29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

共働き夫婦や同棲カップルの生活費、家賃・家事分担の具体例

      2018/04/26

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共働きをしている夫婦や恋人と同棲をしているカップルが、一緒に暮らし始める前、または暮らし始めてから早期の段階に、こんな風に悩むことがあります。

共働き夫婦や同棲カップルの生活費、家賃・家事の分担はどうすれば良いの?

キッチンで考え込んでいるエプロンを付けた若い男女

二人が同じ住居で生活をしていくためには、誰かが掃除や洗濯などの家事をしなければいけませんし、食費や住居費(家賃)などの支出が発生します。

それぞれが自分の使った分だけ掃除や洗濯などの家事をし、使った分だけの費用を負担しよう!
というように決めて、そのようにキレイに家事労働や費用を分担できれば話は簡単ですよね。

ところが多くの場合、そううまくはいきません。

これはなぜかというと、自分が使った水道や電気代などの水道光熱費(水光熱費)を厳密に把握するのが簡単ではない。
また家にはトイレやお風呂などの共用スペースがあり、使った分だけ掃除をしたり、費用を負担するという考え方を適用することがそもそも難しい。
などの理由によります。

かつては男性が外で働き、すべての費用を負担。
女性は家ですべての家事労働を行うという、費用負担・家事分担のモデルが広く一般的でした。
いわゆる『男性は外で働いて女性は家を守る』とか、『男性は仕事、女性は家庭』と言われていたものですね。

ですが最近では、経済的な事情から男女ともに働く共働き家庭が多くなってきました。(学生カップルの場合は、二人とも大学で勉強している。)
そのため共同生活を送っている夫婦やカップルの多くは、話し合って生活費や家賃などの費用負担、家事の分担を決めて対応しています。

この費用の負担割合や家事分担を決める際は、社会人であれば仕事、学生さんなら学業の忙しさなど。
またそれぞれの経済状況や家事の得意不得意・好き嫌いなど、お互いを取り巻くさまざまな状況を検討材料に、総合的に判断するほかありません

そうは言っても、何か参考になるものがないと決めるのが難しい。
他の家庭・カップルではどのような分担にしているのか気になる。
という方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、共同生活中の費用の負担割合や家事分担について、はるるの実際の事例をご紹介します!

共働き夫婦の費用の負担割合や家事分担の事例

はるるは現在は独身ですが、以前は結婚しており、5年半ほど結婚生活をしていました。
まずはこの結婚していたときの事例について。

共働き夫婦の当時の状況

当時の状況を簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 夫(はるる)・元妻(以下妻と記載)ともに正社員のサラリーマンで、フルタイムで働いていた共働き夫婦。
  • 夫はIT関連企業に務め、朝早くから夜遅くまで勤務。
    繁忙期は翌4時に帰宅し、その3時間後の朝7時には出社なんてこともあった。
  • 妻は現場仕事 + 事務仕事で定時帰宅か、0.5 ~ 1時間程度の残業後に帰宅。
    18:30 ~ 19:00前には帰宅することが多かった。
  • 妻は出産前に休職し、以後は子育てと主婦業務に専念。
  • 夫・妻ともにキレイ好き。
  • 夫は仕事が大好きで家事ができない。
  • 妻は家事が好きで得意。
  • 夫の収入は妻の収入の2倍弱。
  • お財布は一緒。
    家庭の財布の考え方として、夫のお金・妻のお金という考え方をしていない。
    →夫用の口座・妻用の口座はもちろんあり、支出はどちらかの口座からだが、それは夫婦のお財布からの支出という考え方。
  • 夫単独名義で35年ローンを組んで一戸建てを購入済み。
  • 妻が結婚前に購入した車のローンは、夫婦のお財布から返済。
  • 夫の住宅の35年ローンと妻の車のローン以外には、ローンや借金はない。

費用の負担

家庭の財布の考え方について、夫のお金・妻のお金という考え方をしておらず、『夫婦のお金(お財布)から支出している』という考え方をしているのが、はるるたち元夫婦の費用の負担面でのポイントです。

