バツイチの人に離婚の理由を聞いてもいいの?信じてもいいの?
2018/04/24
本エントリーの目次
先日のエントリー、バツイチ男性と付き合いたい!振り向かせたい!どうしたらいいの?にて、バツイチ男性との付き合い方(友人関係ではなく恋愛関係)や心得のようなものをご紹介しました。
その後、はるるに相談してきた友人から、再度こんな質問が。
バツイチの人に離婚の理由を聞いてもいいの?
この質問は、実際にバツイチ男性との付き合い方に悩んでいるはるるの友人の友人からのものではなく、その相談に乗っている友人からのもので、個人的に聞きたかったことだそう。
たしかにこれは誰でも気になることですよね。
はるるだって知り合いが離婚したと聞いたら、どうして離婚したんだろうかと、その理由が気にならないといえば、嘘になりますから。
だからこの友人の気持ちはよく分かります。
まして、バツイチの方と付き合いたい!結婚したい!
こう考えている方にとっては、最も知りたいことの一つでしょうし、交際や結婚するかどうかの重要な判断材料にもなることでしょう。
そこで今回はこの点について、実際に離婚を経験しているバツイチ男性である、はるるの考えをご紹介します。
尚、今回もバツイチの方とお付き合いしたい、恋愛関係になりたい、という方向けの内容となっていますこと、あらかじめご了承ください。
さて、バツイチの方に離婚の理由を聞いても良いのかについてですが。
人による、状況による
としか言えません。
これはおそらく、このエントリーに興味を持って読み始めた方々が求める答えではないと思います。
ですが本当に、『人による、状況による』としか言えないんです。
というのも、離婚にいたった理由・状況は夫婦によって異なり、千差万別。
聞かれたら包み隠さず教えてくれる方もいるでしょうし、嫌なことなので話したくもないし、思い出したくもない、という方もいるでしょう。
したがって、相手の心情や状況に十分に配慮し、よく考えた上で大丈夫そうだ、と判断できるのであれば聞くと良いでしょう。
逆説的に言えば、大丈夫かどうか判断に困る・微妙だ、と思ったのであれば、その時点では聞かない方が無難です。
なぜなら、バツイチの方に離婚の理由を聞くことで、不快な気分にさせてしまったり、精神的なショックを与えてしまう、嫌な記憶を思い出させてしまうなどの問題が起こり得るからです。
そのためバツイチの方に離婚の理由を聞く前に、最低限以下の内容について考慮することを強くおすすめします。
バツイチの方に離婚の理由を聞く前に、最低限考慮した方が良いこと
バツイチの方に離婚の理由を聞く前に、最低限考慮した方が良いことは以下のとおりです。
離婚から日が浅くないか
離婚の前後は、離婚の当事者やその家族は各種手続きに追われ、肉体的にも精神的にも疲労しています。
そのため離婚直後に当事者に離婚の理由を聞くのは、避けた方が良いでしょう。
それにより、相手にさらに肉体的・精神的な負担をかけてしまう可能性があります。
離婚の理由を聞いて良いほどに親密か
離婚の話題はデリケートかつ、とても個人的な問題です。
もし相手の方と、まだそれほど親密ではない、ということであれば、ある程度親密になるまでは聞かない方が良いでしょう。
どうしてこの人に、そんなプライベートなことを答えなければいけないんだろう、と思われてしまうだけで、良い印象を持つ方はまずいないはず。
離婚後のショックから、十分に立ち直っているか
離婚の際の状況によっては、離婚により大きなショックを受けている方もいます。
そういう方に離婚時の状況や原因を聞いてしまうと、不快な記憶を思い出させてしまうなど、大きなストレスを与えてしまうことも。
そのため、離婚後のショックから十分に立ち直っていると判断できない場合、聞くべきではありません。
いきなり細かいところまで聞こうとしない
気持ちはよく分かります。
誰だって気になりますもんね。
あの人、この間まで夫婦円満そうだったのに、どうして離婚しちゃったんだろうって。
でも離婚に関しては、本当にデリケートでプライベートな話題。
だから親しい相手でも、話せないこともたくさんあるんです。
その中でも慰謝料や養育費などのお金の話、親権や子どもと会えるのか、といった内容は、その最たるもの。
そのためいきなり聞こうとせず、相手の様子をうかがいつつ、大丈夫そうなら聞く、といったスタンスがおすすめです。
はるるの場合は?
