29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

PCパーツは多少高くても日本正規代理店品を買った方が良いの?

      2017/09/09

先日、人生で2回(台)目の自作PCの組み立てのために、パーツ選びをしていた友人からこんな質問が。

PCパーツは多少高くても日本正規代理店品を買った方が良いの?

何でもこの友人、ネット上でマザーボード選びのために情報収集していたところ、PCパーツには日本正規代理店品とそうでないものがあることに気付いたそうで。
そして日本正規代理店品でない場合、しっかりとした保証が受けられないんじゃないか?

1台目のPCのパーツ選びの際には、こんなことを知らなかったのでまったく気にしていなかった。
実際のところはどうなのか?

というようなことを疑問に思ったようです。

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そこで今回はこの点についてご紹介したいと思います。

はじめに

本エントリーでは、自作PCパーツのメーカーさんの保証やサポート内容、またパーツを販売しているPCショップの保証・サポート制度についてふれています。

ただPCパーツの開発メーカーさんはたくさんあり、それを販売するPCショップなどの会社さんも多数存在し、当然保証・サポート内容もそれぞれに異なります。
さらに同じメーカーさんであっても、マザーボードとグラフィックボードでは保証・サポートを提供する代理店が異なることもあり、保証・サポート内容はさまざまです。

そのため本エントリーで記載した内容がすべてのPCパーツ、メーカーさん、PCショップの保証・サポートにあてはまるわけではないこと、あらかじめご了承ください。

また具体例として提示しているメーカー・製品の内容ついても、本エントリー執筆時点(2016年9月)の情報であり、将来的に変わってしまう可能性がありますこと、重ねてご容赦ください。

PCパーツには、日本正規代理店品とそうでないものがあります!

冒頭、友人が言っていた『PCパーツには日本正規代理店品とそうでないものがある』という話ですが、事実です。

日本正規代理店品とは?

現在自作PCのパーツメーカーさんの多くは、外国に本拠を置いています。
そして、日本での販売や修理・問い合わせ対応などのサポート業務を日本の会社さんに委託しているパターンがかなり多いです。

この『日本での販売や修理・問い合わせ対応などのサポート業務を委託された会社』さんは日本正規代理店と呼ばれており、日本正規代理店が日本向けに販売している商品は、日本正規代理店品や正規品(日本正規代理店品の省略)、正規輸入品などと呼ばれています

たとえばマザーボードやグラフィックボード製品を開発していることで有名なGIGABYTEさんの『マザーボード』の場合、以下のように株式会社リンクスインターナショナルさんと旭エレクトロニクス株式会社さんがGIGABYTE正規代理店となっています。(2016年9月現在の例。今後変わる可能性があります。)

※GIGABYTEさんでは、製品カテゴリーごとに正規代理店が異なります。以下は『マザーボード』の例です。

gigabyte-support

(GIGABYTE –  保証についてより引用)

ちなみに日本正規代理店品の場合、以下のように一目で分かるようにシールが貼付されているメーカーさんもあります。

maximum-8-hero-1

このマザーボードは、ASUS MAXIMUS VIII HEROというモデル。

ASUSさんの製品ですが、日本正規代理店の1つであるテックウインドという会社さんがサポート業務を担当しており、各種サポートはこのテックウインドさんに受けることになります。

maximum-8-hero-2

並行輸入品とは?

日本正規代理店品でない日本で販売されている外国製の製品は、並行輸入品と呼ばれることが多いです。

この『並行輸入品』、もしかして違法な製品なんじゃ…と思われるかもしれません。

たしかに並行輸入品の中には、海外では違法でないものの、日本では違法になってしまう製品もゼロではないそうです。
たとえば無線LAN製品の中には、日本では違法となってしまう強い電波を出す製品もあると聞いたことがあります。(実際のところどうなのかは不明です。)

ただ大多数の商品は違法ではなく、あくまでも日本正規代理店品と区別して並行輸入品と呼ばれているだけでしょう。

そして日本正規代理店品が日本正規代理店が直接メーカーさんから調達・日本に輸入しているのに対して、並行輸入品では外国で一般に流通している製品を個人、またはショップが購入・輸入して日本で販売しています。
また並行輸入品の中には、外国の代理店から日本のショップが購入して販売しているケースもあるんだとか。

ちなみに大手ネット通販サイトAmazon(マーケットプレイス)さんでは、マザーボードやグラフィックボードなどのPCパーツについて、『正規代理店品』・『日本正規代理店品』・『並行輸入品』と書いてある場合もありますが、特に記載がないことの方が多い印象です。

並行輸入品を購入するメリット

なんとなくなんですが、日本正規代理店品と並行輸入品と聞くと、日本正規代理店品を購入した方が良さそうな気がする、という方も多いでしょう。
ですが並行輸入品には、日本正規代理店品にはないメリットがあります

安い!

