婚活サイトで出会った人に信用してもらうために用意しておくと良い書類や資料
2018/04/26
本エントリーの目次
最近は婚活サイトやマッチングサイトに登録し、恋人や結婚相手の候補と出会う方が増えてきました。
自分の都合の良い時間に自宅など好きな場所で婚活ができるので、とっても便利ですよね。
利用を開始してからしばらくすると、この人は良さそうだなぁ。
なんて感じる相手が出てくることもあるはずです。
そしてサイト上での会話が弾み、そろそろ実際に会ってみましょうか。
となったときに、ふとこんなふうに思うかもしれません。
婚活サイトやマッチングサイトで出会った人のことを信用して良いのかな?
これは何もおかしいことではなくて、当たり前のことです。
婚活サイトやマッチングサイトでの出会いは、いきなり直接会って始まったものではありません。
まずはネット上でのやり取りから始め、良い印象を持てばそのときに初めて実際に会ってみましょう!
という流れですから。
そしてそれまではもちろん実際に会ったことはないわけで。
ネット上のやり取りや公開されていた情報、サイトにアップロードされていた顔写真などから分かる範囲でしか、その人のことを知りません。
ただこれは、あなただけが感じていることではないのです。
相手もあなたのことを本当に信用して良いのか、不安に感じています
婚活サイトやマッチングサイトでは、あらかじめ自分の年齢や身長、体重、年収などのプロフィール情報を自分で記入しますよね。
あなたが書いたそれらプロフィール情報や顔写真を参考に、相手はあなたの人物像を想像するわけです。
このとき相手はあなたが本当のことを書いているかどうかなんて、一切分かりません。
証明する方法がありませんから、書こうと思えばいくらでも嘘を書くことも可能です。
だから相手もあなたのことを本当に信用して良いのか、あなたと同じように不安に感じています。
一部の婚活サイトなどでは、サイト運営者が本人情報のうちの一部について、確認する仕組みを設けているケースもあります。
たとえばはるるが以前利用していたブライダルネットという婚活サイト※では、登録者が偽名を使って登録していない。
また別人のふりをして登録していないことを証明するための『本人証明』という仕組みがあり、サイト上に運転免許証のコピー画像を提出することで、プロフィールに本人証明が完了していることを示すマークが付与されます。
こういった仕組みがあるサイトで相手が証明書を提出していれば、それらの情報については第三者の目で確認されているものであり、信用できるものでしょう。
ですがそういったサイトであっても、証明されている以外の情報については、嘘の情報である可能性はゼロではありません。
そのため自分はもちろんのこと、相手も自分のことを本当に信用して良いのか、不安に思っているというわけ。
※はるると現在お付き合いしている彼女さんは、ブライダルネットという婚活サイトで出会いました。
初めて会うときは、なるべく人が多いところで
そうは言っても、良い相手との出会いを求めて婚活サイトなどに登録しているわけで。
実際に会わなければ、何も始まりません。
それに実際に会ってみなければ分からないことも多いです。
というか、会ってみなければ分からないことの方が多いんじゃないでしょうか。
だから多少信頼できないところがあったとしても、会ってみようと思うことも多いでしょう。
ただこの時点では、相手が嘘をつくつかない以前に、キケンな人でないかどうかも分かっていません。
したがって初めて会うときは、なるべく周囲に人が多いところで会うことをおすすめします。
また会ってすぐに相手の車に乗るのもキケンなので、避けた方が良いでしょう。
相手がもし変な人であった場合には、そのまま人気のない所に連れて行かれてしまうかもしれません。
コミュニケーションをたくさんとってお互いの信頼感を高めていくしかない
相手の方と実際に会い、少なくともキケンな人ではなさそうだ。
変な人ではなさそうだと分かってからも、すぐには相手のことを信用できませんよね。
これについても同様に、相手の方もあなたのことをすぐに信用できるわけではないのです。
お互いへの信頼感は一朝一夕にできるものではありません。
