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家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

シートヒーター(座席のヒーター)はいらない?必要?実際に使っている感想

      2019/03/13

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シートヒーター(座席のヒーター)はいらない?それとも必要?

ディーラーなどで新車の見積りや購入時、車両に取り付けようか、それともいらないかな…。
なんて迷いがちな装備の一つに、シートヒーター(座席のヒーター)が挙げられます。

もともと車両に付属していれば選択の余地はありません。
ですがシートヒーターについて、現在市販されている多くの車両では、有料オプションとなっていることが多いです。

そのためきっと便利な装備なんだろうけど、追加でお金を払ってまで必要な装備なんだろうか…
う~ん、どうしたものか…と迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、実際にシートヒーター(座席のヒーター)搭載車に乗っているはるるの考えをご紹介します!

金額に見合う価値・良い効果を感じるかどうかは人それぞれ

まずは結論から。

新車購入時に有料オプションでシートヒーター(座席のヒーター)を装着した方が良いか。
という疑問について、実際にシートヒーター搭載車に乗っているはるるの率直な意見は、以下のとおり。

  • 金額に見合う価値・良い効果を感じるかどうかは人それぞれ。
  • シートヒーターの必要性を強く感じる人と、まったく感じない人の両極端に分かれるだろう。
  • 個人的にはシートヒーターは手放せない!
    今後乗る車でも装着可能であれば、オプションを購入して装着する!

シートヒーターにはたくさんの良い点があります。
ただそれらメリットについて、お金を追加で払ってまで必要なものだと感じるかどうかは人それぞれです。

そのため、これからご紹介するシートヒーター導入によるメリット(良い点)をご覧いただき、自分なりにその必要性を考えていただければと思います。

シートヒーター(座席のヒーター)とは

シートヒーター(座席のヒーター)とは、電熱線で座席の一部を暖める機能、またはそれに使うヒーター本体のこと。

電気を使って車のシート内部の電熱線を発熱させ、それにより座席の表面と、それに接する人間の体を暖めることを目的にして車両に搭載されています。

したがって走行に必須の機能ではなく、あくまでも快適装備の一つとなります。

そのため以前は一部の高級車や寒冷地仕様車、レザーシート車※1、オープンカーのみ※2取付可能な装備でした。
しかし近年では、普及価格帯の車でも標準装備であったり、オプションで取付可能となっています。

※1 レザーシートは寒冷時にシート表皮を冷たく感じる・座り心地がかたくなってしまうため、これを防ぐために搭載。
※2 オープンカーでは寒冷時の走行快適性を上げるために搭載。

車両によって、またオプションによって、運転席・助手席だけシートヒーター搭載であったり、後席も含めた全席搭載の場合があります。

動作中は1席あたり数十W程度の電気を使うため、それなりに電気的負荷の高い機能と言えるでしょう。

シートヒーターを動作させるときは、たとえばはるるが現在乗っているダイハツコペンの場合、座席の近くにあるスイッチを操作します。

下記画像中サイドブレーキの左下にあるのが、運転席のシートヒーターのON/OFFスイッチ。
左上にあるのが、助手席のシートヒーターのON/OFFスイッチです。

コペン(LA400K)のサイドブレーキとその周辺のスイッチ類

電源OFF中に押すとONに、ON中に押すとOFFとなる仕組みです。
コペンではON/OFFしかありませんが、車両によってはヒーターの強さをHi/Lo切り替えできる車両もあります

シートヒーター搭載かどうかは見た目では分かりません!

