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市販PCや自作PC構成にDVDやblu-rayなどの光学ドライブは必要?

      2018/04/24

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PCにDVDやblu-rayなどの光学ドライブは必要なの?

家電量販店などで販売されているメーカー製のPCや、PCショップ・ベンダーのネット通販サイトで販売されているBTO(Build to Order)PCを購入する際。
また、自作PC構成を検討する際に、PCにDVDやblu-rayなどの光学ドライブは必要なんだろうか?

こんな疑問を持つことがあると思います。

少し前までは、CDドライブやDVDドライブなどの光学ドライブがPCに搭載されているのは、ほぼ当たり前のことでした。

ところが近年、メーカー製のPCでは光学ドライブが搭載されていないモデルも販売されています。
さらにBTO PCでは、光学ドライブの搭載有無を選択可能なことも多いです。

そのため新しくPCを購入する際には、この光学ドライブが必要かどうか、迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、この点についてはるるの考えをご紹介します!

光学ドライブって何?

先に『光学ドライブ』と書きましたが、この『光学ドライブ』って何?
という方もいらっしゃるかもしれないので、まずはこれについて軽くふれたいと思います。

光学ドライブとは、CDドライブやDVDドライブ・blu-rayドライブなど、光を使ってメディア(CDやDVD、blu-rayディスクのこと)に情報を読み書きする装置の総称
そして以下のような形状をした記憶装置の一種となります。(以下は内蔵用のDVDドライブ。)

3.5インチのPC内蔵型光学ドライブ(DVDドライブ)

情報の読み書きに使用する光はレーザー光で、CDやDVDでは使用するレーザー光の波長・記録方式などが異なります。

また光学ドライブでは、製品ごとに対応している規格の違い(CDのみ、CDとDVDに対応など)、読み込みのみ可能、読み書きの両方に対応、保存できるデータ量、読み書きの速度などの違いがあり、その性能によって価格はピンきりです。

最近の普及価格帯のPCに搭載されている光学ドライブでは、CDとDVDの読み書きに対応している製品が一般的でしょう。

さて、光学ドライブとは何ぞや、という話はこのくらいにして、いよいよ本題。

PCにDVDやblu-rayなどの光学ドライブは必要なのかについてですが、はるるはこのように考えています。

使う予定がない、または使用頻度が少ないと予想されるなら必要ないし、搭載しなくて良いと思います!

はるるが自宅で使用しているノート・タブレット型筐体以外のPCはすべて自作ですが、5年ほど前から一部を除いては、基本的には光学ドライブを搭載していません
これは以下のような理由によるものです。

ほとんど使わないから搭載していない!

一番の理由はこれ。
はっきり言って光学ドライブって、最近はあまり使わないんですよね…。

以前はWindows OSや各種アプリケーションソフトウェアのインストールの際は、CDやDVDなどの光学メディアを対応する光学ドライブに挿入して行うのが一般的でした。(それ以前は複数枚のフロッピーディスクとかでしたね。)

ところが最近では、Windows OSはUSBメモリーからインストールが可能。

※USBメモリーからOSをインストールする場合には、PCのマザーボードがUSBメモリーから起動できる(USB ブート)機能を持っている必要があります。
最近購入したPCに搭載されているマザーボードであれば、この機能を持っていることが多いですが、少し古いマザーボードでは非対応かもしれません。

また各種アプリケーションソフトウェアについても、Amazonさんなどからダウンロード購入できる製品が多いです。

そのためこれらソフトウェアのインストールのために、光学ドライブをPCに搭載する必要はほとんどなくなりました。

自作PCの場合光学ドライブがないと、マザーボードやNIC(LANケーブルなどを接続するネットワーク部品)などの各種ドライバーをインストールする際に、付属のドライバーCDを使えないため、この点ではやや困ることがあるかもしれません。

ですが付属のドライバーCDに収録されているドライバーは古いバージョンであることが多く、最新のドライバーをインストールする際は、ネットからダウンロードして使用することが多いでしょう。
したがってそれを使えば何の問題もありません。

とはいえ、Windowsの標準ドライバーでNICが認識・動作しなかった場合には、ネットから最新のドライバーをダウンロードすることができないので、すこし面倒です。
この状況では別のPCか、スマホでドライバーファイルをダウンロードしてきて、PCにドライバーファイルを移動・適用する必要があります。

データの持ち運びにも使わなくなった!

