29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

スピーカーがある部屋では加湿器を使っちゃいけないの?

      2018/04/22

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はるるの趣味の1つに、音楽鑑賞があります。
今回はこの音楽鑑賞において、とっても重要な役割を果たすスピーカーに関するお話。

スピーカーを大切にするあまり、健康を害していました…

いきなり、なんのこっちゃ?
スピーカーと健康に何の関連性があるの?
って感じですよね。

でもこれ、後でちゃんと説明しますが、しっかりとした関連性があるんです。
少なくとも以前のはるるの健康とは。

そして以前のはるるは、スピーカーを大切にするあまり、自身の健康を害していたのです。

はじめに

このエントリーでは、その一部で音質についてふれています。

音質の良し悪しについては、それに関連する事柄として挙げられる、周波数特性や歪率、SN比、ダイナミックレンジといった各種指標の数値が良ければ素晴らしい!という意見。
いやいやそうではない、結局は人間が聞いてどう思うかだ!
それも違う!いかに原音に忠実かどうか、それが重要だ!
といったように、意見が分かれるところだと思います。

ですがはるる個人の意見としては、自分の耳で聴いてみて、これは良いなぁ!
こう感じたものが(自分にとって)音質が良い
、という考えです。

そのため本エントリーでは、音質が良い = 聞き手が自分の耳で聴いてみて、これは良いなぁ!
と思うもの、という前提で書きます。

以前は音楽再生機材には、興味がありませんでした!

冒頭にも書いたように、はるるの趣味の1つに音楽鑑賞があります。
この趣味は小学校高学年のころからのもので、かなりの長い間はるるが趣味としているもの。

音楽鑑賞を趣味としている方の中には、高額なスピーカーやアンプ・ケーブルなどの機材を使用して、いかに自分の好みの音に近づけられるか、または原音に忠実な再生を実現できるか、といった楽しみ方をされている方もいらっしゃいます。

ですが学生時代のはるるは、そういったことには興味がなく。
つまり音楽を聞くこと自体が好きなのであって、その音質が良い悪いといったことには、まったく興味がありませんでした。

ところがあることをきっかけに、こう思うようになったのです。

音質が良いスピーカーが欲しい!

それは自宅の近所にある家電量販店に、電池を買いに行ったついでにオーディオコーナーをのぞいた時のこと。
その家電量販店では、いつも何らかのスピーカーで音楽が流れていたんですが、その日はいつもと様子が違いました。

というのも、オーディオコーナー一帯に、すごく音質の良いジャズが流れていたのです。

これスゴい!
そう思ってジャズを再生しているスピーカーのところに行き、その前に立つと、あまりの音質の良さに思わず息を呑むほどでした。

その当時はスピーカーなどの機材に詳しくなかったため、詳細な型式までは覚えていません。
ですがおそらくは、B&W(Bower&Wilkins)のトールボーイ型のスピーカーだったんじゃないかと思います。(独特な形状のツィーターの形は、なんとなく覚えているので。)

参考までに、B&W(Bower&Wilkins)のトールボーイ型のスピーカーというのは、こんなやつ。

でね、このとても音質の良いジャズを聞いて衝撃を受けたんです。

スピーカーやアンプ、ケーブルの組み合わせによっては、こんなにも音質の良い音楽を再生できるんだ!
私も欲しい!!!と。

これをきっかけに、それまではまったく興味のなかったオーディオ機器に興味が出てきたというわけ。

そしてそれからしばらくの間、お金を貯めながらオーディオ機器の勉強をすすめ、いくつかのスピーカーを試聴し、これが良さそうだ!
と納得して、新しいスピーカーを買いました。

購入したスピーカーは、KEF iQ90

そんなこんなではるるが購入したのが、イギリスのスピーカーメーカーKEF(ケーイーエフ、ケフとも)社のiQ90というスピーカー。

KEF社のスピーカー iQ90

(KEF – iQ90商品紹介ページより引用)

その音質の良さは素晴らしく、特に女性のボーカル主体の曲は、目を閉じれば歌手の方に目の前で歌ってもらっているとさえ感じるほど。
さらにそれだけではなく、デザインも丸みを帯びた三角形の形をしており、とってもオシャレ

これらが決め手となり、購入しました。

そしてはるるはこのスピーカーをとっても大切に扱ったのです。
それはなぜかって言うとね。

KEF iQ90は高い!