シートヒーターを搭載しているシートでは、シートの表面に電熱線が装着されて見た目が変わってしまうのでは?
と心配してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ですが見た目は一切変わりませんので、安心してください。

以下はコペンのシートの様子です。

コペン(LA400K)のレカロ(RECARO)シート

これはシートヒーターを搭載しているシートですが、一般的な車両のシート(シートヒーター非搭載のシート)とまったく同じですよね。

シートヒーターの電熱線はシート内部に装着されているものなので、シートの見た目が変わることはないのです。
また座り心地も同様に変わりません。

シートヒーターであたたまる座席の範囲

シートヒーターであたたまる座席の範囲は、車種や車両に搭載しているシートの種類、オプションによって異なります。

たとえばダイハツ コペンでは以下のように腰回りとお尻、太ももの上部あたりを暖めます。

ダイハツ コペン(LA400K)のシートヒーター部の位置を示した図

(ダイハツ – コペン 車内空間・荷室・内装より引用)

トヨタ クラウン アスリートの場合は、背中全体とお尻、太ももを暖めます。

トヨタ クラウン アスリートのシートヒーター部の位置を示した図

(トヨタ – クラウン アスリート パッケージオプションより引用)
※引用元ページはすでに削除されています。

そしてトヨタ シエンタの例では、なんと背中全体とお尻、太ももに加えて肩まで暖めてくれます。

トヨタ シエンタのシートヒーター部の位置を示した図

(トヨタ – シエンタ メーカーパッケージオプションより引用)

コペンは全グレード・全シートタイプでヒーターが標準装備、クラウン アスリートとシエンタは一部グレードで標準搭載もしくはオプション装備です。

コペンが全グレードで標準装備なのはオープンカーであり、寒冷時のオープンカー状態での走行を快適にするための配慮によるものでしょう。

横から見たオープンカー状態の赤いコペン(LA400K)

シートヒーター導入によるメリット(良い点)

シートヒーター導入によるメリット(良い点)には、たとえば以下のような点が挙げられます。

暖まるのがとにかく早い!

通常カーエアコンによる暖房では、エンジン始動直後は暖房機能を利用できません。
そしてエンジン始動後5~10分前後で温風が出始めて車内の暖房を開始します。

そこからしばらくは車中が暖まらないため、実際にはエンジン始動から15分くらいはしっかりとした暖かさを感じないですよね。

ところがシートヒーターでは機能をONにすると、すぐに電熱線に通電・発熱を開始します。
そして30秒ほどでほのかな暖かさを腰やお尻に感じ始め、1分ほど経つとじんわりとした熱さをしっかりと体感できるようになります。

こういったカーエアコンによる暖房に比べ、暖まるのがとにかく早い点が、シートヒーターによる暖房の最大の特長です。

この特性を活かした『エンジン始動後すぐにシートヒーターのスイッチをONにし、カーエアコンによる暖房が効果を発揮するまでの時間をシートヒーターを使って暖かく過ごす』というのが、シートヒーターの便利・快適な使い方の一つとなります。

またカーエアコンでは暖めた空気で体を間接的に暖めているのに対し、シートヒーターでは電熱線による熱をシートに接している肌から直接伝えて暖めています。
そのためシートヒーターに接している部分については、体の芯から暖まっているような印象を受けるのです。

のどがイガイガしにくく、目や口が乾燥しにくくなる!

カーエアコンによる暖房を使っていると、のどがイガイガしたり、目や口が乾燥することがありますよね。
あれは暖かい空気の送風によるものですが、シートヒーターを併せて使うことで軽減できる場合も。

これはどういうことかというと、シートヒーターにより背中や腰、お尻、太ももが暖かいので、カーエアコンの暖房送風量を減らしても十分に暖かく感じられます
そのため暖房送風量を少なくでき、その結果乾燥しにくくなるからです。

ちなみにカーエアコンのA/CスイッチがONの場合、内部の冷凍サイクルが動作し、除湿機能が働きます。

参考:カーエアコン(冷房)の仕組み

冬季は空気が乾燥しているので、除湿機能を動作させるとより空気が乾燥して、のどのイガイガ・目や口の乾燥が起こりやすくなります。

顔・頭部のほてり、眠気が起こりにくくなる!

カーエアコンによる暖房機能で送風された暖かい空気は、社内の天井付近に集まります。(暖かい空気は密度が低いため、密度が高い冷たい空気よりも上部に集まる。)
したがって顔や頭部が暖かくなり、ほてりや眠気が起こりやすくなります。

カーエアコンの暖房とシートヒーターを併用した場合、カーエアコンの送風量を減らして設定温度を低くしても、暖かく感じます。
これにより顔や頭部のほてり、眠気が起こりくくなる効果が期待できます。

寒冷時でも話しやすくなる!

