29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

Windows Helloを使ったPCの指紋認証は便利!設定方法や必要機材について

      2018/04/27

このブログでは、アフィリエイト広告を利用しています。

Windows Helloを使った指紋認証はとっても便利!

はるるが以前に購入したノートPC、DELL XPS13(9360)にはWindows Helloに対応した指紋リーダー(読み取り)機能が搭載されています。

そのため、事前にWindows Helloの指紋認証機能を設定しておけば、PCにログインする際にパスワードの入力は不要
そして指紋リーダーにタッチするだけで認証され、ログインできます。

このWindows Hello + 指紋リーダーによる指紋認証機能は実際に使ってみると、とっても楽ちんで便利なんです!

離席する際にPCをロックし、その後自席に戻ってきたら、パスワード認証を利用している場合は、キーボードでパスワードの入力が必要です。
対して指紋認証の場合は、指紋リーダーに指先をピッとあてるだけで瞬時にロックを解除できます。

今回は、Windows Helloの指紋認証機能を使用するために必要なものや、その設定方法をご紹介します!

Windows Helloの指紋認証機能を使用するために必要なもの

Windows Helloの指紋認証機能を使用するために必要なものは、以下のとおりです。

Windows Hello対応のWindowsが搭載されたPC

Windows Helloの指紋認証機能を使用する場合は、当然Windows Helloに対応したWindowsである必要があります。

本エントリー執筆時点では、Windows Helloに対応した一般向けWindows OSはWindows 10のみ。※
したがってWindows 10がインストールされたPCが必要となります。

※法人向けにはWindows Hello for Businessという機能が存在します。

Windows Helloに対応した指紋リーダー(読み取り)機能

Windows Helloの指紋認証機能を使用する場合は、Windows Helloに対応した指紋を読み取る指紋リーダー(読み取り)機能も必要です。

これは物理的な機械装置であり、最近販売されているノートPCでは、キーボードの周辺に標準搭載されていることがあります。
ただし安価なノートPC製品やデスクトップPCには搭載されていないことが多いです。(オプションで選べる場合あり。)

特にデスクトップPCについては、標準搭載されている製品を見たことがありません。
そのため販売されていたとしても、製品の種類はかなり少ないんじゃないでしょうか。

そして指紋リーダー機能が搭載されていないノートPCやデスクトップPCでは、後付けのUSB指紋リーダー(Windows Hello対応製品)を別途購入・接続することで、指紋認証が可能となります。

USB指紋認証リーダー製品は2,000~8,000円くらいで販売されており、たとえば以下のような製品がWindows Helloに対応しています。

Windows Helloを使った指紋認証の設定方法

Windows Helloを使った指紋認証の設定では、指紋リーダーの接続とWindows Helloの指紋認証に関する設定の2つの作業が必要です。
このうち指紋リーダーの接続は、既にWindows Hello対応の指紋リーダーが搭載されているノートPC製品では不要なので、読み飛ばしてください。

今回は、はるるの自宅にあるデスクトップPCにWindows Hello対応のUSB指紋リーダー、K67977JPを接続。
そして右手の人差し指の指紋でPCにログインする手順を例に、設定方法をご紹介します!

指紋リーダーの接続

Windows Hello対応の指紋リーダーが搭載されていないPCでは、まず指紋リーダーの接続作業が必要です。

はるるがデスクトップPCに指紋読み取り機能を追加するために用意したのが、ケンジントン社のK67977JPという製品。

ケンジントン社のWindows Hello対応の指紋リーダー K67977JPのパッケージ

この指紋リーダーを選んだのは、指紋の認識が早いとネット上での評判が良かったこと。
そして、ケンジントン社といえばケンジントン セキュリティーロック(ケンジントンロック)が有名であり、信頼感を感じたからです。

本製品はパッケージ左下にWindows Helloのマークが明示されており、Windows Hello対応であることが分かります。

ケンジントン 指紋リーダー K67977JPのパッケージ左下にあるWindows Helloのマーク

パッケージの中には製品本体と手順書などが3つ入っています。

ケンジントン社のWindows Hello対応の指紋リーダー K67977JP同梱物一覧

そしてこちらが製品本体の様子。

指紋リーダー K67977JPの本体部

紛失防止及び持ち運びしやすくするために、キーリングやキーホルダーに付けるためのキャップが付属しており、PCに接続するときは以下のようにキャップを外して使用します。

