29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

推薦入試での進学は卑怯?ズルい?そんなことはありませんよ!

      2017/09/09

先日、外出のためにバスに乗っていた時のこと。

はるるの前の座席には、2人の女子高生が座っていたんですが、片方の子(仮にA子さんとする)が突然声を荒げて、もう一方の子(B子さんとする)に対して怒りはじめたので、ビックリ。
どうしたんだろうかと思って、話を聞いてみると、こんな様子でした。

推薦入試を受けるなんて卑怯だよ!

A子『それにB子なら、もっと上の大学を狙えるんだし、もったいないよ!』

B子『私はXX大学に行きたいと思っている。それで指定校(推薦)が取れそうだし、推薦を受けるつもり。』

A子『せっかく予備校に通っているんだし、ちゃんとテストを受けて、もっと(学力が)上の大学を目指そうよ!推薦入試をうけるやつなんて、テストを受けることから逃げた卑怯者だよ!』

B子『え…、でも、ちゃんと推薦だって、試験を受けて合格するわけだし…。合格は合格でしょ。』

A子『だとしても、卑怯者だよ…。それでいいの?大学入試から逃げたってずっと後悔することになるんだよ?』

B子『うん…、もう少し考えてみようかな…。』

A子『そうしなよ!絶対その方がいいよ!』

スポンサーリンク

その後二人の話題は変わってしまい、しばらくしてはるるはバスを降車したので、最終的にどういう結論となったのかは分かりません
ただこの話を聞いて、同じようなことを学生時代に友人や学校の先生たちに言われたなぁ、なんて懐かしく思いました。

というのも。

推薦入試で進学しています

実ははるる自身、高校、大学と推薦で進学しており、A子さんの言うところの『ちゃんとテストを受けて』いない人です。

そしてB子さんと同じように、友人から推薦入試を受ける奴は卑怯者だ!
というようなことを言われたこともありますし、学校の先生からもっと上の大学を目指すべきだ!と言われたこともあります。

だからB子さんの気持ちはよく分かります。

きっとB子さんは、せっかく志望校の指定校(推薦)が取れるのに、どうして皆反対するんだ、しっかりとテストを受けるべきだ!(もっと学力が上の大学を目指すべきだ!)
と言うのだろうか、なんて考えているんじゃないでしょうか。

はるる自身、高校受験をひかえた中学三年生のころ、そして大学受験の年である高校3年生のころに、同じようなことを考えていました。

ただ自分なりにいろいろと考え、悩んだ結果、高校と大学のどちらでも推薦入試を受験して合格・進学しています。
それからすでに10年以上経っていますが、はるるは推薦入試を受験して進学したことをまったく後悔していません

そこで今回は、B子さんや以前のはるると同じように、推薦入試を受験しての進学をぼんやりと希望しているが、周囲の反対にあって迷っている。
そんな方向けに、実際に高校・大学に推薦入試で進学したはるるの考えをご紹介します!

推薦入試とは

本題に入る前に、少し推薦入試の仕組みについて、ふれておきたいと思います。

といっても、はるるがこれらの入試を受験した時からすでに10年以上経っており、当時と現在とでは、学校での評価方法や入試制度そのものが変わっている可能性があること。
またこれら評価・入試制度は地域によっても異なるかもしれません。

そのためはるるが学生当時に実際に受験した内容をご紹介しますが、あくまでも参考程度にお考えください。
※公立高校では、以前は推薦入試が行われていたが現在は実施していない自治体がある、といったように、入試制度そのものが大きく変わっています。

推薦入試全般について

通常高校や大学の入学試験(一般入試)では、受験先の学校が決めている所定の科目(国語や数学など)の試験を受験し、その結果と中学や高校の成績をふまえ、総合的に合否を判断します。

これに対して推薦入試では、出身校からの推薦を受けた学生に対して、一般入試では必要であった所定の科目の試験をすべて免除、または科目数を減らしての受験となることが多いです。
そして所定の科目の試験をすべて免除だが、その代わりに面接や論文を書く試験が実施されることもあり、それらの結果と中学や高校の成績から総合的に合否を判断します。

また一般入試に比べて早めの時期に実施される傾向にある、といった特徴があります。

一部の学校では、出身校からの推薦が不要な自己推薦入試という制度が実施されている学校もあります。
この制度では、出身校からの推薦書は必要ありませんが、その代わりに自己推薦書を用意する必要があるそうです。

尚、通常推薦入試では、中学や高校の成績に対して一定以上の水準である、といった基準が設けられているのが一般的。
そのためこの水準を満たしていない学生は受験することができません。

