29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

車のエアコン 内気循環と外気導入、普段はどちらを使えばいいの?

      2018/04/24

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1週間ほど前に後輩くんと車で遠方に出張に行った時のことです。
その日は偶然にも、社用車がすべて別の用事で使われていたため、久しぶりにレンタカー屋さんで車を借りることに。

そしてレンタカー屋さんで手続きを済ませて車の助手席に乗り込むと、空調システムの内外気切り替えが内気循環になっていたんです。
そこではるるはすぐに内外気切り替えダイアルを操作して、外気導入に切り替えました。

するとそれを見ていた後輩くんがこんなことを。

普段は内気循環にしておいた方が良いんですよ!

車の空調システムでは、普段は外気導入にすべきもの、と思っていたはるるは、この後輩くんの発言にビックリ。

ただ後輩くんの強い口調に、今時の車ではそういうものなのかな。
なんて納得してしまい、その場は内気循環に戻して、そのまま出張先に向かったわけ。

ちなみにその時後輩くんは、普段は内気循環にしておき、換気したい時だけ、外気導入にするものなんです!
と力説していました。

ですがその後、出張先から帰ってきたはるるは、やっぱり普段は外気導入すべきなんじゃないかと思い、詳しく調べてみることに。

内気循環とは?外気導入とは?

普段はあまり車に乗らない、または車にあまり興味がないという方の場合、そもそも内気循環とか外気導入が良く分からない!
という方もいらっしゃるかもしれません。

そこでまずはこれらについてご説明します。

以下の画像は、はるるの愛車であるミラバン(L275V)のエアコンまわりを撮影したもの。(ミラバンに興味がある方は、超激安の軽バン!ダイハツ ミラバン(L275V) 購入レビューをご覧ください。)

ミラバン(L275V)のエアコン操作パネル周辺の様子

ミラバンはマニュアルエアコンのため、右上の温度調整ダイアルや右下の風量調整ダイアル、左上の吹き出し口切り替えダイアルを操作して、温度や風量を手動で調整します。

そして内気循環と外気導入は、右下の風量調整ダイアル内部にある、内外気切り替えダイアルを操作して切り替えます。

内気循環とは?

以下が内外気切り替えダイアルを内気循環に設定している状態です。

ミラバン(L275V)の内外気切り替えダイアルを内気循環に設定している状態

左下の車のマーク内部で矢印が循環しているような向きとなっていることから、内気循環であることが分かります。

この内気循環では、車の前方にある外気取り入れ口を塞ぐことにより、外気の取り入れが行われなくなります
そしてその結果、車の内部の空気と外気の入れ替え(換気)が少なくなり、内気(車内の空気)が循環している状態となります。

ただ外気取り入れ口以外にも、車の各所には隙間があります。
そのため内気循環に設定したとしても、まったく換気が行われなくなるわけではありません

外気導入とは?

外気導入とは、内気循環では塞いでいた車の前方にある外気取り入れ口を開放することで、そこから外気を取り入れ、車の内部の空気と外気の入れ替え(換気)を積極的に行う状態です。

ミラバン(L275V)の内外気切り替えダイアルを外気導入に設定している状態

ミラバンでは、上記画像右下のマークのように、車の外部から矢印が車内に入っている様子を使って、外気導入状態であることを表現しています。

内気循環の特徴

内気循環には、以下のような特徴があります。

エアコンや暖房の効きが良くなる

自宅でエアコンによる冷房や暖房を使用する時は、ドアや窓を閉めきって使用しますよね。
そうしないと、せっかく冷房で冷やした冷たい空気や、暖房で暖めた暖かい空気が外気と入れ替わってしまい、効果が発揮されません。

これと同じことが車のエアコンや暖房使用時にも起こります。

つまり外気導入時に比べ、内気循環の状態で車のエアコンや暖房を使用した方が効率が良く、効きも良くなります。

排気ガスなどの汚れやニオイが車内に入りにくくなる

内気循環では、積極的に外気の取り入れを行いません。
そのため、渋滞中やトンネル内部の道路など、外気が排気ガスで汚れている場合には、内気循環にしておくことで、排気ガスの汚れやニオイが車内に入りにくくなります。

花粉が車内に入りにくくなる

これは排気ガスと同じ理由によるものですが、内気循環に設定しておくことで、花粉を車内に取り込みにくくなります。
特に2~5月前後の時期に花粉症でお悩みの方には、ありがたいことだと思います。

燃費が良くなる

車の場合、暖房の使用は燃費への影響が少ないと言われています。
それに対してエアコンの使用は、燃費に大きな影響があります。

これはエアコンの動作の際にコンプレッサーという機材を動作させるためで、エアコンの動作時間が少ない、高めの温度で使用する = 燃費への影響が小さくなる傾向にあります。

先に書いたとおり、内気循環ではエアコンや暖房の効きが良くなるため、コンプレッサーの動作時間が減り、その結果燃費が良くなります。

外気導入の特徴

外気導入には、以下のような特徴があります。

換気効率が内気循環に比べて高い

これは言わずもがな。
常に外気を取り入れている外気導入では、当然内気循環に比べて換気効率が高いです。

車内のニオイを取りやすい(ニオイ物質を車外に出しやすい)