その他の用途として、以前は光学メディアを使ってデータを持ち運ぶことがよくありました。

ただこれについても最近では、大容量なUSBメモリーが安価に購入でき、その上かさばる光学メディアに比べてコンパクトなので、特段の理由がなければ光学メディアを使うことはないはずです。
だからこの用途においても光学ドライブは不要でしょう。

ちなみに最近では、32GBの記憶容量を持つUSBメモリーを1,500円前後で購入可能です。

この32GBという記憶容量は、CDの650~700MBに比べておよそ50倍弱。
DVDの4.7GB(1層)と比べると7倍弱。
そしてblu-ray(1層)の25GBと比べても1.3倍弱と、かなりの大容量です。

そのためUSBメモリーでは容量が足りないということは、そうそう起こることではないでしょう。

さらにUSBメモリーでも100GBを超える容量を持った製品が販売されています。(以下の製品は256GBの容量を持ち、12,000円前後。)

さらに大きな容量が必要であれば、ポータブルHDDという選択肢もあります。

以上のように、従来光学ドライブ(とそれによって読み書きする光学ディスク)を使うことが一般的とされていたことの多くが、光学ドライブを使わずにできるようになったこと。
そしてそれら新しいメディアが光学メディアよりも、小型軽量・読み書き速度が高速であるといったメリットから、光学ドライブが必要となるシーンがかなり減りました。

PCの価格が高くなる!

内蔵式の光学ドライブの価格は、その性能によってピンきり。
たとえばこちらのPioneerさんのblu-rayドライブは、2016年9月現在17,000円ほど。

それに対して以下のDVDドライブは、2016年9月現在2,000円前後で購入可能です。

またたとえばPCショップ ドスパラさんのとあるBTO PCの構成変更画面を見ると、以下のように『光学ドライブ無し』を選択すると-480円とあるので、DVDスーパーマルチドライブの価格は480円であることが分かります。

PCショップドスパラの光学ドライブの価格一覧表

(DOSPARA ドスパラ – 構成変更画面より引用)

このくらいの価格差であれば、もしもの時のために光学ドライブ有りの構成で購入しても良いと思います。
ですが差額が数千円~1万円を超えるとなると、ちょっと考えちゃいますよね、本当に必要なんだろうかと。

以上のように、搭載する光学ドライブの性能によってかなり差はありますが、いずれにせよ光学ドライブを搭載することで、PCの価格が上がるのは間違いありません。

ノートPC購入の際の選択の幅が狭まる、大きく重めの筐体となってしまう!

現在販売されているノートPC製品では、小型化・軽量化のために、光学ドライブが搭載されておらず、かつオプションでも光学ドライブを搭載できないモデルも多いです。

たとえばはるるが使用しているDELLさんのノートPC、XPS13(9350)でも以下のように光学ドライブは搭載されていませんし、オプションで搭載することもできませんでした。

DELLのノートパソコン、XPS13(9350)を開いている状態

右側側面には光学ドライブはありません。

DELL XPS13の右側面

そしてもちろん左側側面にも光学ドライブは搭載されていません。

DELL XPS13の左側面

もし光学ドライブを搭載していた場合、これほど薄く、軽い筐体にはできなかったことでしょう。(13.3インチで1.2kg、最薄部9mm。)

このようなモデルもあることから、光学ドライブを内蔵したノートPCでなければダメ!という条件でノートPCを探した場合、選択の幅が狭まってしまいます
そしてそれは、小型軽量化を突き詰めたようなモデルは購入できないことを意味します。

光学ドライブ自体が、その動作原理上の理由から光学メディアを格納するスペースがどうしても必要で、必然的に大きい装置になってしまいます。
そしてこれがノートPCでは、液晶やバッテリーに次ぐ体積を占める装置といても過言ではありません。
そのため小型軽量化を突き詰めたようなモデルでは、小型軽量化を優先しているため、光学ドライブを搭載していないことがほとんどでしょう。

また最近の傾向として、光学ドライブを搭載しているノートPCの多くは中型・大型のハイスペックよりのモデルであり、それなりに重量がある、という印象です。

以上のような理由から光学ドライブを使う予定がない、または使用頻度が少ないと予想されるなら必要ないし、搭載しなくて良いとはるるは考えています。

外付けのUSB光学ドライブがあれば、内蔵型の光学ドライブは基本的には不要!