指紋リーダー K67977JPの本体とキャップを分離した状態

キャップに指紋リーダー部を接続すると、かなり強固に固定される構造となっています。
そのためキーリングにキャップ部を付けて持ち運んでも、本体部が取れてなくなることはなさそうです。

以下画像中の黒い四角の部分が、指紋読み取りセンサー部。

指紋リーダー K67977JPの指紋読み取りセンサー部

この部分が傷付くと、指紋がうまく読み取れなくなる恐れがあるため、持ち運ぶ際は注意が必要です。

本製品はUSBポートに接続後しばらく待っていれば、自動的にドライバーが適用・認識され、使用可能となります。
製品の認識が完了し、使用可能な状態となると、『Bluetoothとその他のデバイス』に『Kensington Fingerprint Key』という名称で表示されます。

『Bluetoothとその他のデバイス』上で『Kensington Fingerprint Key』として認識されている様子

したがってノートPCの場合は、本体側面部などにあるUSBポートに本製品を接続するだけでOK!

対してデスクトップPCを使っている環境では、少し工夫が必要な場合があります。

デスクトップPCにUSB指紋リーダーを接続する場合は、USB延長ケーブルの併用をおすすめします!

本製品にかぎらず各種USB指紋リーダー製品は、共通してUSBポートに接続して使用します。
この都合上そのまま接続した場合、指紋を読み取る際はPCのUSBポートの近くに指を当てに行かなければなりません。

PC本体が作業机の上にあるなど近くに置いてあり、サッと指を当てられる位置であれば問題ありません。
ですが少し離れた位置にある場合、PC本体に接続したUSB指紋リーダーまで指を当てに行くのが面倒です。

そこでおすすめしたいのが、USB延長ケーブルの併用
USB延長ケーブルを使えば、指紋リーダーを作業机の上の手元近くに設置できるようになります。

そしてUSB延長ケーブル製品の中で特におすすめの製品が、BUFFALOさんのBSUC20EDBKというUSB延長ケーブルです。

BUFFALO BSUC20EDBK USB延長ケーブル

このUSB延長ケーブルには、USBポートの分岐機能はありません。

ですが、USBポートが上向きに用意されているという特長を持っており、USB指紋リーダーを接続することで、指紋読み取り部を上向きにすることができます。

BUFFALO BSUC20EDBK USB延長ケーブルに指紋リーダー K67977JPを接続している状態

これにより、指先を指紋認証部にサッとのせるだけで認証ができるようになり、指紋認証がやりやすくなります。

はるるはこれら製品を使用し、マウスの右側あたりに指紋リーダーを設置しています。

マウスの右側あたりに設置した指紋リーダー

Windows Helloの指紋認証に関する設定

Windows Helloを使った指紋認証の設定は、Windowsの設定画面で行います。

キーボードの『Windows』+『I(アルファベットのアイ)』キーを押下。
または画面下部にあるタスクバー左端の『Windows』ボタン → 『設定』ボタンとクリックし、設定画面を表示してください。

次に『アカウント』→『サインイン オプション』とクリックしていき、Windows Helloの設定画面を表示します。
すると『指紋認証』の項目に、『セットアップ』というボタンが表示されているので、これをクリック。

Windows Helloのセットアップボタン

尚、Windows Helloの設定画面に『このデバイスではWindows Helloをご利用いただけません。』と表示されている場合、指紋リーダーなどの機材が接続されていない。
または認識されていない可能性がありますので、機材の動作・接続などを確認してみてください。

Windows Helloの設定画面に『このデバイスではWindows Helloをご利用いただけません。』と表示されている状態

『セットアップ』ボタンを押下したら、『Windows Helloへようこそ』画面が表示されるので、『開始する』ボタンをクリック。

『Windows Helloへようこそ』画面の『開始する』ボタン

すると以下のように『セットアップが完了するまで、指をセンサーに当てて離す動作を繰り返してください。』と表示されます。

指紋センサーにタッチというメッセージが表示されている様子

指示のとおりに指を指紋センターに押し当てて、指紋を読み取ってもらいましょう!