そして中学や高校の成績とは、受験直前の成績ではなく、中学や高校全体での成績のため、3年生の時にだけ良い成績をとったとしても、1~2年生での成績が悪いと、全体での成績が悪くなってしまいます。
したがって推薦入試を利用して受験する場合、中学・高校の1~2年生時点での成績も重要です。(3年生の時に成績が下がる可能性もあるので、1~2年生時点で受験校の要求する水準以上の成績をとっておくと安心。)

公立高校の推薦入試について

はるるは公立の中学校に通っており、中学時代の成績が進学したいと考えていた公立の高校の要求する水準を満たしていたため、推薦入試を受験。

実際の試験内容は20分ほどの面接試験のみで、志望動機やこれまでに頑張ってきたこと、高校でやりたいことについて聞かれたように記憶しています。(一般入試で課される所定の科目の試験は免除)

この推薦入試は、後述する指定校推薦とは異なり、受験 = ほぼ合格が確約されている、というわけではありません
そのため推薦入試を受験しても、不合格となる学生もいました。

私立大学の指定校推薦入試について

その後高校3年生になったはるるは、私立大学の指定校推薦入試を受験。
これも、高校時代の成績が進学したいと考えていた大学の要求する水準を満たしていたためです。

試験の内容は90分程度の小論文試験で、課題として提示された文章について、あなたの意見を述べなさい、というような内容だったと思います。
この時も、一般入試で課される所定の科目の試験は免除でした。

指定校推薦入試には、他の推薦制度といくつか異なる点があります。

受験可能な高校がかぎられている

指定校推薦入試は、大学や専門学校などが特定の高校に対して、推薦枠を与える制度です。
そして指定校推薦入試を受験可能なのは、この推薦枠をもった学校の学生のみとなります。

この推薦枠を与えられていない学校の学生は受験することができません。

滅多なことでは不合格にならない

これが他の推薦制度との一番大きな違いかもしれません。

基本的には、指定校推薦入試を受験した学生さんは、よほどのことがないかぎりは不合格になることはありません
ただ一部の公立大学では、そのかぎりではないとか。

辞退は難しい

指定校推薦という制度は、大学と高校側の信頼関係で成り立っている制度であり、合格後に辞退してしまうと、翌年以降その高校に対して大学側が推薦枠を与えない、といった問題が起こる可能性があります。

そのため後輩に迷惑がかかるので、絶対に辞退や悪い行いをしないように、受験の際に高校の先生から強く指導を受けるはず。
こういった事情から、指定校推薦を受験して合格後、別の大学を受験・その学校に進学するのも避けた方が良いでしょう。

したがって受験前に、その学校の指定校推薦入試を受験するかどうか、よく考える必要があります。

以上がはるるが実際に受験した推薦入試の概要です。
ではいよいよ本題に入りましょう。

冒頭のA子さんが言っていた『推薦入試を受ける(・それによる進学)なんて卑怯だよ!』という話ですが。

推薦入試の受験・それによる進学は、卑怯ではないし、ズルくもありませんよ!

はるるが実際に受験した高校入試で行われている推薦入試も、大学で行われている指定校推薦入試も、そしてその他公募推薦入試なども、すべて入試制度の中でしっかりと決められている入学試験・選抜方法です。

だから推薦入試を受験・それによる進学は、卑怯なことではありませんし、ズルいことでもありません

所定の科目(国語や数学など)の試験を受験する一般入試で合格して入学された方と同じく、入試制度の中でしっかりと決められている入学試験・選抜方法で合格し、入学しているわけですから。

これがもし替え玉受験だとか、親類のコネや賄賂による不正な合格であったなら、卑怯だ!ズルいぞ!
と言われても、仕方ないとは思います。(というか、何かの法律に違反するのかもしれません。)

ですが推薦入試では、しっかりと入試制度にのっとって受験、そして合格して入学しているわけで、なんら問題はありません。

胸を張って良いんです。
私は大学入試(センター試験や所定の科目の筆記試験など)から逃げたんだ、楽な道を選んだんだ…。
なんて卑屈になったり、自分を攻めたりする必要は、まったくありませんよ!

