽい数字が出ている印象ですね。

というわけで、実燃費は同じ車・同じ運転者であっても、運転の仕方や状況によって相当にブレます。
また『実燃費 = カタログ燃費の7がけ前後の値となる』というのは、それなりに近い数字となるように感じています。

満タン法による計測誤差はどうなの?

う~ん、まぁ、これは起こり得ることですよね。

満タン法による計測の誤差が起こる要因としては、たとえばガソリンスタンドの給油量が実際の給油量と多少ズレる、満タンにしたつもりが本当は満タンになっていなかった、とか。
車体をゆらしたらもう少しガソリンが入った、とかでしょうか。(バイクや一部の車では車体を少し揺らすと、ガソリンがもう少し入るようになることがあります。)

ガソリンスタンドの給油計測量が実際の給油量と多少ズレる = 請求される料金が不正となってしまうので、これが起こる可能性・ズレの量は大きくはないはず。
ただ毎回タンクの同じ量(満タン)までしっかりと給油できているかは、正直分かりません。

セルフのガソリンスタンドで毎回給油する際は、給油中に機械が満タンであることを検出してガチン!と機械が自動停止するので、1回目のガチン!が起きたらすぐに給油をやめる、といった決まりを自分で決めておけば、毎回タンクのほぼ同じ量(満タン)までしっかりと給油できている可能性が高いです。

しかしもちろんこれも完全とはいえません。

したがって満タン法であっても計測誤差はそれなりに起こる、と思っておいた方が良いでしょう。
ただ何度も給油をすれば、満タン法による計測誤差は小さくなっていくと考えられるので、大きな問題となるレベルでズレることはないと思われます。

メーターが表示する平均燃費と比べるとどうなの?

車種によっては、メーター内に平均燃費が表示されるものもあります。
この平均燃費と満タン法による実燃費の差はどうか、と気になる方もいらっしゃると思います。

これについてはこれまでのはるるの経験では、それなりに満タン法に近い値が出る(プラスマイナス0.5km/ℓ以内程度の差)という印象です。
そのためメーター内の平均燃費はかなり信頼できる数値と思って良いでしょう。

満タン法による実際の燃費の計測・記録用Excelテンプレートを使って、燃費をしっかりと把握しよう!

さて、ここまでの内容で、満タン法による燃費の計測方法などが分かったと思うんですが、毎回こういった計算をしていくのは面倒ですよね。
そこで最後に、はるるが作成して実際に使用している満タン法による燃費の計測、記録が簡単にできる簡易的なExcelテンプレートをご紹介します!

まずは以下の満タン法による実際の燃費の計測・記録用Excelテンプレート(Excel形式)をダウンロードしてください。

Excelファイルを開くと以下のような内容が記載されています。

満タン法による実際の燃費の計測・記録用Excelテンプレートの内容

このファイルに給油日(YYYY/MM/DD形式)、給油時に記録しておいたオドメーターの総走行距離、レシート記載の給油量・ガソリン価格(1ℓあたりの)を記載することで、自動で燃費などのデータが計算される仕組みとなっています。(入力すべき箇所は白背景、入力する必要のないところは灰色背景となっています。)

たとえば以下の条件で2回給油した場合の例を使って、実際に入力してみましょう。

1回目の給油直後に記録した値

  • 給油日:2017/03/10
  • 総走行距離:14km(納車直後の車を想定しているため、総走行距離が少ない。)
  • 給油量:12.40ℓ
  • ガソリン価格:118.00円

2回目の給油直後に記録した値

  • 給油日:2017/03/14
  • 総走行距離:298km
  • 給油量:21.03ℓ
  • ガソリン価格:116.00円

これらをExcelテンプレートに記載することで2回目の給油後から給油間隔、一日あたりの走行距離、燃費などのデータが自動で計算され、確認可能となります。(初回の給油直後は、給油間隔や燃費などの計算ができないためハイフン表示となっています。)

1行のデータが登録されている満タン法による実際の燃費の計測・記録用Excelファイルの内容

尚、備考にはその他記録したいことを書いてください。
特に記録したいことがなければ、何も書かないでOKです。

1日に複数回の給油を行った場合について

正直に言いますと、この満タン法による実際の燃費の計測・記録用Excelテンプレートは簡易的なものであり、1日に複数回の給油をしたケースは想定していません。
はるる自身が1日に複数回の給油が必要な長距離移動を自分の車で行うことがほとんどないもので…。(年に1回あるかなぁ…、いやないなぁ…程度)

そのため1日に複数回の給油を行った場合、1日あたり走行距離がゼロ除算によりエラーとなってしまい正しく計算されませんこと、あらかじめご了承ください。(1日に複数回の給油を行った場合、それぞれを別の日に給油したことにすれば、1日あたり走行距離以外の数字は正しい値となります。)

尚、このテンプレートは最低限の入力チェック機構の設置、直接入力による計算式の破壊を防ぐために、入力すべき箇所以外のセルはロックしてあります。
ですが保護にパスワードをかけているわけではないので、より便利に改造したい方は保護を解除して編集して使っていただければと思います。

ちなみに1日に複数回の給油を行った場合にも正しく計算できるようにする場合には、ちょっと工夫が必要になる&仕組み・仕様を検討する必要がありそうです。(日毎の小計を計算してから、1日あたり走行距離を計算するなど)

それでは、ぜひ有効にご活用くださーい!

 - Windows, デジタル・家電, 乗り物, 生活, 節約,

ピックアップ コンテンツ&スポンサーリンク