29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

ヤマハ RTXルーターの設定はCUIとGUIのどちらでやった方が良い?

      2018/04/22

初めてヤマハさんのネットワーク機材(ルーター、インテリジェントL2スイッチなど)を設定・使用する際に、う~ん、どうしたら良いのだろうか。
こう迷ってしまいそうなポイントの1つがこちら。

CUIとGUIのどちらで設定をした方が良いの?

ヤマハさんが開発・販売しているネットワーク製品のすべて。
というわけではないのですが、一部のモデルでは、設定をCUIとGUIの2種類の方法で設定可能です。

それはたとえば最近のモデルであれば、RTX1200RTX1210といったルーター製品。
また、インテリジェントL2スイッチのSWX2300、無線LANアクセスポイント製品のWLX302
そしてファイアウォール製品ではFWX120、といった製品がCUIとGUIの両方の設定方法に対応しています。

そのため初めてヤマハさんのネットワーク機材を購入し、設定・使用する際は、このCUIとGUIのどちらで設定すれば良いの?
こう迷ってしまう方もいらっしゃるのではないかと。

そこで今回は、この点についてはるるの考えをご紹介します。

はじめに

ヤマハさんのネットワーク機材では、CUIの設定コマンドをGUIで実行することが可能な機種も存在します。

ただこの機能を利用する = CUIでの設定を学習し、CUIで設定している、ということとほぼ同じことです。
そのため本エントリー中におけるGUIによる設定とは、この設定方法は使用せず、あくまでもGUI上での設定値の入力やボタン操作によって行うもの、とお考えください。

また本エントリーの内容の一部については、2016年2月現在のヤマハさんのネットワーク機材に対するものとなります。
CUIでのみ設定可能な項目やGUI(Web GUI)に関する内容などは、今後のファームウェアの更新により、変更となる可能性がありますこと、あらかじめご了承ください。

同様にヤマハルーターお客様ご相談センターに確認した内容についても、2016年2月現在に問い合わせ・確認した内容であり、今後変更となる可能性があります。

CUIとGUIの違い?

本題に入る前に、まずは軽くCUIとGUIについてふれておきたいと思います。

CUIとは?

CUIはCharacter-based User Interfaceを省略したもので、情報のやり取り(入出力)を文字だけで行うインターフェースのこと。
またユーザーが入力した特殊な文字列(命令文・コマンドライン)を使用して、コンピューターやネットワーク機材と対話をするため、CLI(Command Line Interface)と呼ばれることも。

そしてたとえば以下のように、文字列だけで情報を入出力します。(画像はヤマハさんのRTX3500というルーターにログインした直後の状態。)

ヤマハRTX3500ルーターのコンソール画面

CUIでの設定例として、たとえばLAN1インターフェースに192.168.1.1というIPアドレス、サブネットマスクに255.255.255.0を設定する場合、以下のようなコマンドを入力。
その後Enterキーを押下して、設定コマンドを実行。

さらに以下のコマンドを入力後、Enterキーを押下して、設定内容を不揮発性メモリに保存します。

後述するGUIでは出力装置の表示(コンピューターグラフィック = 画面の表示)を見れば、設定方法が一目瞭然!
ということが多いのに対し、CUIでは文字だけで情報のやり取りを行い、説明は文字だけのため、設定方法がよく分からん…、なんてことも。

そのためCUIで素早く操作・設定作業を行うには、ある程度設定対象の操作用コマンドを覚えておく必要があります
そうしないと設定の度に操作・設定用のコマンドを調べる手間が発生し、スピーディに操作・設定作業をすすめることができません。

GUIとは?

GUIはGraphical User Interfaceを省略したもので、コンピューターグラフィックとマウスやタッチパッドなどのポインティングデバイスを使って情報のやり取りを行います。

そしてこのGUI最大の特徴は、CUIと比べて直感的な操作がしやすい、という点です。

これについては、たとえばヤマハさんのRTX1210では、以下のようなブラウザーベースのGUI(Web GUI)を利用可能です。

RTX1210のwebGUI ダッシュボードの表示

GUIでは、文字以外に図形や画像などを交えて操作方法が説明されている。
また設定保存用のボタンをマウスでクリックすれば保存されるなど、直感的な操作がしやすく、CUIほど操作・設定方法を覚える手間が発生しない。
というのが一般的でしょう。

その他ヤマハさんのネットワーク機材のWeb GUI(ブラウザーベースのGUI設定画面)に関する詳細が気になる方は、ヤマハさんのwebサイトをご覧ください。

CUIとGUIの両方で設定可能なヤマハさんのネットワーク機材のご紹介

先にも少しふれましたが、ヤマハさんが開発・販売しているネットワーク機材の中で、CUIとGUIの両方で設定可能な代表的な機種についても、ご紹介しておこうかと。

ルーター RTX1200

ルーター RTX1210

RTX1210はRTX1200の後継製品で、かなり性能が向上しています。
そのためこれから購入するにあたり、RTX1200とRTX1210で迷っている場合、多少価格が高くても、RTX1210の購入をおすすめします

インテリジェントL2スイッチ SWX2300

無線LANアクセスポイント WLX302

ファイアウォール FWX120

ヤマハさんのネットワーク機材の設定はCUIで行った方が良いの?それともGUIで行った方が良いの?

