29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

PC用ファンの性能指標の解説と、PWM対応でおすすめの12cmファンと14cmファン

   

PC用のファンについて、こんな相談を受けることがあります。

PCのCPUファンやケースファンを購入する際、どれを買えば良いのか分からない!

新しく自作PCを組み立てる際や、既存のPCに搭載されているファンの故障(異音・回転しなくなった)により交換の必要がある。
といった理由により、PC用のCPUファンやケースファンを購入したいと思うことがあります。

ですがこのとき、どのファン製品を買えば良いのか分からず、迷ってしまった。
何か、おすすめのメーカーや製品がないか、というものです。

現在では、とてもたくさんの種類のPC用のファン製品が販売されています。
正確な数は分かりませんが、おそらくは50種類を超える製品が販売されているのではないか、と思います。

そのため、どのファン製品を買えば良いのか分からず、迷ってしまうのは当然です。

そこで今回は、ファンの性能指標についての解説と、はるるのこれまでの経験からおすすめのPWM対応の12cm(120mm)ファンと、14cm(140mm)ファン製品についてご紹介します!

はるるはこれまでに、合計20種類以上・100個以上のファンを実際に購入し、使っています。

この経験を基に、この製品を買っておけば安心!大きな不満を感じることはないはず!
と考えている製品をご紹介しているので、ぜひ参考になさってください!

ファンの性能指標について

まずはファンの性能指標について、代表的なものを解説しておきましょう。
ファン製品を選ぶ際、その性能指標について知っておけば、ファンの性能を想像したり比較できるため、知っておいて損はないはずです。

下記、ファンの性能指標については、ファンの製品紹介ページの仕様詳細や、ファンのパッケージ背面の説明書きなどで記載されていることが多いので、購入前に確認しておくと良いでしょう。

サイズ

PC用のCPUファンやケースファンのサイズは、製品ごとに異なります。
サイズが対応していない製品では、CPUクーラーやPCケースに無加工で設置ができないことが多い※ため、適合したサイズのファンを選ぶことを強くおすすめします。

※PCケースに穴あけ加工をすれば、設置できることもあります。

現在、PC用のファンで一般的なサイズ(縦 × 横)は以下の5種類です。

  • 80 × 80mm
  • 92 × 92mm
  • 120 × 120mm
  • 140 × 140mm
  • 200 × 200mm

これらはファンの直径(回転部)に関係したサイズであり、それぞれに奥行き(厚み)が異なる製品が複数販売されています。

特に使用されることが多い12cmファン(120 × 120mm)と14cmファン(140 × 140mm)では、奥行き(厚み)は25mmの製品が一般的です。
そして25mmよりも薄い製品は、薄型のファンとして扱われることが多いでしょう。

12cmファン対応と書いてある箇所でも薄型しか設置できず、25mm厚の製品は使用不可。
という場合もあるので、ご注意ください。

回転数(RPM)

回転数は、ファンの性能に大きく関係しています。

ファンの回転数はRPM(Revolutions Per Minuteまたは、Rotations Per Minute)という単位で表記されており、1分間の回転数を示しています。
たとえば1200RPMであれば、1分間に1200回転。
つまり、秒間20回の速度で回転する、ということです。

現在ファンの回転数制御で主流となっているPWM(Pulse Width Modulation = 電気のON/OFFを細かく繰り返して電圧を調整する)制御では、ファンの回転数は下限と上限の間で動作します。

600 – 1200 RPM といったように書いてあれば、PWM制御によりファンの回転数が600 ~ 1200回転/分の間で制御されるということになります。

一般的には、ファンの回転数は大きければ大きいほど送風量が増大します。
ですがその反面風切音が大きくなり、ファンが発生させる騒音が大きくなる傾向にあります。

風量(CFMまたはm3/min)

ファンのスペックシートには、CFMという性能指標も表記されています。
これは、ファン製品の特に重要な性能指標であり、風量を示します

CFMはCubic Feet per Minuteの省略であり、 立方フィート毎分と翻訳されます。

これについての詳細は、以前本ブログで解説しているので、以下に引用します。

CFM(Cubic Feet per Minute = 立方フィート毎分)とは、1分間に何立方フィートの体積の気体を送ることができるかを示した指標のことで、PCの冷却ファンの性能を示す目的で表記されています。
PCの内部パーツ冷却用のファンの場合10~80CFM前後の製品が多く、70CFMを超えれば高性能と考えて良いでしょう。