寒冷時はカーエアコンの暖房風量を最大、もしくはそれに近い風量にしないと十分な暖房効果が得られないことがあります。
このとき送風音が大きくて、同乗者の話が聞こえにくくなり、会話がしづらいです。

しかしここまでに書いてきたように、シートヒーターと併用することでカーエアコンの送風量を減らせるので送風音が小さくなり、同乗者と話がしやすくなります。

腰痛とお尻の傷みが緩和される!

はるるは一日中PCを使って仕事をしていることもあり、かるい腰痛持ち。
そのため仕事が終わってから出かけるときなどは、腰が痛い状態で車を運転することがあります。

このときシートヒーターで腰のまわりを暖めることで、腰の痛みが緩和され楽になります。

また下痢のときなどにお尻の穴が痛くなることがありますよね。
こういったときもシートヒーターを使うことで肛門が暖まり、痛みが弱まります。

切れ痔で肛門周辺が痛いときは、お風呂で暖めると血行が良くなって傷みが緩和されます※が、あれと同じイメージです。

※はるるは以前切れ痔だったので、その痛さはよく存じております。

冷え性の方には助かる機能!

暑がりの方と冷え性の方が同乗すると、暑がりの方が冷房や暖房の設定温度を低めに設定するため、冷え性の方が非常に寒く感じます。

左右独立型エアコンを搭載している車両であれば、冷え性の方は自分の席側の送風温度を上げれば寒さは和らぎます。
ですがそれでも寒いときはありますし、左右独立型でない普通のエアコンであれば、なおさら寒く感じるはず。

こんなときシートヒーターが搭載されていれば、寒い方だけスイッチを入れることで背中や腰を暖めることができるのです。

はるるの彼女さんも実はかるい冷え性なので、シートヒーターがあると暖かくて快適!と言っています。

革シートでは乗車直後の不快感の緩和、座り心地の改善効果が見込める!

高級車や一部の車両では、シートの表面に革を使っているシート、いわゆる革シートを使っています。
そして革シートでは、冬季の乗車・エンジン始動直後など車内の温度が低いときは、革シートが冷えており、ファブリック(布系素材の)シートに比べて、座ったときにヒヤッと冷たく感じます。

これは実体験するとよく分かりますが、結構な肌ストレス・不快感を感じるものなんです。
また革シートは温度が低いとかたくなる特性があり、座り心地が悪いと感じる要因になります。

そのため革シート装着車ではエンジン始動後すぐにシートヒーターをONにすることでシートがすぐに暖まり、不快感の緩和や座り心地の改善効果が見込めます

肌寒い日でもオープンカー状態で走行できる!

これはオープンカーに乗っていない、興味が無い方にとってはまったくもってどうでも良い話でしょう。

オープンカーに乗っている場合、シートヒーターのおかげで肌寒い日・季節にも、オープンカーで走れるというメリットがあります。
たとえばコペンの場合、少し厚着をしてシートヒーターをONにしていれば、気温10℃以下の日でも、オープンカーでの開放的な走りを楽しむことができます

斜め前から見たオープンカー状態の赤いコペン(LA400K)のシート周辺

ただ待ちゆく人からは、『あの人たち、寒くないのかしら…。寒い日にわざわざ厚着をして屋根を開けて走っているなんて…。』といった冷たい視線を感じますが…。

厚着をしても、暖かさを感じるものなの?

はい、感じます。

厚手のTシャツの上にトレーナーを着て、さらにその上にダウンジャケットを着た状態でも、シートヒーターをONにするとしっかりと暖かさを感じます。
というか、こういった厚着の状態でシートヒーターをONにすると、暖かすぎて背中に汗を書くこともあります。

肌寒い日にオープンカー状態で乗るぶんにはこのような厚着でもちょうどよく、快適そのもの。

ですが屋根を閉めているときは暖房がしっかりと効くのでダウンジャケットを脱ぐか、暖房の設定温度を低めにしないと暖かくなりすぎますね。

シートヒーターを使うと燃費が悪くなるの?