これに対しては、ズバリ、ケース・バイ・ケース
ただしCUIで設定した内容をGUIで変更・設定しない!という注意点を守ること。
また可能であれば、CUIでの設定がおすすめ!といったところでしょうか。

そしてはるるがこう考えているのは、以下のような理由によるもの。

GUIでは設定不可の項目がある!

ヤマハさんのネットワーク機材では、CUIでのみ設定が可能
そのためGUIでは設定不可、という設定項目が存在します。

これはたとえばRTX1210の場合、以下の項目が該当します。
(2016年2月にヤマハルーターお客様ご相談センターに確認。)

  • QoS(Quality of Service)に関する設定
  • LAN分割(ポートベースVLAN)に関する設定
  • CUIで『schedule at』コマンドを使用して定義する、スケジュール関連の設定
  • L2TPv3を使用したVPN関連の設定

など。

そのためこれらの設定が必要な場合は、CUIでの設定が必要となります。

CUIでの設定操作に慣れると、CUIで設定した方が素早く設定可能となることも!

ヤマハさんのネットワーク機材に限らず、CUIでの設定は、最初に設定のためのコマンドを調べる・覚える、といった学習コストが発生します。

もちろんGUIでも、設定の場所や操作を覚えるための学習コストは発生します。
ですがCUIに比べ、GUIのそれは小さいことがほとんどでしょう。
そのため短期的に見れば、GUIで設定した方が手軽で素早く設定することが可能です。

ただ一度CUIによる設定を学習してしまえさえすれば、CUIで設定した方がGUIで設定する方法に比べ、はるかに早く設定することが可能な場合もあるんです。

たとえばIPフィルターを多数設定する場合や、設定の一部だけが違うほぼ同じ設定を複数の機材に設定する場合などが、これに該当するケース。

前者の場合は、テキストファイルやExcelで設定用のコマンドを作成。
そしてそれらのコマンドを、CUIで一度に機材に流し込んだ方が、設定にかかる時間は少ないでしょう。

後者についても同様に、テキストファイルやExcel上で設定用コマンドを作成。
それをコピーして一部を変更後、それぞれの機材にCUIで設定する。
という設定方法の方が、GUIでそれぞれの機材に個別に設定するよりも、明らかに設定にかかる時間は少なく済むはずです。

CUIでの設定内容が正しく表示されないケースがある!

機材によっては、CUIで設定した設定内容が正しくGUIで表示されないケースがあります。

これは、RTX1210のCUIで設定したPPインターフェースに対する設定が、GUIの簡単設定のプロバイダー接続の設定一覧に表示されないことがある、といったもの。(2016年2月にヤマハルーターお客様ご相談センターに確認。)
ただあくまでも設定内容によるようで、すべてのパターンで表示されないというわけではないそうです。

既存のCUIでの設定内容が正しく表示されなければ、GUIで誤った設定をしてしまう可能性もゼロではありません。

CUIでの設定を、GUIが予期しない設定に書き換えてしまうケースがある!

これについてもヤマハルーターお客様ご相談センターに確認したところ、たとえばあらかじめCUIで設定したNATディスクリプターの設定をGUIで表示。
その後GUI上で設定を保存すると、CUIで設定したNATディスクリプターの内容を予期しない設定に書き換えてしまうケースがあるそうです。

尚、この類の問題については、設定の閲覧だけであれば問題ありません
これはあくまでもGUIで設定を保存する際に、CUIでの設定を予期しない内容に書き換えてしまうことがある、という現象によるため。

GUIでの設定ができない機材がある!

先にも書いたとおり、ヤマハさんのネットワーク機材のすべてが、CUIとGUI両方での設定をサポートしているわけではありません。

たとえばRTX1210の上位機種にあたるRTX3500RTX5000といったルーター製品では、CUIでの設定のみ対応で、GUIによる設定ができません
したがってこれらの機種を設定する場合、必然的にCUIで設定する必要があります。

そのためせっかくRTX1210でGUIによる設定を覚えても、将来的にRTX3500やRTX5000を設定することになれば、その時にはCUIでの設定を学習しなければならなくなります。

これに対してCUIではどうかというと、先に挙げたRTXシリーズの3機種ではほぼ共通のコマンドが使用可能です。
そのためほとんど追加の学習コストは発生しないはず。

ケース・バイ・ケース!

