パソコンを処分(廃棄)する方法 売却できる場合は売った方がお得!
2019/06/12
本エントリーの目次
引っ越しをしたりPCを買い替える際に、こんなふうに考えることがあります。
パソコンを処分(廃棄)したい!
最近はネットをスマホやタブレットで見るようになったので、パソコンをまったく使わなくなった。
近々引っ越しをするので、このタイミングにあわせてパソコンを処分したいだとか。
新しいパソコンに買い換えるので、今使っているパソコンは不要となる、といった場合に考えることが多いと思います。
そこでいざパソコンを処分しようとするも、処分の仕方が分からない…。
どうしよう…と困っている方も、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
そこで今回は、パソコンを処分(廃棄)する方法をご紹介します!
またパソコンは買い取ってもらえる場合もあるため、その方法についても併せてご紹介します!
現状では、パソコン(PC)を自治体で処分可能かどうかは、自治体によって大きく異なります!
ややこしいことに、パソコンの処分については法律に関連し、この15年の間に少し変わっています。
以下経済産業省のwebページ記載のとおり、パソコン(PC)の処分については、資源有効利用促進法という法律により、平成15年10月から法律に基づいた家庭系パソコンの回収・リサイクルが必要となっています。
パソコンのリサイクル
パソコンは資源有効利用促進法により、メーカーによる回収・リサイクルが義務づけられています。
使用済みパソコンは排出者により「事業系パソコン」と「家庭系パソコン」とに分けられ、事業系パソコンについては平成13年4月から、家庭系パソコンについては平成15年10月から法律に基づいた回収・リサイクルが行われています。(経済産業省 – 3R政策より引用)
※引用元ページはすでに削除されています。
これに伴い、以前は自治体が回収していた使用済みのPCは、パソコンメーカーが回収を行うように変わっています。
家庭系パソコンのリサイクル
家庭系パソコンのリサイクルが平成15年10月から始まりました。
これまで家庭の使用済みパソコンは市町村が回収していましたが、平成15年10月1日からは法律に基づいてパソコンメーカーが回収・リサイクルを実施しています。
貴重な資源を有効に利用するためには、パソコンメーカーの回収・リサイクルシステムをご利用下さい。(経済産業省 – 3R政策より引用)
※引用元ページはすでに削除されています。
しかしその後、平成25年4月1日に小型家電リサイクル法が施行され、一部のリサイクルショップや、公民館などの自治体の施設でも回収が行われるようになっています。
こういった歴史的背景により現状では、PCを製造したメーカーか一部のリサイクルショップ。
自治体の一部施設で処分が可能です。
各自治体ごとにどこの施設で処分可能かどうかは、環境省の小型家電リサイクル回収ポータルサイトで調べることができます。
サイトにアクセスし、『品目絞り込み検索』で『PC』を選択してから下部にある『都道府県』を選択。
その後『検索』ボタンをクリックすれば、条件に合致したPCのリサイクルが可能な施設がリストアップされます。
PCを製造したメーカーに処分・回収を依頼する場合の対応
PCを製造したメーカーに処分・回収を依頼する場合は、メーカーによって対応方法が異なります。
そのため、まずはPCの製造メーカーさんに処分方法を確認し、その指示にしたがって手続きを進めてください。
たとえば富士通さんの場合では、ネット上で申し込みを行うと、エコゆうパック伝票が自宅に郵送されます。
その後郵便局の方にPCを取りに来てもらうか、郵便局に持ち込み、再資源化処理施設まで郵送されて処理完了、という流れとなっています。
参考:富士通パソコンリサイクル
日本で販売されている家庭向けPCの主なメーカーさんの処分・回収窓口は、以下のとおりです。
- NECパーソナルコンピュータ株式会社
- 富士通クライアントコンピューティング株式会社
- パナソニック株式会社
- 日立製作所
- 東芝クライアントソリューション株式会社
- DELL(デル株式会社)
- HP(日本ヒューレット・パッカード株式会社)
メーカーさんに処分を依頼する場合は、処分したいPCのメーカーさんを確認してから、上記処分・回収窓口で処分の依頼を行ってください。
リサイクルマークがPCに付いていれば、処分費用はかかりません!
平成15年10月以降に販売された家庭向けパソコンでは、以下のようなPCリサイクルマークが筐体のどこかに表示・貼付されているはずです。(10年以上前に発売されたPCでも貼付されているので、現在使われている家庭向けPCのほぼすべてに貼付されていると考えて良いでしょう。)
このPCリサイクルマークがPCに貼付されていれば、廃棄時に処分費用は不要です。
マークの付いたパソコンは、廃棄する際に新たな料金をご負担いただくことなく、廃棄いただけます。
PCリサイクルマークのついてないパソコン(平成15年9月までに購入された製品)は、回収再資源化料金をお客様にご負担いただきます。
これとは異なり、法人向けの業務用PCやサーバー製品では、PCリサイクルマークは貼付されていません。
したがって処分・廃棄時に、別途処分費用が必要となります。
自作PCなど、回収するメーカーなどがないパソコンの回収について
自作PCなど、回収するメーカーなどがないパソコンの回収については、一般社団法人 パソコン3R推進協会さんが有償で回収・処分をしてくれます。
この『回収するメーカーなどがないパソコン』には自作PCの他に、既に倒産している。
または、日本での業務を停止・撤退している海外事業社・メーカーさんが製造したPCも含まれます。
一般社団法人 パソコン3R推進協会さんに有償での回収・処分をお願いしたい場合は、以下ページから手続きを行ってください。
PCを売却できる場合は、売った方がお得です!
さて、ここまでPCを処分・廃棄する方法について、以下3つの方法をご紹介しています。
- 自治体に処分してもらう方法
- 製造元メーカーさんに処分してもらう方法
- 一般社団法人 パソコン3R推進協会さんに処分してもらう方法
ですがこれらの方法で処分の手続きをする前に、検討してみてほしいお得な処分方法があります。
それはPCの売却です。
PCが不要となり処分・廃棄しようと思った理由は、さまざまだと思います。
中には、まだ正常に動作するものの、性能が不足する・もう使わなくなったなどの理由により、処分することもあるでしょう。
こういった正常に動作するPCの処分を考えている場合は、PCショップや家電量販店などで展開されているPCの買取サービスの利用をぜひ検討してください。
PCの買取サービスを利用してPCを売却すれば、処分費用がかからないのはもちろんのこと。
数千円~数万円程度の売却益を得ることができます。
※PCリサイクルマークがない、正常動作しないなど、PCの状態によっては処分費用がかかることがあります。また買取価格はPCの状態(キレイさ)や性能によって大きく異なります。
お住いの地域にPCの買取サービスを展開しているお店があれば、ぜひ持ち込んでの売却を検討してみてください!
はるるが使っているPCは自作PCなので、廃棄時はいつも自宅の近所の買取サービスをやっているお店に持ち込んでいるんですが、毎回数万円程度の金額で売却できており、とても助かっています。
また近所にそういった店舗がない場合や持ち込みが面倒な場合は、以下のようなネット買取サービスを利用されると良いでしょう。
ソフマップドットコムさんの買取サービスでは、パーツ単位での買い取りも行っています。
そのためパーツの交換により不要になったPCパーツも、買い取っていただけます。
また自作PCについても、パーツ買い取りを行ってくれているので、自作PCを使っている方も、利用を検討してみてくださーい!