影響はゼロではなく、わずかではありますが悪くなる可能性があります。
これはシートヒーターが電力を使って動作しており、その電力はエンジンで発電されたものを使っているからです。

シートヒーターの動作により車両が使用する電力が増えた結果、本来回転数が低いままでも良かったアイドリング中のエンジンが、発電のために回転数を上げることがあります。
またアイスト車(アイドリングストップ機能搭載車両)では、シートヒーターの使用により発電が必要になり、交差点などで停車中のアイドリングストップがキャンセルされることも。

こういった理由からわずかではありますが、燃費が悪化する要因となり得ます。

ただ冬季の暖房使用時に、エアコンのA/CをONにして車両内部の冷凍サイクル・除湿機能を動作させた場合の方が、燃費への影響が大きいと考えられ、あまり気にするほどのものではありません。

※冬季の暖房使用時はA/CがOFFでも暖房は動作するため、A/Cは窓の曇りを取るときのみの使用にかぎった方が燃費が良くなります。

参考:車での暖房時A/C(エアコン)オフでも暖かいし、燃費はあまり変わりません!

低温やけどにだけは注意が必要!

シートヒーターを使う上で、気を付けなければいけない重要なことがあります。
それはシートヒーターの使用により、低温やけどを起こしてしまうおそれがあること。

これについてはダイハツ コペンの取扱説明書にも、以下のように記載されています。

  • 下記に相当されるかたがご使用になるときは、熱すぎたり低温やけど(紅斑、水ぶくれ)を起こすおそれがありますので十分注意してください。
    ○乳幼児、お子様、お年寄り、病人、体の不自由なかた
    ○皮膚の弱いかた
    ○疲労の激しいかた
    ○深酒やねむけをさそう薬(睡眠薬、かぜ薬など)を使用されたかた
  • 毛布や座布団など保温性のよい物をかけた状態で使用しないでください。
    シートが異常加熱し、低温やけどやシートの故障につながるおそれがあります。
  • シートヒーターを必要以上に使用しないでください。
    低温やけどを負ったり、シートヒーターの異常加熱の原因になるおそれがあります。

(ダイハツ – コペン取扱説明書より引用)

低温やけどは、44℃~50℃前後の体温より少し高めの温度のものに、長時間肌が触れ続けることによって起きるやけどのことで、紅斑や水ぶくれといった症状を引き起こします。

そのためシートヒーター使用の際は、ご注意ください。

個人的にはシートヒーターは手放せない便利・快適装備なので、今後も装着します!

冒頭にも書きましたが、シートヒーターに対するはるるの率直な意見は、以下のとおり。

  • 金額に見合う価値・良い効果を感じるかどうかは人それぞれ。
  • シートヒーターの必要性を強く感じる人と、まったく感じない人の両極端に分かれるだろう。
  • 個人的にはシートヒーターは手放せない!
    今後乗る車でも装着可能であれば、オプションを購入して装着する!

シートヒーターに対するメリットは先に書いたとおりで、デメリットはオプション装備の場合、出費が増えること。
そのためメリットに対して、追加の出費以上の魅力を感じるのであれば、購入すると良いでしょう。

オプション料金を払って装着したものの、ほとんど使っていない…。
といったことになると非常にもったいないので、購入・装着するかどうかは慎重に検討することを、強くおすすめします!

シートヒーターはアクセサリーソケットから給電する製品を使えば、簡単安価に後付できます!

シートヒーターは、以下のようなアクセサリーソケット(またはシガーソケット)から給電するタイプの製品を購入することで、後付可能です。

こういった後付製品を装着した場合は、シートに内蔵されておらず発熱マット部や配線が露出してしまうため、見栄えは劣ります。
ただ新車購入時のオプション装着よりもかなり安くシートヒーター機能を追加できるため、こういった製品の使用を検討するのも一つの手です。

以上、シートヒーターを購入・装着するかどうかの検討時の参考になさってください!

 - 乗り物, 生活,

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