29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

食器にラップをかけて使えば、水道代の節約になる?

      2018/04/22

積み重なっているお皿

先日、ラップをネット通販で購入しようと、検索エンジンで検索していた時のこと。
検索結果を下にスクロールしていると、とても興味をひかれるタイトルを発見。

どんなものかというと。

ラップを食器にかけて使えば、水道代の節約になる!』というようなもの。

これは気になる!
というわけで、さっそく調べてみました。

ラップを食器にかけて使えば、水道代の節約になる理由

最初に目に留まったサイト以外にも、この件について言及しているサイトがいくつかありました。

ただどれも主旨はほぼ同じで、おおむね以下のようなもの。

  • ラップを食器にかけて使うことで、食器を洗わずに済む。
  • 食器を洗わずに済むから、水道代が少なく済む。
  • 使い終わったら、ラップをはがしてゴミ箱にポイ、これで終わり。
  • ただし、ラップを購入する費用が別途発生する。

根拠に基づいた結論が書かれていない

これらのサイトに、もう一つ共通する点がありました。

それは根拠に基づいた結論が書かれていない、ということ。

どう考えても、ラップの方がお得だよ!だとか、水道代の方が明らかに安いでしょ!
といった意見は書いてあるのですが、その理由や根拠が書いていない。

そのためどれを読んでも、いまいち納得がいかないというか、ふむふむなるほど。
こう思えなかったのです。

というわけで、はるるなりに少し考えてみました。

本当にラップを食器にかけて使えば、節約になるの?

本当にラップを食器にかけて使えば節約になるのか、以下の条件で考えてみることに。

前提条件

この問題を考える上での前提条件は、現在のはるるの生活をモデルケースとし、以下のとおりとします。

また、ラップを使うと食器用洗剤を使わずに済むので、水道代に限定せずに、節約になるのかどうかを考えることにしましょう。

  • 1人暮らし
  • 3食すべてを自炊する
  • 平日の標準的な献立を使用する
    朝食:トーストと味噌汁
    昼食:お弁当箱に詰めた、冷凍ご飯一膳と冷凍食品のハンバーグ、前日の野菜炒めの残り
    夕食:親子丼、味噌汁、もやしのナムル
  • 調理に使用した食器、調理器具のことは考えない
    計算が複雑になってしまうため。
  • 食事に使用した箸のことは考えない
    計算が複雑になってしまうため。
  • お湯は使わない
    冬場のガス代の計算が関係してしまい、これもまた、計算が複雑になってしまうため。
  • 食洗機を使わない
    電気代の計算が関係してしまい、計算が…以下省略。
  • 1つの食器に使うラップの長さは、一律25cmとする
    小皿と大皿、浅い皿と深皿があるが、個別に測りきれない。
    そこではるるの家にあった、よく使うお皿4枚にラップをかけて使用した場合のラップの長さを計測。
    その長さを平均すると約25cmだった、というのが、その根拠。
  • 使用するラップは30cm×30mのもので、特売の際に65円で調達したものとする
  • 手洗いする場合は1日1回まとめ洗いをし、200mlで150円の中性洗剤を1ml使うこととする
    そのため1回当たりの洗剤にかかる費用は0.75円となる。

前提から想定される使用するラップの量

朝食

トーストに平皿1枚、味噌汁にお椀を1客。

食器2つ分なので、使用するラップの長さは50cm。

昼食

冷凍ご飯用の密閉容器、お弁当箱全体(箱とフタで別に)にそれぞれ、25cmずつ。

お弁当用の小分けカップは使わず、ラップでつつむことで代用する。
ただ、これは25cmずつでは大きすぎるので、おかず2つで25cmを使うこととする。

これらを合計すると、使用するラップの長さは100cm。

夕食

親子丼、味噌汁、もやしのナムルそれぞれに1枚のラップを使う。
そのため、合計75cmのラップを使用する。

使うラップの量はどれくらいか?