だからたとえば住宅ローンを毎月10万円払っていたとしたら、夫名義の口座から10万円毎月引き落とされますが、それは夫のお金が10万円減ったのではなく、夫婦のお金が10万円減った、という考え方で家計を運営していました。

そのため費用の負担割合という考え方自体を、はるるたち元夫婦はしていませんでした。

ただ夫の収入が妻の2倍弱であり、家庭の共通のお財布からすべて支出していたことから、支出の2/3を夫が、残りの1/3を元妻が負担していた、という考え方・見方もできますね。

ちなみにお小遣いは互いに3万円を一応の目安にしていたものの、特に上限を設けてはいませんでした。
多くの月では3万円を超えないことが多かったですが、出費が重なった月は足りなくなる度に、相手の許可を得てから0.5 ~ 1万円を追加するような申請制をとっていました。

『夫婦のお金(お財布)』という考え方を採用しているため、自分勝手にお金を使ったり使途を決めてはいけませんから、これは当然ですね。

家事の分担

家事の分担については分担と呼べるものではなく、ほぼすべての家事を妻が行っていました。
これについては、このブログのプロフィールでも以下のように書いています。

結婚生活中は仕事ばかりで、家事はすべて元妻に任せっきり。
そのため、料理や洗濯などの家事ができないのはもちろんのこと。
自分の銀行口座からお金を下ろす方法も分からないまま始まった、ダメ男の奮闘の日々を綴っていきます。

(29歳、離婚しました。 – プロフィールより引用)

さきほど当時の状況でもご紹介しましたが、当時のはるるは仕事が忙しく、平日は深夜まで仕事。
そして土日も休日出勤や仕事に関する新技術の勉強などがあり、あまり家事ができない状況でした。

キレイ好きのため掃除はできましたが、料理や洗濯などの家事は一切できず。
それでも一緒に暮らし始めた当初は洗い物や掃除をやっていました。

ところが、はるるよりもさらにキレイ好きの妻が求める家事のクオリティーに達しない。
また家事の順序ややり方が気に入らないといった理由から、やらなくて良いと言われてしまう始末。

ただこれは妻が怒って言ったわけではありません。

仕事が忙しかったはるるの健康のために、家では家事をせず、ゆっくり休んでほしい。
家事は好きだし得意だったから、まったく苦ではない。
あなた(夫 = はるる)は仕事が大変な分、私よりも給料が高い。
私(妻)の仕事は給料が低いが、拘束時間は短い。
だから家事はすべて私がやる!その分あなたは、しっかり稼げ!

ということでした。

『男性は仕事、女性は家庭』の考え方に少し似ているかもしれませんね。(ただはるるたち元夫婦の場合では、子どもが生まれる前までは元妻も仕事をしていたので、元妻の負担が大きいと思います。)

こういった元妻の考え方は、お互いの状況や家事の得意不得意・好き嫌いをふまえたもので、当時の私たち夫婦に合ったものであり、良い落とし所だったんでしょう。
そのため夫が仕事を頑張り、妻は家事を頑張る!という役割分担について、しっかりと納得の上で決めたことだったので、これについて結婚生活中に文句を言ったことは互いにありません。

はるるたち夫婦はその後、とある理由をきっかけに離婚しましたが、費用の負担割合や家事分担が理由ではありません。※

離婚の際は夫婦のお金(お財布)は2人で貯めたものとして、車と現金部分で財産を折半。
持家についてはローンも含めて(持ち家という財産とローンという名の借金を含めて)、はるるのものとしています。

※離婚協議の場で結婚生活中の費用の負担割合や家事分担については話題になっていません。
ですがひょっとすると、元妻の中では時が流れるにつれて不満に思う面もあったのかもしれません。
ただ元妻の費用の負担割合や家事分担についての真意は、はるるには分かりません。

同棲カップルの費用の負担割合や家事分担の事例

はるるは離婚後に、ブライダルネットというネット婚活サイトで現在の彼女と出会い、その後お付き合いを始め、結婚を前提に今も交際を続けています。



参考:ブライダルネットで婚活を始めたら1週間で彼女ができました!

