オープンカーは暑い真夏こそ気持ちいい!というわけじゃないんです!
2018/04/26
本エントリーの目次
オープンカーに乗っています!
はるるは現在、ダイハツさんのコペンというハードトップ(屋根が布製の幌ではなく、金属や樹脂などの硬質素材で作られた屋根)のオープンカーに乗っています。
参考:
ダイハツ 新型コペン ローブ S (LA400K) 購入レビュー
そしてこのオープンカーに乗り出してからというもの、コペンに乗っていることを知っている友人や会社の同僚など数人から、こんなことを言われるようになりました。
オープンカーって暑い夏に乗ると、気持ち良さそうだよね!
細かい言い回しはもちろん違いますが、オープンカーは屋根を開けて走ると、風がビュンビュン入ってきて気持ち良さそう!
真夏こそオープンカーの季節だよね!羨ましいなぁ~といった内容です。
ふむふむ、なるほど。
たしかにオープンカーの屋根を開けると開放的な外観となりますし、走行風がたくさん車内に入ってくるようになりそうなので、夏でも涼しそう!
だからオープンカー = 夏の乗り物、オープンカー = 夏こそ屋根を開けて走ると気持ち良い!
というイメージをオープンカーに持ってしまうのは分かります。
ですが実際にはそうではないのです。
詳細は後述しますが、真夏の昼間にオープンカーで屋根を開けて走るのは、決して快適ではなく。
むしろキツイ…と感じている方が多いはず。
これについて、これからオープンカーを買おうかなぁと思っている方の中にも、知らない方がいらっしゃるのかもしれません。
そこで今回は、真夏の昼間にオープンカーの屋根を開けて乗るのは、かなりキツイですよ!という話。
真夏の暑い日に乗ると気持ち良さそうだから、これからオープンカーを買おうかなぁと思っている方は、ぜひ参考になさってください!
オープンカー コペンについて
オープンカーについてはあまりくわしくは知らない!
という方向けに、本題に入る前にはるるが現在乗っているコペンを例に、オープンカーについてかるくご紹介しましょう。
こちらが、はるるが現在乗っているダイハツさんのオープンカー、ダイハツ コペン(LA400K)です。
現在販売されている自動車の中では珍しい、オープンカーとなる軽自動車です。
屋根(アクティブトップ)は布製の幌ではなく、硬質素材で作られたハードトップと呼ばれるタイプのものが採用されています。
そして車内のロック金具やスイッチを操作することにより、20秒ほどで自動的に以下のようなオープンカーに大変身します!
アクティブトップはトランク部に格納されるため、オープンカー状態ではトランクに荷物を積める量はかなり減ります。
オープンカー状態になると、こんな感じで開放感あふれる車内空間に。
さらに後ろから見ると、こんな感じです。
これらの画像を見ると、通気性がとても良さそうで、涼しげな印象がありますね!
こういったコペンに代表されるような、フロントガラスをのぞいた屋根部がすべてオープンとなる車について、一般的にはオープンカーと呼ばれています。
そしてこれとは別に屋根の後部(後部ガラス部)はそのままに、屋根の天板だけ外れるようなタイプのオープンカーは、ダルガトップと呼ばれて区別されることがあります。
現在販売されているダルガトップのオープンカーとして有名な車には、たとえばホンダさんのS660やマツダさんのロードスターRFなどが挙げられます。
さて、オープンカーについての説明はこれくらいにして、本題に入りましょう。
真夏の暑い日にオープンカーで長時間走ったら、熱くて汗だくだくどころか、熱中症で体調不良になりますよ!
さきほど、真夏の昼間にオープンカーで屋根を開けて走るのは、決して快適ではなく。
むしろキツイ…と感じている方が多いはず、と書きましたね。
これ、どうしてかといいますと、とても簡単な話でして。
暑くて汗だくだくどころか、熱中症で体調不良になってしまうからです。
オープンカーは開放的で車内にたくさんの風が入ってくるから、涼しいでしょ!
