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FirefoxのプロファイルをRoboCopyで世代管理バックアップ!

      2018/04/22

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Mozilla Firefoxのバージョン情報表示画面

Firefoxのプロファイルは突然破損する!

Firefoxはプロファイルフォルダと呼ばれる場所に、ユーザーごとの設定情報や閲覧履歴、保存したパスワードなどの情報を保持しています。

この仕組みは非常に便利で、このプロファイルフォルダを別のPCにコピーして、プロファイルの読み込み設定を行うだけで、別のPCでもユーザーごとのFirefoxの設定やパスワードを引き継ぐことが可能です。

ですがこの便利なプロファイル、困ったことに時々破損することがあるんです。

これはFirefoxにインストールしたアドオンの組合せ(相性)が原因で起こることが多い、という印象です。
ですが希にFirefoxが内部で使用している、SQLiteという軽量データベースが、長期間の使用により肥大化し、破損してしまうことも。

細かい設定内容なんていちいち覚えていない!

Firefoxの愛用者の方の多くは、はるると同じように、アドオンによる拡張性の高さに魅力を感じている方が多いはず。
そうであれば当然自分が使いやすいように、さまざまなアドオンのインストールや、設定変更によるカスタマイズを行っていることでしょう。

ですがその細かい設定内容については、一度設定した後は覚えていないことがほとんどではないかと。
これが、プロファイルが破損した際の復旧時にとっても困ることなんです。

というのも、Firefoxのプロファイルが壊れた場合、それがたとえ部分的な破損であったとしても、壊れた箇所やその影響範囲の特定が面倒。
そのため新規のプロファイルを作成し、そこに再度設定を行った方が復旧が早いことが多いはず。

ですがそのほとんどの場合において、Firefoxの設定を完全に復元することはできないでしょう。
だってアドオンのインストール時に行った細かい設定内容なんて、いちいち覚えていないでしょうから。

だから重要なデータと同じように、Firefoxのプロファイルは常に破損の可能性を考え、定期的にバックアップを取っておいた方が良いのです!

そこで今回は、Windows Vista以降のWindowsから標準搭載されているRoboCopyコマンドを使用して、Firefoxのプロファイルを世代管理を行いながら、バックアップする方法をご紹介します!

RoboCopyコマンドで、特定フォルダのデータを世代管理しながら、バックアップする方法

まず、Firefoxのプロファイルに限らず、汎用的に使用可能で便利な、フォルダの世代管理を行いながら、バックアップを取得する方法をご紹介します。

メモ帳を起動して、以下の内容を記述してください。

次に5行目のダブルクォートで囲まれた部分に、バックアップ元フォルダのフルパスを指定します。

同様に10行目のダブルクォートで囲まれた部分に、バックアップ先フォルダのフルパスを指定します。
バックアップ先フォルダには、実在するフォルダのフルパスを指定してください。
もしバックアップ先フォルダ(上記例では『D:\firefox\backup』)が存在しない場合は、あらかじめバックアップ先のフォルダを作っておいてください。

15行目には、バックアップ先に保存するバックアップの世代数を指定します。

そして指定が終わったら、任意のファイル名で保存し、拡張子をbatとしてください。

上記設定例では、『D:\firefox\profile』フォルダの内容を『D:\firefox\backup』フォルダにバックアップし、過去20世代分を保持する、という仕様となります。(21世代目のバックアップを取得すると、最も古い1世代目のバックアップを自動的に削除する。)

これを実際に実行すると、以下のように日付+時刻(YYYYMMDD-HHmmss形式)のフォルダが作成され、それぞれのフォルダ内にバックアップが取得されます。

Windows エクスプローラーで表示した日付+時刻(YYYYMMDD-HHmmss形式)のフォルダ一覧

尚、UACが有効の場合は保存するパスによっては、UACの解除を行うか、作成したbatファイルを管理者権限で実行する必要があるのでご注意ください。

RoboCopyコマンドで、Firefoxのプロファイルを世代管理しながら、バックアップする方法

さて、それでは肝心のRoboCopyコマンドを使用して、Firefoxのプロファイルを世代管理しながら、バックアップする方法をご紹介したいと思います。

これは先にご紹介した、RoboCopyコマンドで、特定フォルダのデータを世代管理しながら、バックアップする方法を応用したものとなります。

まずは先ほどと同じように、メモ帳を起動して、以下の内容を記述してください。

5行目には、Firefoxのプロファイルフォルダを指定してください。
プロファイルフォルダのパスの探し方は、こちらを参考に。

20行目には、Firefoxの実行ファイル(firefox.exe)のパスを指定します。

指定が終わったら、任意のファイル名で保存し、拡張子をbatとしてください。
あとはFirefoxを実行していない状態で、batファイルを実行するだけ。

バックアップが完了すると、Firefoxが起動するようになっています。

Firefoxの実行中は、プロファイルフォルダ内のファイルがロックされている、または編集中の場合があります
そこで安全にバックアップを行うために、Firefoxを実行していない時にバックアップを行い、バックアップ完了後にFirefoxを起動してあげる、という手順を踏んでいます。

そのためFirefoxを起動する際は、毎回このバックアップbatを実行すれば、指定した世代数のバックアップを取得し続けるので安全、というわけ。

スタートアップに組み込んであげれば、自動化できるのでさらに楽チン!

PCを起動したら、必ずFirefoxを使う、という方もいらっしゃるでしょう。

この場合は、先のbatファイルをスタートアップに設定しておくことで、Windowsにログイン後、自動的にFirefoxのプロファイルのバックアップを開始。
それが終わったら、Firefoxが自動で起動するようになります。

そのためとっても楽チン!

いざという時に頼りになる、それがバックアップ!

正常に動作している時は、バックアップのことはどうしても軽視しがち。
ですがいざトラブルが起きた時に、頼りになるのがこのバックアップ。

もちろん今回ご紹介した方法でなくても構いません。
ただ正常に動作しているうちに、ぜひ何らかの方法で、バックアップの設定を行っておくことをおすすめします!

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