先ほど、バツイチの方に離婚の理由を聞いても良いのかについては、『人による、状況による』と書きました。
参考までに、はるるの場合はどうだったのかというと、離婚直後の早い段階から聞かれれば、答えられる範囲で答えていた、という感じです。
厳密には離婚直後は精神的なショックが大きすぎて、さまざまな事柄について正常な判断ができず、聞かれれば聞かれるがままに答えていた、という方がより正確かもしれませんね。
『答えられる範囲で』というのは、これからどうするの?再婚しないの?
といった、離婚直後の状態では、答えられないような将来のことなどを除いて、という意味です。
正直に言うと、離婚直前の元妻や元義両親を交えた話し合い、離婚の条件決めの段階で既に疲れきっており、離婚後しばらくは無気力状態となっていました。
そのため何を聞かれても、そして言われても、それ以上に不快感を感じたり、ショックを受けることはあまりなかったと思います。
まあ、もうどうにでもな~れ!と、どこか他人事くらいの感じだったのかもしれません。
今思えばただの現実逃避だったんでしょうけれど。
というわけで、離婚のショックが大きすぎると、何を聞かれても、ほとんど何も考えず・感じずに答えてくれる人もいます。
ベストなのは、本人が自分から話してくれるのを待つこと
そこまで待てない!という声が聞こえてきそうですが、ベストなのは、本人が自分から話してくれるのを待つことでしょう。
離婚の理由を当事者が自分から話してくれる場合、この人になら話しても大丈夫だ、聞いて欲しい、という信頼感がある証拠。
また離婚のショックから立ち直った、または立ち直りかけている状況である可能性が高いです。
本人から離婚の理由を話し始めているわけですから、この話題を話すことに不快感を感じたり、ショックを受けることは考えにくいでしょう。
そのためある程度踏み込んだ内容についても、答えてくれるはずです。
真剣な交際を考えているのであれば、早い時期に絶対に聞くべきです!
ここまで、バツイチの方に離婚の理由を聞いても良いのかについては、慎重に時間をかけて聞いた方が良い。
なぜなら離婚の理由を聞くことで、相手に不快な思いをさせてしまったり、精神的なショックを与えてしまう可能性があるため、というようなことを書いてきました。
これとはまったく正反対の意見となってしまいますが、バツイチの方との将来を真剣に考えている!結婚したい!
ということであれば、なるべく早い時期に離婚の理由を聞くべきです。
そして可能であるならば、その真偽の見極めもするべきでしょう。
というのも、離婚の原因が意中の人にある場合、同じ理由で自分たちもうまくいかない可能性がある。
また離婚の原因が相手側にあった、と意中の人が言っていたとしても、それ自体が嘘の可能性もあるため。
こういった意中の人の問題点が早めに分かれば、その方とはさっさと別れて、他のもっと素晴らしい方を探すことに時間を使えます。
ただこれはもちろん、相手に精神的なショックを与えないように、可能なかぎり配慮しつつ確認するのが、大前提です。
冒頭の友人にも、これらについて話したところ、さらにこんな質問が。
離婚の理由を信じてもいいの?
ふむふむ。
バツイチの方が教えてくれた離婚の理由や、それに至った経緯を信じても良いのか、ということですね。
う~ん、これも答えるのが難しい質問です。
ですが強いて答えるとすれば、信じるなとは言わないが、すべてを鵜呑みにするのはやめた方が良い。
といった感じでしょうか。
はるるがこう思うのは、以下のような理由によるものです。
片方の言い分だけでは、真実は分からない!
先にも書いたとおり、離婚にいたった理由・状況は夫婦によって異なり、千差万別。
そしてその詳細な理由・本当のところは、当事者の二人しか知りません。
また離婚を決意した本当の理由を相手に隠したまま、離婚を申し出る方もいます。
これはたとえば他に好きな人ができ、その人と再婚したいがために、離婚したい。
だが正直に夫または妻に言っても、離婚を承諾してもらえない可能性が高い。
だったら相手の嫌な点を指摘して、それを離婚の理由にしよう!といった具合です。
このケースでは、離婚を切り出された側は、本当の理由を知らないまま、離婚してしまうこともあるでしょう。
自分にとって都合の良いように話していることがある!