並行輸入品の方が、日本正規代理店品よりも安いことがあります。

たとえば発売からまだ間もないハイエンドグラフィックボードなんかは、日本正規代理店品よりも並行輸入品の方が1~3万円前後安い!!!
なんてこともよくある話です。

ただ100%そうかというと決してそうではなく、Amazon(マーケットプレイス)さんでは並行輸入品の方が格段に高いケースも度々見受けられるので、一概には言えないんですけどね。

日本で販売されていない製品を手に入れられる!

たとえばこちらのマザーボード、ASUS X99-E WS/USB 3.1というモデルなんですが、この商品は2016年9月現在日本ではまだ販売されていません

x99-ws-usb3-1

日本ではASUS X99-E WSという、おそらくはASUS X99-E WS/USB 3.1のUSB 3.1が付いていないモデルはだいぶ前に発売しているんですが…。

こういった日本正規代理店の取り扱いがまだなく、日本未発売の商品を手に入れられるのは、並行輸入品ならではのメリットと言えるでしょう。

余談ですがこのASUS X99-E WSやASUS X99-E WS/USB 3.1、NICが2枚ある点が便利です。
価格が6~8万円前後と高いのが難点ですが、他にPCI Expressが7スロットあったり、電源まわりが強化されていたりと、かなり遊べるマザーだと思います。

ただメモリー関連がちょっとシビアで、メモリーを8枚接続しているときは、定格クロック(メモリーをオーバークロックしていない状態)であってもメモリーの認識が怪しい時がありました。
この場合には、システムエージェント(VSA)の電圧を少し上げてあげるとうまく認識するかもしれません。

以上、簡単ではありますが、PCパーツの日本正規代理店品と並行輸入品について。

そして冒頭の『PCパーツは多少高くても日本正規代理店品を買った方が良いの?』という疑問ですが、はるるは以下のように考えています。

日本語での情報やサポートを期待するなら、日本正規代理店品を買った方が良い!

まず前提として、『日本正規代理店の取り扱いがまだなく、日本未発売の商品』が欲しいのであれば、日本正規代理店品の購入という選択肢はなく、並行輸入品を買うほかありません。
日本正規代理店の取り扱いがまだなく、日本未発売の商品なんですからやむを得ません。

また1円でも安くPCパーツを調達したい!
という場合に最安値が並行輸入品であるなら、これも並行輸入品を買うほかありません。

ただ並行輸入品を買う場合、以下の点について承知の上で購入しないと後で後悔するかもしれません。

日本未発売の並行輸入品を購入した場合、日本語の情報はないと思った方が良い!

これは当然といえば当然なんですが、日本未発売の並行輸入品を購入した場合、日本語の情報はない、またはあったとしても非常に少ないと思ってください。
なにしろ日本未発売の製品なわけで、日本語が分かる方の使用数が絶対的に少なく、さらに日本語での情報発信もほぼないと思って間違いないでしょう。

そのため何かトラブルが起き、同様の事例から解決策を調べようとした場合、あるいはUEFI BIOSの適切な設定値が分からない場合など、その製品についての情報が必要なシーンでは、海外のフォーラムやブログサイトの情報をあたる必要があります。

もちろんGoogle 翻訳の力を借りればなんとなく言いたいことは分かります。
ただ細かいニュアンスや正確な情報をつかむのは難しいこともありますし、何よりいちいち翻訳する手間がかかって面倒です。

したがって英語が苦手な方の場合、有益な情報を見つけることができない場合もあるかもしれません。

はるるは仕事柄、マイクロソフトさんのKB(Microsoft Knowledge Base)の英語原文を読むことが頻繁にあるので抵抗感はそれほどありません。
それでも検索結果の上位に日本語のサイトと英語のサイトがあったら、やはりまずは日本語のサイトを見ちゃいますし…。
(マイクロソフトさんのKBは機械翻訳なので、誤訳やニュアンスが違うことがあるため、英語原文を読んだ方が正確な情報を得られます。)

正直に言って、日本語の情報が多い方が助かります。

並行輸入品の場合、PCパーツに日本語のマニュアルが入っていないことがあります!

並行輸入品の場合、PCパーツに日本語のマニュアルが入っていないことがあります。(もちろん日本未発売の場合は当然なんですが、複数言語で書かれているマニュアルであっても日本語のマニュアルがない場合もあります。)

ですが日本正規代理店品の場合、かなり高い確率で日本語のマニュアルが入っています。
そのため日本語のマニュアルが必要な方は、日本正規代理店品を購入した方が安心でしょう。

ただこれも100%そうかというとそうではなく、日本正規代理店品であっても日本語のマニュアルが入っていない場合もあります。

さらに並行輸入品を購入した場合であっても、同じ商品が日本で販売されていれば、メーカーのwebサイトから日本語マニュアルをダウンロードできることがあります。
この場合には日本語のマニュアルを手に入れられるので、事前にこの点を確認しておくのも良いでしょう。

並行輸入品の場合、サポートを受ける際に英語での問い合わせが必要になることも!