先の計算から求まった1日に使用するラップの量は、合計で225cm(2.25m)となります。
結構な量を使うものなんですね。

はるるの想像では、1.5mぐらいかと思っていました。

ただ、深型の皿は直径が小さくとも、深さの分だけラップが長く必要なため、納得できる範囲の数字かと。

1日に使うラップの量を金額に換算すると

次にこの225cm(2.25m)のラップを、金額に変換してみましょう。

ラップの1cm当たりの金額は、およそ0.022円(≒ 65 ÷ 3000)
1日にこのラップを225cm使うわけですから、1日当たりのラップ使用にかかる費用は4.95円(= 0.022 × 225)となります。

4.2円で使える水の量は?

さてここまでの計算で、食器をラップにかけて使用した場合の、1日当たりのラップ使用にかかる費用は4.95円、ということが分かりました。

次にこの4.95円で使える水の量を考えましょう。
と言いたいところですが、その内の0.75円は、前提条件で書いたとおり、洗剤代となります。
そのため水代として使用できるのは4.2円

そこでこの4.2円で、使える水の量を考えてみましょう。

水道料金の計算には、以前もお世話になったこの値(日本の首都東京の例)を使用します。

水道料金は、1立方メートル当たり消費税込みで約140.5円になります

(東京都水道局のwebサイトより引用)

この東京都水道局の140.5円(1立方メートル当たり)という水道料金の場合、4.2円で使用できる水の量はおよそ29.89リットル(≒ 4.25 × 1000 ÷ 140.5)。

※1立法メートル=1000リットル。

結局どっちがお得なの?

これらの計算から、1日の食器洗いに使う水の量が29.89リットル以下であれば、ラップ案の方がお得、ということになります。(今回の前提としている条件下であれば、ですが。)

ただ1日の食器洗いに使う水の量が、29.89リットル以下かどうかなんて分からないですよね…。
そこでさらに、これを時間に変換してみましょう。

東京都水道局によると、食器洗いに使用する水の量の目安は、以下のとおり。

食器洗い:5分間流しっぱなしの場合、約60リットル
(東京都水道局のwebサイトより引用)

この数字を29.89リットルで考えると、約2分29秒の間、水を流しっぱなしにできる計算となります。

つまり前提条件で挙げた食器を、約2分29秒間、水で流す間に手洗いで洗浄できなければ、ラップ案の方がお得、というわけ。

実際に洗ってみると

ここまでの計算ができましたが、実際に測ってみないと時間は分からない!
というわけで、実際に手で洗って測ってみることに。

普段は大物以外の食器については、食洗機を使うはるる。
そのため手洗いは、あまり早い方ではないと思います。

そんなはるるが実際に手洗いをしてみると、約1分42秒
スポンジでお皿をこすっている最中は水を使っていないので、すすぎの間、水を出し続けた時間が約1分42秒、ということです。

つまりラップを使わずに、普通に手洗いをした方がお得!
というのが、今回の前提下での結論、ということになります。

結局は条件次第

先の結論はあくまでも、今回はるるが提示した前提条件下でのもの

手洗いにお湯を使うとガス代が、手洗いをせずに食洗機を使った場合は電気代が、別途かかります。
その場合は、今回の結論とは結果が異なってくるのかも。

ただ、実際に考えてみてよく分かったのですが、『ラップを食器にかけて使うことの節約効果』を試算するのは、非常に難解です。

というのは、不確定要素が多すぎるから。
それら不確定要素を前提条件でがんじがらめにして、なんとか頑張って計算してみた、というのが先ほどの試算結果。
ですが1つの食器に使うラップの長さを一律25cmとする、という時点で我ながら、かなり強引です。

まったくあてにならないとは言いませんが、精度が高いかと言われると微妙です。

そもそも毎日のメニューによって使う食器の量が違うわけで、使用するラップの量も違うわけですから。

食器の量が増えれば、使用するラップの量も比例的に増えます。
ですが食器洗いに使用する水の量はどうか、というと必ずしもそうはなりません。
水を桶にためて、すすぎをまとめて行えば、使用する水の量は少なくて済むからです。