人間は誰だって他人に嫌われたくはありません。
だから自分の悪い点については、自分の都合の良いように、嘘を言ってしまうことがあります。
これは離婚の原因についても同様で、本当は自分の浮気が離婚の原因なのに、相手の浮気が原因で離婚したんだ!
と離婚の原因をすべて相手のせいにしてしまうような方もいます。
さすがにここまでの極端な嘘をつく方は多くはないと思います。
ですが自分にとって都合が良い小さな嘘を言ってしまうことは、それなりにあることなのかもしれません。
過大に言ってしまう!または過小に言ってしまうことがある!
自分にとって都合が良くなるように、事実をオーバーな表現で話す方もいます。
その逆に過小な表現で話すことも。
離婚の理由を聞く際に、相手がオーバーな表現で説明した時と、そうでない時では聞き手の印象は大きく変わります。
すべてを話さないこともある
離婚の理由を説明する際には、すべてを話さないことも。
これには意図的にそうしている場合と無意識のうちにやっている場合があります。
意図的にすべてを話さないのは、話してしまうことが自分にとって不都合であるケース。
または相手の名誉を傷つけてしまうケースなどが挙げられます。
ただ離婚直後の感情的になっている心理状況では、後者であることは稀。
そしてその多くは、話してしまうことが自分にとって不都合であるケースではないかと。
無意識に行っている場合は、そもそも忘れてしまっているケースが考えられます。
人間の記憶はいつまでも鮮明なわけではなく、時とともに徐々に薄れていくものです。
実際はるるも現在では、離婚から時間が経っているため、印象的であったことを除いては、当時の状況を詳細に思い出すのは難しくなっています。
当事者にも本当の理由が分からないことがある
恋愛においても決定的な理由はないにも関わらず、相手への想いが急に冷めてしまうことがありますよね。
お互いに対してこれといった不満がないにも関わらず、です。
これが結婚生活中に起こり、それをきっかけに離婚を決意した場合、当事者にもその本当の理由は分かりません。
ただこの場合は、性格の不一致など別の理由でお互いを、そして親族など関係者を納得させて離婚することが多いのではないでしょうか。
ただ子どもがいる夫婦では、このパターンによる離婚は決して多くはないはず。
というのも子どもがいる場合、その心理状況や養育環境への影響、経済的な事情から、夫婦だけの都合で離婚を決めにくいため。
したがって明確な理由がないにも関わらず、離婚を決意する方はそう多くはないでしょう。
総合的に真偽を判断するしかない!
つまるところ離婚の理由を当事者の片方から聞いただけでは、もう片方の言い分が分からないので、その真偽の判断は難しい。
仮に両者から話を聞いたとしても、離婚に至った理由のすべてを把握することもまた難しい。
そのため、バツイチの方が教えてくれた離婚の理由を信じてもいいの?
という質問に対してのはるるの回答は、『信じるなとは言わないが、すべてを鵜呑みにするのはやめた方が良い』というものになります。
したがってその真偽については、その他の要素も含めて総合的に判断するより他はないと思います。
ここでいうその他の要素とは、離婚当時の状況を知っている第三者に聞いてみて、言い分に食い違いやおかしな所はないかといった点。
その方と接していて、誠実で嘘をついたり、誇張したりする人ではなさそうだ、といった印象などです。
また離婚の際に公正証書を作っているのであれば、それを見せてもらえば慰謝料・子どもの養育費の有無、動産・不動産などの財産分与に関することなど、かなり多くのことが分かるはず。
これらは通常公正証書を作る際に、内容として盛り込むことが多いためです。
公正証書とは、公証人が作成する高い証明力を持つ公文書で、公証人と当事者、またはその代理人立会(遺言は本人でないとダメ)のもとで作成します。
そのため当事者同士が同意していないことや、嘘は記載できません。
付き合いが浅い段階で公正証書を見せて、と相手にお願いするのは、配慮に欠けると思います。
ですが親密な付き合いを行っており、真剣に結婚を考えている間柄であれば、きっと相手の方も誠実に対応してくれるはず。
ただ離婚当時は相手の方にも問題があったとしても、離婚をきっかけに改善していることだってもちろんあります。
そのため結局は、現在の相手の方と真剣に向き合い、その上で信用できるかどうかを、過去のことも踏まえて総合的に判断する他はないと思います。
以上、ありきたりな回答となってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。