このエントリーを書いている時期に偶然にも、先にご紹介した日本未発売の並行輸入品のマザーボード、ASUS X99-E WS/USB 3.1について、大したことではなかったんですが少しだけ気になることがあったので、メーカーのサポートを受けようと思っていることがあったんです。

そこでASUSさんの場合、『並行輸入品のサポートは購入した国のサポートが受け持つ』というのは知っていたんですが、そうは言っても素晴らしい企業であるASUSさん。

問い合わせをすれば快く答えてくれるんじゃないの?
こう思って、日本のサポート窓口(日本正規代理店でなくASUSさんのサポート窓口)の問い合わせフォームから、問い合わせをしてみることに。

するとこんなドライなお返事が。

この度はお問合せいただき誠にありがとうございました。
ASUSサポートセンターより回答させていただきます。

サーバーメインボード製品のアフタサポートは、日本国内では弊社の販売代理店にて対応させていただいております。

しかしながら、ご提供のシリアル番号「XXXXXXXXXXXX」をこちらにて確認させていただいたところ、お手持ちのサーバーメインボードは海外モデルで、購入地はアメリカとなっております。
そのため、今回お問い合わせの件につきまして、大変畏れ入りますが、アメリカのサポートセンターまでお問合せをいただけますようお願い申し上げます。

中略

※ご質問内容を英語で入力してください。

※Country項目に「United States」を選択してください。「Japan」を選択すると、お客様のメールはASUS Japanに送信されてしまうため、予めご了承ください。

以下省略

(ASUS – ASUS カスタマーサービスのお返事より引用)

※本件、ASUSさんは何も悪くありません。
並行輸入品でサポート対象でない製品についてサポートを要求したはるるが悪いのです。
ASUSさん、サポート外製品について質問して申しわけありません。
ですがたくさんASUSさんの製品を購入しているので、今回だけはご容赦ください!
これからもASUSさんの製品をたくさん買います!

話は少しそれましたが、このマザーボードは日本のとあるネット通販サイトで購入したもの。
おそらくはそのPCショップがアメリカで流通している製品を直接購入したか、またはアメリカの代理店から購入・調達したものを日本で販売、それをはるるが購入した、という流れなんでしょう。

そして注目すべきは『ご質問内容を英語で入力してください』という部分。

並行輸入品の場合、サポートを受ける際に英語など、日本語以外の言語での問い合わせを要求される場合がある、ということです。

はるるもそうなんですが、英語をある程度読むことはできるけれど、書いたり話したりすることはまったくできない、という方も多いと思います。

これもGoogle翻訳を使えば、それっぽい文章を作って問い合わせすることはできるのかもしれません。
ですが現状を正確に伝え、的確なサポートを受けられるのかどうかはちょっと微妙です。

そのため日本語でのサポートを希望する場合、日本正規代理店品を購入すると良いでしょう。
日本正規代理店品の場合、日本正規代理店がサポートを担当することがほとんどなので、日本語での問い合わせが可能であることも多いです。(ただこれも100%ではないのかもしれません。)

並行輸入品であっても、購入店がサポートしてくれることもあります!

ここまでの説明を読むと、並行輸入品では日本語での対応はまったく期待できないような印象を受けしまうかもしれません。
ですがしっかりとしたPCショップで購入した並行輸入品であれば、そのサポートを購入店が行ってくれることもあるため、並行輸入品であっても日本語によるサポートを受けられる場合もあります。

そのためサポートの評判の良いPCショップで購入するのであれば、サポートの言語面について、日本正規代理店品か並行輸入品かどうかは、さほど気にしなくても良いことかもしれません。

並行輸入品の場合、メーカー保証を受けられない場合がある!

並行輸入品を購入する上でもう一つ大きな注意点があります。
それは日本正規代理店品であれば受けられるメーカー保証を並行輸入品では受けられないことがある、という点です。

通常日本正規代理店品であれば1~3年程度、長いものであれば5年程度のメーカー保証が設定されています。
ところが並行輸入品では、このメーカー保証が適用されず、購入したショップの保証のみとなる場合があります。
そしてその保証は、メーカー保証よりも期間が短いなどの違いがあることも。

これについても購入するPCショップの保証制度がしっかりしていれば、日本正規代理店品か並行輸入品かどうかは、あまり気にしなくても良いことかもしれません。

価格があまり変わらないのなら、日本正規代理店品を買っておいた方が安心!

日本正規代理店品と並行輸入品には、どちらにもメリットとデメリットがあります。
ただトラブル時のサポートや保証面では、日本正規代理店品に軍配が上がることが多いと思うので、価格があまり変わらないのであれば、日本正規代理店品の購入が安心でしょう。

そして大きく並行輸入品の方が安いのであれば、購入前にメーカーや購入店の保証・サポートの対応はどうかなど、よく検討の上での購入をおすすめします。

またPCショップによっては、並行輸入品を並行輸入品と表記せずにネット通販サイトで販売しているケースがあります。
これはPCショップ側が十分な保証・サービスを提供するので問題なし、としているために書いていない場合がほとんどだと思います。(そうでない場合もあるのかもしれませんが…。)

ですが日本正規代理店品を購入したい方は、事前にショップ側に問い合わせて確認しておけば確実です。

以上、今後の自作PCのパーツ選びの際の参考になさってください。

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