たとえば車内で誰かがオナラをしただとか、タバコを吸った場合、車内にニオイ物質が充満します。
外気導入であれば、内気循環に比べて換気効率が高いので、ニオイ物質を車外に出し、ニオイをはやく取る効果が期待できます。

窓の曇りを取りやすい

車の窓の曇りは、窓周辺の車内の温度と車外の温度の差により、窓にうっすら結露が起きている状態です。
そのためこの窓の曇り = 結露を取るには、窓の周辺の湿度を下げる、窓の周辺の車内と車外の温度を同じ状態にするのが効果的。

そもそも内気循環では、換気効率が低いため結露が起きやすく、また結露が取れにくい状態です。
それに対して外気導入では、高い換気効率により窓の曇りや結露が起きにくく、またそれが発生しても取れやすいのです。

したがって内気循環にしている時に、軽度の窓の曇りが発生した場合は、外気導入にするだけで取れることもあります。

酸素濃度の低下を防ぐ

人間は呼吸の際に酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出しています。
そのため換気効率が悪い状況下では、徐々に酸素濃度の低下と二酸化炭素濃度の上昇が起こります。

人間は酸素濃度が低いと眠気を催すことが分かっているため、長時間の内気循環による運転は外気導入の場合に比べて、居眠り運転を起こしてしまう可能性が高くなる、という説もあるんだとか。

車内のカビ発生を抑制する

湿度が高い場所や換気があまり行われない場所では、カビが発生しやすいですよね。
これと同じことが車でも起こるみたい。

特に内気循環にしている場合、換気効率が低いため、エアコン内部にカビが発生しやすいとのこと。

さて、ここまで内気循環、外気導入それぞれの特徴についてご紹介してきたわけですが、結局普段はどちらを使えば良いのかというと。

メーカーさんは、普段は外気導入を推奨している!

全部の車メーカーさんを確認したわけではありませんが、ネット上の情報によると、車メーカーさんの多くが、普段は外気導入を使うことを推奨しているようです。

たとえばはるるの愛車、ミラバン(ダイハツ工業が製造)のマニュアルにも、以下のようにはっきりと明記されています。

ミラバン(L275V)の取り扱い説明書に記載されている内外気切り替えダイアルに関する説明

外気導入

外気を導入している状態です。
通常はこの位置でお使いください。

(内外気切り替えダイアルの説明 – ダイハツ・ミラバン L275V マニュアルより引用)

実に明快かつはっきりと書いてありますね。

通常はこの位置でお使いください。

というわけで、普段は内気循環ではなく外気導入を使うべきであるというのが、車メーカーさん(ダイハツ工業)の回答です。

内気循環を使うと良いのはどんな時?

さて、普段は内気循環ではなく外気導入を使うべきである!
というのは分かったわけなんですが、そうなると内気循環はいつ使えば良いの?って思いますよね。

これについても、先のミラバンのマニュアルに書かれていたので、再度引用します。

ミラバン(L275V)の取り扱い説明書に記載されている内外気切り替えダイアルに関する説明

内気循環

外気をしゃ断している状態です。
トンネルや渋滞など外気が汚れているときや早く冷暖房したいとき、外気温度が高いときの冷房効果を高めたいときにお使いください。

(内外気切り替えダイアルの説明 – ダイハツ・ミラバン L275V マニュアルより引用)

以上のように、普段は外気導入にしておき、外気を取り入れたくない、または冷暖房を早く効かせたい時にのみ内気循環を使うと良い、というわけですね!

エアコンのモードによっては、外気導入との併用が推奨されているものも!

エアコンのモードによっては、外気導入との併用が推奨されているものもあります。

たとえばミラバンでは、吹き出し口切り替えダイアルの右と右下のモードでは、USE WITHという注意書きと一緒に、外気導入のマークが表記されており、外気導入との併用を推奨しています。

ミラバン(L275V)の吹き出し口切り替えダイアル

この2つのモードでは、車のフロントウィンドウの曇り取り(デフロスター)機能が動作します。
そのため外気導入と併せて使用することで、よりすばやくフロントウィンドウの曇り取りが可能になります。

またこれらのモードを使用しつつ、外気導入にしておくことで、フロントウィンドウが曇りにくくなる効果も期待できます。

これについてミラバンのマニュアルでは、以下のように書かれています。

 

ミラバン(L275V)の取り扱い説明書内でのUSE WITH表記についての説明

(アドバイス USE WITH – ダイハツ・ミラバン L275V マニュアルより引用)

内気循環と外気導入を使い分けて、快適なドライブを!

今回ご紹介したように、内気循環と外気導入には、それぞれメリットとデメリットがあります。
そしてそれぞれをしっかりと把握し、シーンによって使い分けることで、より安全で快適なドライブを楽しめるはずです。

ぜひ今後の車の運転の際の参考になさってくださーい!

補足:車のエアコンの嫌なニオイ対策について

車のエアコンから、酸っぱい臭いや湿気っぽい臭い、カビっぽい臭いなどの嫌なニオイが発生することがあります。

これが発生しないようにする簡単な対策方法を別途、車のエアコンの嫌な臭いが発生しないようにする簡単・おすすめな方法で書いているので、興味がある方はぜひ併せてご覧ください!

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