なぜ卑怯だ!とかズルい!と言われてしまうのか

はるるはこれについては、言われる側だったので、言う側の気持ちの本当のところは分かりません。

ただ、その理由の一つに『ねたみ』があるんじゃないかと思います。

先にも書いたとおり、通常推薦入試では、所定の科目(国語や数学など)の試験がすべて、または一部免除されます。
これにより、受験の際の心理的・肉体的な負担感が減ります。

また推薦入試は、一般入試に比べて早い時期に行われ、合格していれば早期に受験が終わります。

そのため基準を満たせないなどの理由で推薦入試を受験できない方からすると、これらの点が羨ましく、そしてねたましく感じ、それが転じて推薦入試 = 卑怯だ!ズルい!
となってしまうのではないでしょうか。

ズルい!と言われても仕方がないケースもある

入試制度の中でしっかりと決められている入学試験・選抜方法で合格し、入学しているのだから、推薦入試の受験・それによる進学は、卑怯ではないし、ズルくもありません!
というのが、はるるの意見です。

ただ正直に言いますと、ズルい!と言われても仕方がないケースもあると思います。
それは以下のようなケースです。

2人の学生(Cさん、Dさん)がいたとして、通っている中学校や高校が異なり、両者間の学力差があるとします。
この場合、学力の高い学校に通っている子(Cさん)が推薦入試を受けられず、学力の低い学校に通っている子(Dさん)が、Cさんの志望校の推薦入試を受験できる、といった事態が起こることがあります。

本当はDさんよりCさんの方が学力が高くても、です。

これは、Cさんの周囲の学生さんの学力が高いことから、Cさんの評価が下がってしまいやすいために起こります。(良い成績を取りにくくなる。)

このケースでは、CさんがDさんに向かってズルい!と言いたくなってしまう気持ちはよく分かります。
仮に両者の学力以外の(人物としての)評価が同じであるとすれば、本来はCさんも受験可能であるべきですから。

逃げている!もっと上を目指せるはずだ!という意見について

推薦入試による受験を伝えると、『それは逃げだよ』とか、『もっと上を目指せるはずだ!』というアドバイスをもらうこともあるかもしれません。
もちろん誠実に考えた上でのアドバイスであることが多いですが、時としてそうではないケースもあるんです。

それには、たとえば以下のようなものが挙げられます。

ねたみによるもの

これはクラスメイトなど、同じく受験を控えている友人から言われる場合のパターンに多いと思います。

自分よりも先に受験を終えて楽になるなんて、気に入らない!ズルい!
という気持ちから、ついつい言ってしまうこともあるでしょう。

進学実績を気にしてのこと

学校の進路指導担当の先生や、塾・予備校の先生から、こういったアドバイスをいただく場合、進学実績を気にしているケースも考えられます。
これは、進学実績がその学校や予備校の翌年以降の募集・集客に影響するため。

はるるの場合、高校の時の進路指導担当の先生には、放課後に何度も呼びだされて説得されています。

その時の話の中で、進学実績にも関わるし、もう一度考えなおしてみないか、という話がありました。
ただ先生が提示した学校は行きたい学校ではなかったため、説得には応じていません。

『逃げ』ではなく、『戦略』と考えると良いかも

一般入試では、所定の科目(国語や数学など)の試験で高得点を取れば、中学や高校全体での成績が多少悪くても、それをカバーして難関校に合格できる可能性があります。

それに対して推薦入試では、中学や高校全体での成績が重要視されるため、それが悪ければ難関校に合格できる可能性はかなり低くなります。(というか、基準を満たしていなければ、受験する機会を得ることすらできません。)

そのため推薦入試を受験する際には、受験校のランクを(第二・第三志望校に)下げて受験するという考え方もあります

この考え方や、一発勝負となる所定の科目の受験を免除・軽減するために推薦入試を受験することを、『逃げ』ととらえる向きがあるのは事実です。

ただこれは、所定の科目の試験を受けて落ちてしまい、本当は行きたくない学校に通うことになる、またはどこにも進学できない!
なんて事態を防ぎ、一番行きたい学校ではないけれど、推薦入試で第二志望の学校に安全に(不合格になるリスクを減らして)進学しよう!
という『戦略』でもあるんです。

だからそれは『逃げ』だよ!と言われて、推薦入試の受験を迷っているのであれば、『これは戦略なんだ!』と考えてみると良いかもしれません。

本番や一発勝負に弱い!という方には、推薦入試がおすすめ!