指紋リーダーに右手の人差指をあてている様子

次に『センサーにもう一度タッチしてください』と表示されるので、再度指をセンサーに押し当てて指紋を読み込ませます。

センサーにもう一度タッチしてくださいというメッセージが表示されている様子

後はこの繰り返しで、何度もセンサーに指紋を読み込ませる作業を要求されるので、センサーに指で触れて指紋を読み込ませてください。

このとき、毎回指の位置を少しずらして読み込ませておくと良いでしょう。
こうすることで、実際に認証するときに多少指の位置がずれていたり、押し当てた指の部位が異なっていても、認証されやすくなります。

指紋の登録作業が完了すると、『その他の設定事項』画面が表示されます。
別の指の指紋も登録したい場合には、『別の指を追加』をクリックして、引き続き別の指の指紋を登録してください。

次に『PINの設定』ボタンをクリックします。

『その他の設定事項』画面上の『PINの設定』ボタンの位置を示した図

認証画面が表示されるので、アカウントのパスワードを入力してから『OK』ボタンをクリックしましょう。

Windows セキュリティの資格情報入力画面

最後にPIN(Personal Identification Number = 個人識別番号、個人認証番号)の入力画面が表示されるので、任意の設定値を入力して『OK』ボタンをクリックしてください。

PIN(Personal Identification Number = 個人識別番号、個人認証番号)のセットアップ画面

※PINは指紋リーダーのUSBケーブルが破損したり、センサー部の傷・ゴミにより、指紋が読み取れなくなったときにも認証できるように、登録するものです。

以上の手順で、Windows Helloを使った指紋認証の設定は完了です!

設定完了後は、以下のように指紋認証の設定部に『他の指紋を追加』ボタンと『削除』ボタンが表示されます。

Windows Helloの設定完了後の画面

別の指でも認証を行いたい場合には、『他の指紋を追加』ボタンをクリックし、認証に使用する指紋を追加登録してください。
また登録した指紋を削除するときは、『削除』ボタンをクリックします。

Windows Helloを使った指紋認証の実行方法

Windows Helloの指紋認証の設定が完了したら、さっそく指紋認証を行ってみましょう!

まずはキーボードの『Windows』キーを押しながら『L』キーを押下し、Windowsを即時ロックしてロック画面を表示してください。

参考:Windows 10のパソコン(PC)をすばやくロックしてロック画面を表示する方法

ロック画面が表示されたら、先ほど登録した指先を指紋リーダーに押し当て、指紋を読み込ませます。

指紋リーダーに右手の人差指をあてている様子

すると一瞬で指紋が読み込まれ、画面ロックが解除される仕組みとなっています。
たったこれだけの操作でPCのロックを解除・ログインできるのが、指紋認証の素晴らしさです。

指紋リーダーが壊れたときはどうするの?

指紋リーダーが破損するなどし、指紋の読み込みができなくなると、PCにログインできなくなるんじゃないの?
と心配になってしまう方もいらっしゃると思いますが、安心してください。

Windows Helloの指紋認証を設定・導入した場合、Windowsのログイン画面には、サインインオプションが表示されます。
その中では『パスワード』と先ほど設定した『PIN』、そして『指紋認証』を選択でき、そのどれでも認証を行うことができるのです。

そのため指紋リーダーが破損した、または接続されていない場合には、サインインオプションで『パスワード』か『PIN』を入力することでログイン可能です。

指紋リーダーを購入する際は、評判の良い製品を選んで!

PCに指紋認証リーダーが搭載されていない場合には、指紋認証の導入時に別途指紋リーダーが必要です。

指紋リーダーはネットで調べていただければ分かると思いますが、安いものであれば2,000円ほど。
そして高いものであれば、8,000円を超える製品も販売されています。

価格が安い製品の中には、指紋の読み取り速度が遅かったり、認識しづらい機種もあるようです。
そのため指紋リーダーを購入する際は、評判の良い製品を選ぶようにしてください。

参考までに、はるるが今回使用・紹介しているケンジントン社のK67977JPは、本当に指紋の読み取りが早く、おすすめできる製品です。

価格が6,500~7,000円前後と高価格帯の製品ではありますが、おすすめ度大ですよ~!

今回ご紹介したように、Windows Helloを使った指紋認証は設定が簡単でとっても便利な機能です。
興味がある方は、設定を行ってぜひ使ってみてください!

 - Windows, デジタル・家電, 購入・レビュー

ピックアップ コンテンツ&スポンサーリンク