中略

1フィートは30.48cmです。

そのため1CFMとは、1辺30.48cmの立方体(箱)の大きさの空気を1分間に送り込める送風量、ということになります。
だから60CFMの場合には、1辺30.48cmの立方体(箱)の大きさの空気を毎秒送り込める送風量をイメージしてください。

ファンの性能指標について、CFMではなくm3/min(立法メートル毎分)を使って表示されている場合もあります。
この場合には以下の方法で換算可能です。

  • CFM → m3/min CFMの数値を35.315倍する。
  • m3/min → CFM m3/minの数値を0.0283倍する。

※100cm3と30.48cm3の比率計算により換算を行います。

(PCがうるさい原因と対処法 ファンの音がうるさいパソコンを静音化!より引用)

ファンの回転数(RPM)が同じでも、風量(CFM)が異なる場合、風量が大きいファンの方が冷却性能が高くなります

PWM対応のファンの場合は、風量(CFM)は最大74CFMといったように表記されます。
これは、回転数(RPM)が大きければ大きいほど、風量(CFM)も大きくなるためで、最大回転数のときに風量も最大となるのです。

ノイズ・騒音レベル(dB)

ファンは回転することにより送風を行う機械部品であるため、動作時に風切り音などの騒音が発生します。

家庭用のPCでは、聞いていると体調が悪くなるほどの強烈な音が出ることは稀です。
しかしラックサーバーなどの業務用機材などでは、キィーンという強烈な音が絶え間なく発生するため、長時間ファンノイズを聞いていると耳が疲れます。

PCのファンのノイズ・騒音レベルはdB(デシベル)という単位で表現され、数字が大きいほどファンが発生させるノイズが大きくなります。

またファンノイズは、回転数が上がると、それに合わせて増大する傾向にあります。
そのため回転数が可変であるPWM対応のファンでは、18 – 28.6 dBといったような表記となっています。
この例では最低18dB、最大で28.6dBの騒音を発生させる、というわけです。

あるいは最大28.6dBなどのように、最大騒音レベルのみの記載の場合もあります。

点灯機能の有無

PC用のファンでは、装飾のために点灯機能を持っている製品もあります。
また単純な一色の点灯だけではなく、複数の色を表示できたり点灯パターンを変更できる製品も存在します。

冷却性能には一切関わりませんが、側板がガラスやアクリル製であり、PCの内部が見えるようになっているケースでは、ファンの点灯機能により、内部をキレイに見せることができます。

特に複数の色の表示・点灯パターンの制御ができるモデルは、そうでないモデルに比べて高価であることが多いです。

高い静音性能と冷却性能を両立したい場合、大きなファンをゆっくり回すのが基本!

PCの動作中の音は、静かな方が良いですよね。
ですが冷却性能を求めると、ファンを高速回転させてたくさんの空気を送風する必要があります。

静音性能と冷却性能を高いレベルで両立したい場合には、ファンの個数を増やし、一個一個のファンになるべく大きな直径・厚みで、風量(CFM)が大きく、ノイズ・騒音レベル(dB)が低い製品を使用する。
またそれぞれのファンはなるべく低回転となるように、回転数の制御を行うのが基本です。

ファンの搭載数や搭載できるサイズは、使用するPCケースに大きな影響を受けます。
そのため高い静音性能と冷却性能を両立したい場合には、PCケース選びがとても重要です。

たとえばObsidian Series 1000D CS7326 CC-9011148-WWというケースでは、空冷PCの想定で、ケース前面に8個の12cmファン。
ケース背面に12cmファンを2個、ケースの上面(天板部)に14cmファンを3個搭載できます。

PWM対応でおすすめのPC用の12cmファンと14cmファン

さて、ここからははるるのこれまでの経験からおすすめしたい、PWM対応のPC用12cmファンと14cmファンについて、ご紹介しましょう!

12cmファン

まずは12cmファンのおすすめモデルからご紹介します!