そりゃまぁ、上を見たらきりがありません。

たとえばスピーカーのペアは、高額なものでは300万円ほどするものも。
さらには、iQ90を製造しているKEF社の以前の商品で、MUON(ミューオン)というスピーカーなんて、ペアで1985万円という超高額でした。

それらに比べれば安いのかもしれませんが、それでもKEF iQ90はペアで15~23万円くらいするスピーカー。
決して安いものじゃないんです。
大卒サラリーマンの1年目の給料くらいの価格はするんです。

はるるがこのスピーカーを購入するためには、かなりの節約をしましたし、購入する直前まで、本当にこんなに高額なスピーカーを買って良いものか、と何度も悩みました。

結果的には大満足だったわけなんですが、これだけの高額商品。
一生のうちに、そう何度も買えるものじゃありません。

だからはるるは、このスピーカーをとても大切に扱ったのです。

冬の空気が乾燥した日にも、加湿器を使いませんでした!

さて、いよいよスピーカーとはるるの健康の関連性についての話。

湿気はスピーカーにとって大敵!

湿気はスピーカーにとって大敵

スピーカーを置いてある付近・部屋が湿気ている(湿度が高い)と、スピーカーの振動部や内部にカビが生えてしまうことがあります。

またスピーカーによっては、複数のスピーカーで音域を分けて再生するために、ネットワークと呼ばれる周波数帯域を分割する装置を内蔵しているものも。
この装置の付近で急激な温度変化があると、スピーカー内部の装置に結露が発生し、回路の金属部分に錆が発生することもあるそう。
さらに、スピーカー内部(キャビネット)に結露が発生すると、発生していない時と比べ、音質が変わってしまうこともあります。

これらだけでも大問題なわけですが、最近のスピーカーではその被害がエッジにまで及びます。

スピーカーのウレタンエッジは湿気と紫外線に弱い!

以下は、はるるの自宅のiQ90のツィーター部。
この画像の中で、スピーカーのエッジという部品がどこだか分かりますか?

KEF社のスピーカー iQ90

正解はこちら、赤い2本の線の間の黒いモッコリした部分。

KEF社のスピーカー iQ90のスピーカーエッジ

この部分をスピーカーエッジと呼び、最近ではウレタン製の物が多いです。
でね、このウレタン製のスピーカーエッジなんですが、湿気と紫外線に非常に弱いんです。

湿気と紫外線で劣化すると具体的にはどうなるのかというと、まずエッジの表面がネバネバしてきます。
そしてさらに劣化が進むと、ボロボロになって一部が崩落し、穴が空いてしまうそう。

こうなってしまうと、エッジの交換作業が必要に

ですがこの交換作業を行うと、大なり小なりはあれど、元あったスピーカーの音とは、音の出方は変わってしまいます。
それが良い方向に向かうのか、悪い方向に向かうのかは分かりません。

そう考えると、可能なかぎり多湿の状況を避け、スピーカー本体やエッジの劣化を防ぐことが重要、ということになります。
だから加湿器による過剰な加湿なんてもってのほか。

このことを、iQ90を購入する前から知っていたはるるはどうしたのかというと。

どんなに空気が乾燥していても、加湿器を使いませんでした!

それがたとえ真冬の湿度25%前後の超乾燥状態であってもです。

あまりの乾燥状態に、肌がカサカサしたとしてもです。
喉がいがらっぽくなり、ゴホゴホしてもです。

すべてはスピーカーのために。

そしてその結果どうなったのかというと、当然頻繁に風邪をひくようになりました。

原因はもちろん分かっていました。
ですが必死で節約して貯めたお金で購入した、大切なスピーカーのことを考えると…。

これが、スピーカーとはるるの健康の関連性。

でもね、ある時こう思ったんです。

趣味を楽しめるのは、健康があってこそ!

どんな趣味だってそうだと思いますが、健康だから楽しめるものだと思うんですよね。
これ、風邪が長引いてしまい、しばらく体調不良が続いた時に思ったこと。

そりゃあもちろん、入院中も楽しめるボードゲームなんかもあるとは思います。
ですがそれだって、健康でないと楽しさは減っちゃうんじゃないかなぁと。

だからスピーカー(趣味)を大切にすることも重要だとは思いますが、それ以上に健康が大切なんだ!
と考えるようになったわけ。

加湿器を使うようにしてからは調子が良くなりました!

先のように考えが変わってからは、真冬の乾燥している日には躊躇なく、加湿器をつけるようにしました。
それにより以前までとは打って変わって、風邪をひかなくなり、お肌の調子も良い感じ。

手荒れはほとんど改善しませんでしたが、乾燥が原因で手指に粉をふくようなことがなくなりました。

というわけで、スピーカーがある部屋では加湿器を使ってはいけないのか?
という問いに対しては、使わない方がスピーカーが長持ちする、メーカーが想定している本来の音質で音を出力できるという点では、そのとおりなんじゃないかと。

ただそれを聞く人間が健康でないと、せっかくの素晴らしい音を正しく聴けない可能性もあるわけで。
だから人間の健康を犠牲にしてまで、スピーカーの健康に気を使わなくても良いのでは?なんて思います。

ちょっと大袈裟に言うと、命あっての物種、というやつでしょうか。

 - デジタル・家電, 音楽

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