ここまでの内容をふまえてまとめると、以下のような方針で設定を行うのが、はるるのおすすめです。

GUIでの設定のみで仕様を満たせ、かつ設定内容が複雑でない場合

CUIでのみ設定可能な設定項目を利用しない、さらに設定内容が複雑・多数でなく、将来的にもRTX3500やRTX5000などを追加・利用する予定がない場合、GUIで設定した方が初期学習コストを低く抑えることが可能です。
そのため、より多くの学習コストがかかるであろう、CUIによる設定をあえて選ぶ必要はないと考えます。

もちろんCUIによる設定を勉強したい!
ということであれば、CUIで設定すれば良いと思います。

ですがそうではないのであれば、あえてCUIによる設定を選ぶ理由はあまり思いつきません。

またGUIで設定した内容をCUIで設定する場合の設定コマンドを、GUI上でいつでも閲覧・出力することが可能です。

そのため最初はGUIで設定し、設定の雛形を閲覧・出力する。
そしてその後はCUIでの設定に切り替え、雛形を参考にCUIで設定を変更、その方法を学習していく、というのも一つの手でしょう。

この場合は、GUIでの設定は分かるけれど、CUIでの設定の一部が分からない…。
なんて時にも役に立つはず。

ただ一度CUIによる設定に切り替えた後は、二度とGUIによる設定・変更を行わない!(GUIでの設定内容の閲覧は可。)
というポイントだけは、しっかりとおさえる必要があります。

これは先に書いたとおり、CUIでの設定をGUIが予期しない設定に書き換えてしまうケースがあるためです。

上記に該当しないケース

このパターンでは、初期の学習コストがGUIに比べて大きいですが、CUIによる設定をはじめから行うのがおすすめ。

CUIでしか設定できない設定項目を利用したい場合は、やむを得ません。
また将来的に、RTX3500やRTX5000などのGUI非対応機種の追加利用が想定される場合も同様に、やむを得ませんから。

CUIでしか設定できない設定項目を除いては、多数の複雑な設定を行う場合、または似たような設定を複数の機材に行う場合については、GUIでも設定できないことはありません。
ですが一度CUIに慣れてしまえば、その後はGUIよりも素早く設定できることが多いはず。
そのため可能であれば、最初だけは頑張ってCUIを学習することをおすすめします。

CUIによる設定の一番の難点は、初期学習コスト!

GUIと比べた際の、CUIによる設定の一番の難点は、初期学習コストでしょう。

先ほどはケース・バイ・ケースと書きました。
ですがはるる個人の本音を言うと、このCUIの初期学習コストを許容できるのであれば、どのようなパターンでもCUIによる設定をおすすめしたいところ。

とはいえ、初期学習コストが無視できないことも多いと考え、GUIで機能が足りるのであればGUIがおすすめ、と書きました。

そうなると、じゃあGUIはダメダメなんだね!
なんて思われてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。

GUIだってスゴイ!

ヤマハさんの機材の中には、CUIもしくはGUIによる設定状況・ネットワークの状態を、GUIで分かりやすく表示する機能を搭載している機種も存在します。

たとえばRTX1210では、GUIのLANマップという機能で、配下の機材をツリー形式、または一覧形式で表示する機能があります。
またダッシュボードでは、現在のインターフェースごとのトラフィック情報の推移を分かりやすく表示することが可能です。
さらにタグVLANの設定状況をポートごとに色分けして、分かりやすく表示してくれる機能も搭載されています。

こういったネットワークの状況・設定内容の把握については、GUIに分がある場合もあり、一概にGUIがCUIに劣るというわけではないのです。

そのためCUIで設定・設定内容の閲覧を行い、一部の設定項目の確認・ネットワークの状態の確認については、GUIを使う!
というのが、はるるの一番のおすすめではあるんですが…。

なにぶんCUIでの設定には初期学習コストがかかる、というデメリットがあるわけで。
そのため設定については、『GUIでの設定のみで仕様を満たせ、かつ設定内容が複雑でない場合』については、GUIでの設定が良いのかなぁ。
とも思うわけです。

以上、ヤマハさんのネットワーク機材をCUIで設定しようか、それともGUIで設定しようか…、と迷っている方の参考になれば良いのですが。

 - Windows, デジタル・家電, ネットワーク

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