他にはラップの調達料金やら水道代やらの不確定要素が多すぎて、正確な試算ができないのです。

そのため、今回の『ラップを食器にかけて使えば、節約になるの?』という疑問に対しては、条件によって異なる(はず…)、というのがはるるの結論。

こっちの方がお得だ!
という結論を期待していた方、ビシッと回答を提示できず、スイマセン。

ですが今回の試算の過程でよく考えてみた結果、ラップを使わずに食器を使った方が良い
はるるはこう感じました。

ラップをかけずに、食器を使った方が良い理由

はるるが、ラップを使わずに食器を使った方が良いと思ったのは、以下のような理由から。

大きさの限界がある

ラップには大きさ(幅)の限界があります。
そのため、直径の大きい皿や深型の皿には使えません。

これらはラップが使えないため、結局は洗う必要があります。

箸には使えない

絶対に使えない、とは言いませんが、毎回まきつけるのは面倒でしょう。
それに、おそらく食材が滑って使いにくいこと、この上ないはず。

というわけで、ラップの使用は現実的ではないでしょう。

これもまた、洗う必要があります。

調理器具には使えないものが多い

ラップの耐熱温度は通常、110~140℃程度の製品がほとんど。

ですが揚げ物をする際の油の温度は、150~190℃。
また空焚きをしたフライパンは、250度を超えます。

そのためこれらの調理の際に使用したら、ラップが溶けてしまいます。

その他に網などの調理器具にもラップは使えません。
網が役目を果たさなくなるので…。

お玉などはラップをかけることも可能ですが、立体的な形なので、かけるのが大変でしょう。

というわけで、これらについてもラップの使用は現実的ではなく、洗う必要があるのです。

見た目的に…

ラップに包まれた食器での食事風景を、想像してみてください。
なんとなく見た目がいまいちだ、というのは、想像に難くないはず。

ちなみに実際にはるるがやってみた経験では、平皿のようにピチっとラップをかけられる食器では、あまり違和感はありませんでした。

しかし、味噌汁を入れたお椀では…。

穴が開く(あるいは元から開いていた)リスク

食事中に、食器にかけたラップが破れてしまうリスクもあるでしょう。
また、ラップの切り方が悪くて、元々一部に穴が開いている可能性も。

もしラップに穴が1か所でも空いていれば、このラップによる節約法は失敗します。

この観点から、失敗するリスクのある節約法である、と言えます。

面倒

ラップをかけるのがとにかく面倒です。

そして、ラップをかけている最中に穴を開けてしまわないように、細心の注意を払う必要があります。
それにより、精神的な疲労がたまるのです。

つまりまとめると

つまりまとめると、こういうこと。

  • ラップを使った節約法は、水洗いを完全に代替できるものではない。(一部は水洗いが必要)
  • ラップを張る作業が面倒で、さらに失敗する可能性もある。
  • 料理の見た目はあきらめて。
  • でも本当に節約になるかどうかなんて、条件次第なので分からない。

そして、それなら普通に水洗いした方が良いでしょ。
というのが、はるるの見解。

シーンによっては、使いどころはある

ネット上の意見をさらに調べていると、ラップをかけて食器を使った方がいいシーンもある。
ということが分かりました。

それは水を十分に使えない、または節約したい状況下の時

たとえばキャンプをしている時や災害時などが、それにあたります。
こういった状況下では、たしかにラップを食器にかけることで、洗浄のための水を使わずに済みます。

というわけで、節約(生活費の)になるかどうかは別として。
『ラップを食器にかける』のは、時として非常に有効な節水方法になる、ということです。

災害対策の備蓄品に追加すると良いかも

はるるは災害対策用に、3日分の水と食料を備蓄するようにしています。
ですがこれまでは、食器のことを考えたことは、一度もありませんでした。

しかしこれを機会に、備蓄品に紙皿、プラコップ、そしてラップを追加しようと思います。
そうすれば、災害時に水が確保できない場合にも、食器の洗浄に悩まずに済むからです。

紙皿、プラコップ、ラップくらいであれば、それほど高くもないですし、腐るものでもありません。
そのため、災害対策の備蓄品に追加しておくと良いのかも。

いざという時に役に立つかもしれませんよ~。

 - 生活, 節約

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