そのためコミュニケーションをたくさんとることで、少しずつお互いの信頼感を高めていくしかありません。
ただプロフィールに書かれていた内容の一部については、客観的な事実が書かれている公的な書類などを相手に見せることで、すぐに信用してもらえるものもあります。
相手に信用してもらうために用意しておくと良い書類や資料
相手に信用してもらいたいのであれば、自分からそういった書類を提示して本当であることを示せば、相手の方は『この人は本当に嘘を書いてないプロフィール通りの人だったんだ!』と安心できるはず。
これにはたとえば以下のような書類や資料が挙げられます。
本人確認書類(免許証・健康保険証など)
先に書いたとおり、はるるが彼女さんと出会ったブライダルネットさんなど、免許証などによる本人確認の仕組みがあるサイトであれば、その仕組みを利用すれば、偽名などではなく本人であることを証明できます。
ですがそういった仕組みがないサイトの場合には、そもそもその人の名前が本当のものなのかさえ分からないのです。
そこで免許証や健康保険証など、本人でなければ持っていないはずの確認書類を見せることで、本人であることを示すことができます。
はるるはブライダルネットを利用しており本人確認を済ませていたので、彼女さんに本人でないことを疑われることはありませんでした。
収入を証明するもの(確定申告書・源泉徴収票など)
恋人を探す方が多いマッチングサイトでは、収入を気にする方はあまり多くはないのかもしれません。
しかし結婚相手を積極的に探している婚活サイトでは、収入も相手選びの重要なポイントです。
そのためこれが本当であることを証明することも大切でしょう。
収入を証明する方法はいくつかありますが、サラリーマンの方の場合には源泉徴収票のコピーを見せるのが簡単です。
またはるるのように副業もしているサラリーマンの場合や自営業の方は確定申告をしているはずなので、昨年度の確定申告書の控えを見せると良いでしょう。
独身であることを証明するもの(独身証明書など)
これは、はるるの考えがまったく及ばず、少しも考えなかったことであり、彼女さんから聞かれて初めて気付いたことです。
『はるるさんは、本当に独身なんですよね?』
婚活サイトを使っていたわけですから、登録者の方は皆さん結婚相手を探しています。
そして結婚をするためには、相手は独身でなければいけません。
だから相手が独身であるかどうかの確認はとっても重要です。
特にはるるの場合は、離婚歴があるバツイチ子持ち。
そのため『本当に既に離婚済みで独身なんですよね?』と確認したかったのは、当然のことでしょう。
もしはるるがまだ離婚していなかったら、彼女さんは不倫をしたことになり、慰謝料を請求される恐れもありますから。(元妻に)
独身であるかどうかの証明は、各市町村の役所などで数百円で取得できる独身証明書で可能です。
はるるが住んでいる地域の役所では、200円と本人確認書類(免許証)があれば取得可能でした。
ちなみに証明書の内容は氏名と生年月日、本籍地、証明書の取得日に加えて以下内容が書いてあるだけの簡素なものとなります。
『当庁保管の公簿によれば、上記の者が婚姻するに当たり、民法第732条(重婚の禁止)の規定に抵触しないことを証明する。』
離婚歴や子どもの有無を証明するもの(戸籍謄本・戸籍全部事項証明書など)
結婚相手を選ぶ上では、離婚歴や相手の子どもの有無も重要です。
これについては450円で取得できる戸籍全部事項証明書※を見れば分かります。
ただし現在の戸籍全部事項証明書だけでは、詳細を完全に知ることはできない場合があります。
説明が長くなってしまいますのでここではくわしくはふれませんが、戸籍を出生時まで遡ることで離婚歴や子どもの有無を把握可能です。
はるるの場合には離婚した元妻には除籍と書かれ、離婚日などが記されていました。
尚、戸籍全部事項証明書の取得には、申し込み書類に本籍地や筆頭者を書く必要があります。
もし本籍地が分からない場合には、まず住民票を取り、本籍地や筆頭者を調べてからでないと、戸籍全部事項証明書を取得できません。
※戸籍全部事項証明書は以前は戸籍謄本と呼ばれていたもので、戸籍の管理がコンピューター化されて以後は戸籍全部事項証明書が発行されるようになりました。