中には、練習ではうまくできるのに、本番や一発勝負となると途端にうまくできなくなる、なんて方もいらっしゃると思います。

そんな方にこそ、中学や高校全体での成績を重点的に評価してくれる推薦入試はおすすめです。
そしてその中でも、滅多なことでは不合格とならない指定校推薦は特におすすめできます。

だからもし本番や一発勝負に弱いのであれば、受験の年だけでなく、1~2年生時にもしっかりと勉強し、中間考査や期末考査で高得点をとり、高い成績をとっておくことも戦略でしょう。
そうしておけば、推薦や指定校推薦での受験が可能となるわけですから。

ただ推薦入試といえど、面接や小論文などの試験があることが多く、まったく試験がない(書類選考だけ)ということはあまりありません。
これらについては、もちろん練習をしなければいけません。
ですがそれでも、所定の科目(国語や数学など)の試験を受験する一般入試に比べれば、はるかに負担は少ないはずです。

ただ冒頭にも書きましたが、はるるがこれらの入試を受験した時からすでに10年以上経っており、当時と現在とでは、学校での評価方法や入試制度そのものが変わっている可能性があります。
またこれら評価・入試制度は地域によっても異なるかもしれません。

はるるが学生当時に実際に受験した内容から、本番や一発勝負に弱いという方には、推薦入試がおすすめだと感じており、そのように書いています。
ですが現在の入試制度では、また違っているのかもしれません。

そのため受験を検討しているのであれば、試験の内容についてしっかりと確認の上、受験していただければと思います。

進学後に、推薦組は学力が低いと言われることについて

先にも書いたとおり、推薦入試は一般入試に比べて早期に受験が終わります。
そのため受験が終わった後は、アルバイトをはじめるなどして勉強を疎かにしたり、遊びほうけてしまう方もいらっしゃいます。(アルバイトをする、遊びほうける = 悪いという意味ではありません。)

こういった背景から、推薦組(公募推薦や指定校推薦で入学した方のこと)は学力が低い、というようなことを言われることがあります。

これについては個人差があり、なんとも言えません。
ただはるるの場合では、おそらくそのとおり、です。

はるるは指定校推薦で志望校に合格したため、一般入試を受験された方よりもかなり早期に受験が終わっています。

また『指定校推薦をとれた = 合格確実』と考えていたため、高校内の学内選抜(誰にどの大学の指定校推薦枠を与えるかという選抜)で指定校推薦枠をとれた時点で、以前から働いていたアルバイト先での勤務時間を大幅に増やしました。

そしてはるるがアルバイト先で働いている最中に、一般入試を受験する高校の同級生や同じ大学に通うであろう将来の同級生の方は、その間も当然勉強していたわけで。
だからはるるに関しては、おそらく一般入試で受験して合格された方よりも、入学時点での学力は低かったことでしょう。

ですが推薦入試で合格された方でも、その後も将来を見据えて勉強し続けている方もいるでしょうし、その人次第、なんじゃないでしょうか。

また以下のような調査結果もあるので、一概に『推薦組は学力が低い』というわけではありません。

早稲田大学の評価報告書では、政治経済学部において指定校推薦入試で入学した学生の学力が全入試形態の中でトップであることを指摘し、優秀な学生の確保に推薦入試が重要な役割を果しているとしている。

(Wikipedia – 推薦入学より引用)

志望校の推薦入試が利用できるなら、積極的に利用すべき!

推薦入試については、人それぞれさまざまな考えがあると思います。
ただ、もし志望校の推薦入試が受験できるのであれば積極的に利用すべきだ、というのがはるるの考えです。

その方が志望校に合格できる可能性が上がる(推薦がダメでも一般で再チャレンジ!というように受験のチャンスが増える)わけですし、受験をして損をすることも、志望校であればまずないでしょう。

ですがまったく興味がないし、第二、第三希望というわけでもない。
でも楽ができるし、この学校の推薦入試が利用できるから、ここでいいかなぁ。
という考えでの受験は、あまりおすすめしません。

これは入学後に実際に通ってみて、この学校は何か違う、学びたいことがまったく学べない、といった問題が起こりやすいためです。
志望校ではないので、こういった思いが起こりやすいのは、当然でしょう。

どの高校や大学に進学するかは、その後の人生に大きな影響を与えます。
そのため後で後悔せずにすむように、将来何をしたいのか、そのためにどこで何を学ぶのか、これらについてぜひしっかりと考えてみてください。

そしてその結果、進学したいと思えた高校や大学(志望校)を受験する上で、推薦入試が利用できるのであれば、積極的に利用を検討されると良いと思います。

以上、実際に高校・大学と、推薦入試を受験して進学したはるるの意見となります。
これから推薦入試を受験しようか、どうしようか、と迷っている方の参考に少しでもなれば幸いです。

スポンサーリンク

 - 生活

ピックアップ コンテンツ&スポンサーリンク

関連コンテンツ