頻繁にではないが、ときどき光学ドライブが必要になることがある!
という方もいらっしゃるでしょう。

そういった方の場合には、以下のようなバスパワー対応の外付けのUSB光学ドライブがおすすめです。

バスパワー対応とは、別途ACアダプターを必要とせず、USBケーブルによる給電のみで動作可能なことを示します。(ACアダプターによる給電が必要なモデルはセルフパワーと呼ばれます。)

バスパワー対応の外付けUSB光学ドライブであれば、デスクトップ型のPCはもちろんのこと、ノートPCを使用中、コンセントから電源が取れない状況でバッテリーでの稼働の際にも使用可能です。

頻繁に光学ドライブを使用するわけではない場合、こういった外付けUSB光学ドライブが自宅に1つあれば、PCには一切光学ドライブを搭載する必要はないでしょう。
そして必要なときにのみ、外付けUSB光学ドライブを接続して使用すればOK!

また今は必要ないけれど、将来的には必要かも…。
といった場合にも、とりあえずは安価、小型軽量な非搭載モデルのPCを購入し、もし本当に必要になったら外付けUSB光学ドライブを購入する形にすれば、多少ですが出費を抑えることも可能でしょう。

尚、はるるは仕事用のノートPCと一緒に使うために、以下のUSB外付けblu-rayドライブを使用しています。

持ち運びの際は衝撃対策のために、以下のケースに入れて持ち運んでいます。

これらについての詳細は、高性能でオシャレ!ポータブル(外付けUSB)ブルーレイドライブ BDR-XD05R 購入レビューで書いているので、興味がある方は併せてご覧ください。

頻繁に光学ドライブを使用するPCでは、光学ドライブを搭載しても良いと思う!だけど外付けでも大丈夫!

先ほど自宅で使用しているPCは、5年ほど前から一部を除いては、基本的には光学ドライブを搭載していませんと書きましたが、光学ドライブを搭載しているPCも一部存在します。

それはテレビに接続し、DVDの再生に使用しているPCです。

このPCの主な使用用途はDVDの再生のため、未だに内蔵式の光学ドライブを搭載していますが、これも内蔵型でなければいけない理由はありません。
強いて挙げるとすれば、外付けの光学ドライブに多いクラムシェル型(貝のように上下に開閉するタイプ)に比べ、内蔵式のトレイローディング(トレイが前後する)型では、トレイの開け閉め・ディスクの挿入や取り出しがしやすい、といったメリットがあるくらいです。

そのため頻繁に光学ドライブを利用するPCでは、内蔵式の光学ドライブを搭載しても良いと思います。

ただこれは、ディスクの挿入や取り出しがしやすいというメリットはなくなるものの、外付けの光学ドライブで代用可能です。
また、外付けの光学ドライブではUSBケーブルを差し替えればすぐに他のPCでも使用できるという、内蔵型の光学ドライブにはないメリットもあります

まとめ

ここまで、PC購入の際に光学ドライブを搭載した方が良いのかについて書いてきましたが、まとめると。

  • 光学ドライブを使う予定がない、または使用頻度が少ないと予想されるなら必要ないし、搭載しなくて良い!
  • 将来的に使う必要が出てきたときは、外付けのUSB光学ドライブを購入して使用すれば大丈夫!
  • 頻繁に光学ドライブを使うPCについては、内蔵式の光学ドライブを搭載しても良いと思う。
    ただこれも外付けのUSB光学ドライブで代用可能で、さらに他のPCに簡単に接続して使えるメリットがあるので、内蔵式の光学ドライブにこだわる理由はあまりない!

といったところでしょうか。

以上、PC購入の際や自作PCの構成検討の際に、光学ドライブを搭載すべきか迷った方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

 - Windows, デジタル・家電, 生活

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