点灯なし オウルテック・山洋電気 F12-PWM

12cmファンで光らなくて良い、という条件であれば、F12-PWMがおすすめです。
最大風量が99.0CFM(2.80m3/min)※であり、冷却性能がかなり高い製品と言えます。

※Amazonさんで掲載されているスペックより。

  • 回転数:850 ~ 2850RPM
  • 風量:99CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大40dB(10~40dB)

PWM制御により、回転数は850 ~ 2850RPMと大きな制御幅を持っています。
そのため普段は低回転でゆるゆると回し、CPU負荷が高くなったときには、高回転で回して強い冷却を行うことが可能です。

ただし最大回転時には40dBと、かなりのノイズを発生させるため、最大回転時にはうるさいです。

点灯なし Corsair ML120 PRO 120mm PWM(CO-9050040-WW)

CorsairさんのML120 PRO 120mm PWM(CO-9050040-WW)も、F12-PWMと同じく点灯機能なしの12cmファンです。

  • 回転数:400 ~ 2400RPM
  • 風量:75CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大37dB

F12-PWMと比べると、回転数・風量が下がり、最大騒音レベルも少し下がったスペックとなっています。

ですがPWM制御可能な下限回転数がより低く設定されているため、低回転でゆっくり回したい!
ピークの最大回転数・風量は、F12-PWMほどは必要ではない!という場合に、特におすすめできます。

一色点灯 Corsair ML120 PRO LED 120mm PWM

さきほどご紹介したML120 PROでは、以下のような一色点灯バージョンのモデルも存在します。

赤色(CO-9050042-WW):

青色(CO-9050043-WW):

白色(CO-9050041-WW):

  • 回転数:400 ~ 2400RPM
  • 風量:75CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大37dB

回転数や風量、騒音レベルはML120 PROとまったく同じであるため、光らせたい場合には上記3製品のどれかを選択すると良いでしょう。

ちなみにはるるは以前、赤色(CO-9050042-WW)モデルを水冷PCのラジエター冷却に使っていましたが、赤色がとても鮮やかでキレイでした。

製品の作りもしっかりしており、とても気に入っています。
ですが製品の梱包品質が良い(良すぎる)ため、たくさんのファンを使用する水冷PCでは、ファンのパッケージ開梱に時間がかかるのが難点でしょうか。

これについては、Corsairさんのファン製品に共通の弱点と言えます。

個人的にはもう少し簡素な梱包でいいので、価格を下げてもらえると助かります。

多色点灯 Corsair ML120 PRO RGB LED 120MM PWM

ML120 PROの多色点灯版が、ML120 PRO RGB LED 120MM PWM(CO-9050076-WW  / CO-9050075-WW)です。

3個パック(CO-9050076-WW) – Lighting Node PRO・RGB Lighting Hub付属:

1個パック(CO-9050075-WW):

  • 回転数:400 ~ 1600RPM
  • 風量:47.3CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大25dB

ML120 PROの多色点灯版ですが、回転数・風量・ノイズが下がっており、冷却性能が異なるファンだと思った方が良いでしょう。

ファン単体の冷却性能はそこまで高くなくても構わないので、多色で光らせたい!というケースでおすすめです。

尚、1個パック(CO-9050075-WW)のファンだけでは点灯させることができないため、まずはLighting Node PRO・RGB Lighting Hub付属の3個パック(CO-9050076-WW)を購入してください。
1個パックは、3個パックを購入後の単品破損時の補修か、すでにLighting Node PRO・RGB Lighting Hubを持っている方向けの製品です。

多色点灯 Corsair LL120 RGB LED 120MM PWM

ML120 PRO RGB LEDでは、ファンの部分だけが光っていましたが、ファンの外周部まで光るようになっているのが、LL120 RGB LEDです。

3個パック(CO-9050072-WW) – Lighting Node PRO・RGB Lighting Hub付属:

1個パック(CO-9050071-WW):

  • 回転数:600 ~ 1500RPM
  • 風量:43.25CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大24.8dB

静音性能や冷却性能は、ML120 PRO RGB LEDとあまり変わりません。
ですがファンの外周部がリング状に光るのがとてもキレイなので、この光り方が良い方には、本製品がおすすめです。

※本製品もML120 PRO RGB LEDと同様に、単品では光らせることができないのでご注意ください。

多色点灯 Corsair HD120 RGB LED 120MM PWM

HD120 RGB LEDは、ファン筐体の大部分が透明な素材で作られており、ファンの筐体全体が光るタイプです。

3個パック(CO-9050067-WW) – LEDコントローラー・RGB Lighting Hub付属:

1個パック(CO-9050065-WW):

  • 回転数:800 ~ 1725RPM
  • 風量:54.4CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大30dB

Corsairさんの他の光るタイプのファンに比べ、風量(CFM)が高いため、特に水冷PCのラジエターファンなどにおすすめできます。

はるるは現在、本製品をObsidian Series 1000D CS7326 CC-9011148-WWという巨大ケースに使用しており、ケース前面の480mmラジエター2本の冷却に16個、ケース背面の排気ファンとして2個、計18個を使用しています。

また、本製品の14cmファンモデルであるHD140 RGB LEDをケース上部(天板部)に3個排気ファンとして使用しており、その静音・冷却性能のバランスとキレイな光り方に大満足です。

※本製品もML120 PRO RGB LEDと同様に、単品では光らせることができないのでご注意ください。また光り方を細かくソフトウェア制御したい場合には、別途Lighting Node PROやCommander PROが必要となります。

14cmファン

14cmファンについては、ここまでにご紹介した12cmファンの14cmモデルがおすすめです。
細かな商品の説明については12cmファンと同様であるため、型番と性能指標のみ掲載します。

詳細な説明を見たい方は、同じモデルの12cmファンの紹介部を参照してください。

点灯なし Corsair ML140 PRO 140mm PWM(CO-9050045-WW)

ML120 PROの14cmファンのモデルです。

  • 回転数:400 ~ 2000RPM
  • 風量:97CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大37dB

一色点灯 Corsair ML140 PRO LED 140mm PWM

ML120 PRO LEDの14cmファンのモデルです。

赤色(CO-9050047-WW):

青色(CO-9050048-WW):

白色(CO-9050046-WW):

  • 回転数:400 ~ 2000RPM
  • 風量:97CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大37dB

多色点灯 Corsair ML140 PRO RGB LED 140MM PWM

ML120 PRO RGB LEDの14cmファンのモデルです。

2個パック(CO-9050078-WW) – Lighting Node PRO・RGB Lighting Hub付属:

1個パック(CO-9050077-WW):

  • 回転数:400 ~ 1200RPM
  • 風量:55.4CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大20.4dB

※本製品もML120 PRO RGB LEDと同様に、単品では光らせることができないのでご注意ください。

多色点灯 Corsair LL140 RGB LED 140MM PWM

LL120 RGB LEDの14cmファンのモデルです。

2個パック(CO-9050074-WW) – Lighting Node PRO・RGB Lighting Hub付属:

1個パック(CO-9050073-WW):

  • 回転数:600 ~ 1300RPM
  • 風量:51.5CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大25dB

※本製品もML120 PRO RGB LEDと同様に、単品では光らせることができないのでご注意ください。

多色点灯 Corsair HD140 RGB LED 140MM PWM

HD120 RGB LEDの14cmファンのモデルです。

2個パック(CO-9050069-WW) – LEDコントローラー・RGB Lighting Hub付属:

1個パック(CO-9050068-WW):

  • 回転数:600 ~ 1350RPM
  • 風量:74CFM
  • ノイズ・騒音レベル:最大28.6dB

※本製品もML120 PRO RGB LEDと同様に、単品では光らせることができないのでご注意ください。また光り方を細かくソフトウェア制御したい場合には、別途Lighting Node PROやCommander PROが必要となります。

高価なファンですが、高品質なのでぜひ試してみて!

今回おすすめの製品としてご紹介した各種ファン製品は、どれも単品で2,500~3,500円ほどの価格で販売されており、他のファン製品と比べると高価な部類に入るでしょう。

特に大型のケース・複数の大型ラジエターを使用した水冷PCなど、ファンが多数必要な場合では、ファンの購入費用がかなり高くなってしまいます。

参考までに先ほども少しふれた、はるるが現在使用しているObsidian Series 1000D CS7326 CC-9011148-WWでは、ファン本体(12cmファン × 18個、14cmファン × 3個)と、その制御に使用する複数のCommander PROやLighting Node PROだけで、8万円以上の費用が必要でした。(水冷用の480mmラジエター2本の冷却などに使用。)

ですがどのファン製品も高品質であり、点灯するタイプについては光り方がとてもキレイなので、高品質なファン製品を探している方は、ぜひ試してみてくださーい!

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