なんて思われるかもしれません。
たしかに走行中は心地よい走行風が車内にたくさん入ってくるので、それなりに涼しいです。
ただそれでも真夏の直射日光は熱いんです、とても。
だからたとえそれなりの速度で走行していても、体が熱くなってしまうことがあります。
そして一度交差点で停車したり、渋滞にはまってしまったら、途端に心地よかった走行風がパタッと止まってしまいます。
こうなるともはや体を冷やすものは何もなく、強烈な真夏の直射日光で体がどんどん熱くなり、汗がダラダラ止まりません。
このままの状態で長時間運転を続けると、熱中症により体調不良になってしまうことでしょう。
だからオープンカー = 夏の乗り物、オープンカー = 夏こそ屋根を開けて走ると気持ち良い!
という意見に対しては、決してそうではないですよ!というのが、はるるの考えです。
たしかに夏の暑い日にオープンカー状態で走行するのは、これぞ夏だ!という感じがして、気分が高揚しますし、気持ち良いのは事実です。
ただそれはあくまでも短時間であるとか、それなりの速度で走行できているからの話であって、長時間渋滞にはまってしまったら、間違いなく誰もが屋根を閉めて冷房をつけたいと感じるはず。
そして日本の道路事情を考えると、常にそれなりの速度で走れるシチュエーションの方がはるかに少ないわけで。
真夏の昼間のオープンカー = 暑くてツライと思う方がほとんどでしょう。
バイクみたいに涼しいんじゃないの?
バイクに乗っている方の中には、オープンカーはバイクみたいに走行風があたるから、夏でも涼しいんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに小排気量のバイクであったり、エンジンの排熱が体に直接あたりにくいタイプのバイクに乗っている方の場合には、真夏にバイクに乗っていても涼しいよ!と感じる方もいらっしゃることでしょう。
ですがはるるも以前のっていたようなレプリカなどフルカウルのバイクでは、エンジンの排熱風が膝や股のあたりに直撃するため、とても熱いです。(冬でもエンジンの強制冷却のために、ラジエターファンが回ることがよくあります。)
そしてオープンカーとバイクでは、走行風のあたる量がまったく異なります。
バイクの場合では体の前面全体に走行風があたるのが一般的(フルカウルの場合はカウルの形状により異なる)ですが、オープンカーの場合は、胸より上の部分までしかあたらないことが多いです。
そのためバイクほど走行風による涼しさを感じることはないでしょう。
夏の夜であれば、快適に乗れますよ!
ここまでオープンカー = 夏の乗り物ではないですよ!
というような旨、書いてきましたが、夜であれば話は別。
たとえ真夏であっても夜であれば、真夏のオープンカーの最大の敵であろう直射日光があたらないため、信号待ちでの停車中の熱さはかなり軽減されます。
そして走行中は走行風によりとても涼しいので、かなり快適です。
ただオープンカー = 夏の乗り物という一般的なイメージは、決してオープンカー = 夏の夜の乗り物というイメージではないと思うんですよね。
暑い真夏の昼間にサンサンと太陽の光を浴びながら走るのが、一般的なオープンカーのイメージでしょう。
そのためここまで、オープンカー = 夏の乗り物ではないですよ!と書いてきました。
夏のオープンカーは日焼けに注意!
初夏や夏の終わり頃には涼しい日もあり、こういった日には昼間にオープンカーでのドライブを快適に楽しめます。
ただこんな時でも注意しなければいけないことが。
それは日焼け。
いくら気温が低くても夏は日差しが強いため、長時間オープンカーの状態でドライブをしていると、ひどい日焼けしてしまうことがあります。
これは日差しをさえぎる屋根がない、オープンカー特有の問題です。
そのため気温が低い日であってもあらかじめ日焼け止めクリームを塗っておくなど、日焼け対策をしておくことをおすすめします。
真夏の暑い日の昼間にオープンカーでのドライブは、熱さがキツイです!
今回ご紹介したように、真夏の暑い日の昼間にオープンカーでドライブを楽しむのは熱さがキツく、はっきり言ってかなりつらいです。
まったく楽しめないとまでは言いませんが、汗ダラダラでヘトヘト。
場合によっては熱中症による体調不良を起こしてしまう可能性もあります。
そのため真夏の暑い日に乗ると気持ち良さそうだから、これからオープンカーを買おうかなぁなんて考えている方は、ご注意くださーい!