離婚時の取り決めごとを証明するもの(公正証書など)
離婚をした場合には、離婚や金銭の貸借に関する契約等を記した公文書である公正証書を作ることがあります。
離婚の際に作った公正証書には、離婚時の財産分与や親権・養育費の有無などの取り決めごとが書かれており、簡単には変更ができない※ものです。
これを見れば離婚時の条件が概ね分かります。
尚、公正証書の原本は、公証役場に保管されているため、偽造、改変される心配はありません。
※公正証書の変更 = 別の公正証書を作り直すということです。
参考:公正証書作成のすすめ
離婚の経緯が分かるもの
離婚の原因が当人の浮気などであった場合は、その人との結婚は遠慮したいですよね。
だからもし自分に離婚歴がある場合には、相手は自分の離婚の原因が何なのか、かなり気になっているはず。
この場合には、離婚の経緯が分かるようなものを見せてあげることができれば、相手は安心できます。
たとえば離婚の原因が相手の浮気であった場合には、その証拠を見せることで、自分の潔白を証明できるでしょう。
ただこれには以前の結婚相手のプライバシーも関わることなので、なかなか難しい場合も少なくありません。
公正証書を作っている場合には、慰謝料の有無などである程度想像してもらえるとは思います。(相手から自分が慰謝料をもらっていれば、相手に何らかの非があると推定されるなど。)
ですが公正証書から詳細を把握するのは難しいため、誠実に当時の状況を話して信じてもらう努力も必要だと思います。
勤務先(社員証・源泉徴収票など)
先ほど収入の証明について書きましたが、あれはあくまでも昨年度の収入の証明であり、結婚相手には継続して安定した収入を期待する方がほとんどしょう。
そのため勤務先の社員証や源泉徴収票などで勤務先を証明することにより、安定した収入がある・今後も継続されることを証明できることも。
特に大手企業にお勤めの方や公務員の方に対しては、一般的に安定していると考えている方が多いです。
そのため勤務先を証明することで、自分の収入に対する相手の不安感をなくす効果が期待できます。
学歴(卒業証書・卒業証明書など)
相手の学歴が気になる方もいらっしゃいます。
そういった方には、卒業証明書などを見せて学歴を証明することで信頼感が増すはずです。
資産を証明するもの
相手の方との結婚を真剣に考えれば考えるほど、相手の資産状況が気になるのは自然なことです。
実は相手にたくさんの借金があった!?
なんてことが、結婚した後に分かったら困りますよね。
これについては銀行の預金残高などの資産を証明できるものを見せることで、相手の信頼感を得られるでしょう。
はるるの場合には、元妻との結婚生活中に買った一戸建ての住宅ローン(借金)が残っていたことから、彼女さんには付き合い始めの早い時期に、銀行のサイト上でローンの残高と、貯金などの資産の状況を見せています。
早期に見せすぎると、逆に怪しいかも…
これは、はるるが彼女さんに実際に言われたことでして。
はるるはお付き合いの当初から、離婚のことや経済状況のことなど、包み隠さず話してきました。
今思えば彼女さんに信用してもらいたい一心からの行動だったと思います。
ところが彼女さんからしてみれば、付き合い始めたばかりなのに、あまりにもたくさんのことを教えてくれるはるるに対して、『この人、オープン過ぎて、なんか怪しいかも…。』と思っていた時期が少しだけあったそうです。
というわけで、付き合い始めてからあまり日が経っていないうちにいろいろと見せるのは、かえって怪しさが出てしまうので要注意ですね。
本当に見せて良いのか、よく考えてから見せてください!
ここまでご紹介したように、自分のプロフィールや状況について、客観的な事実が書かれている公的な書類などを相手に見せることで、すぐに信用してもらえるものもあります。
ただそれらには非常にたくさんの個人情報が含まれており、もし相手が悪い人であった場合、悪用されてしまうおそれがあるのも事実です。
そのため早期に信用してもらうという意味では、見せることは大きな効果があるものの、本当にこの人に見せても良いのか。
よく考えた上で見せることを強くおすすめします。