そして現在は、はるるの家に彼女が引っ越してきて同棲をしており、いわゆる同棲カップルの状況です。
そこで次は同棲カップルの費用の負担割合や家事分担について、はるるたちの事例をご紹介しましょう。

同棲カップルの現在の状況

はるるたちの現在の状況の概要は以下のとおりです。

  • 彼(はるる)・彼女ともに正社員のサラリーマンで、フルタイムで働いている共働きカップル。
  • 彼はIT関連企業に務め、定時帰宅か、0.5 ~ 3時間程度の残業後に帰宅。
  • 彼女は事務仕事で定時帰宅か、0.5 ~ 1時間程度の残業後に帰宅。
  • 彼の方が残業が多いが、彼女の方が通勤時間が長いため、どちらの帰宅が先かは日によってまちまち。
  • 彼はキレイ好き。
  • 彼女はキレイ好きではなく、多少汚くても大丈夫。気にしない。気にならない。(ちょっとは気にしてほしい…)
  • 彼は仕事が大好き。
  • 彼女は仕事は好きでも嫌いでもない。
  • 彼は一通り家事ができ、掃除が特に得意だが、アイロンがけが苦手。
  • 彼女は一通り家事ができるが、掃除が苦手。
    料理が得意なわけではないが、彼はとてもおいしい・うまいと感じている。
    そのおかげで最近少し太ってしまったのが彼の悩みである。
  • 彼女の収入は彼よりは低いものの、同年代の女性の平均年収と比べると数百万円高い。
  • お財布は別。
    それぞれの支出は基本的には個別に支払い。
    ただし結婚後はお財布を一緒にする予定である。
    →『夫婦のお金(お財布)』という考え方になる。
  • 彼名義の35年ローン返済中の一戸建てに、彼と一緒に暮らしている。
    以前彼女が住んでいたアパートは解約済みであり、彼女の住居費はゼロ。
  • 彼の35年ローン以外には、彼・彼女ともにローンや借金はない。

補足しますと、ここでいう彼 = はるるは、以前の結婚生活中は仕事が忙しく、家事は掃除以外はまったくできませんでした。
ですが離婚後に仕事が落ち着いて早めに帰れるようになった、離婚後の生活の中で料理や洗濯など、他の家事労働も一通りできるようになった。
また離婚後は結婚生活中に購入した一戸建てに一人暮らしをし、その後彼女ができ、彼女とその家で暮らし始めた、という状況です。

参考:離婚後の持家はどうする?住み続けるという選択肢も!

費用の負担

結婚生活や同棲生活をしていると、住居費や駐車場代、食費や衣服費・医療費・日用品費・水道光熱費など、たくさんの費用が必要です。
一般的に生活をしていく上で必要な費用の総称を生活費と言いますが、これがどの費用までを含むのかは、家庭によって異なります。

はるるの場合は以下の項目を生活費と考えており、それらの一部について、彼女との同棲生活を始めた後に増えた金額のみ、彼女に払ってもらっています

  • 食費
  • 日用品費(トイレットペーパーやシャンプー、石けんなど)
  • 外食費
  • 医療費
  • 交際費
  • 衣服費
  • ガソリン代
  • 水道光熱費(水光熱費 = 電気・ガス・水道代)
  • 通信費(スマホ・自宅固定回線)
  • 住居費(住宅ローン・固定資産税)
  • NHK受信料

上記生活費のうち医療費や交際費、衣服費、通信費(スマホ回線)などは、彼(はるる)が使った分か彼女が使った分かが明確に分かるため、それぞれ自分の支出について個別に支払い。

同棲を始めても費用が増えないもの(住居費やNHK受信料、自宅固定回線通信費)は、はるるが従来通り(同棲を始める前と同じように)支払い。

それ以外の食費や日用品費、水道光熱費などははるるが一旦クレジットカードで全額支払い。
その後毎月の締め日に、はるるが一人暮らしをしていたときとの差額の合計を計算し、5,000円単位で負担してもらっています

はるるは家計簿をしっかりつける習慣があるので、前年同月との差額や過去数年の平均との差額を正確に計算可能です。
そしてそれらをもとに、彼女が一緒に生活することによって増えたと推定される費用を払ってもらっている形ですね。

食費や日用品費、水道光熱費などは個人個人の使用量をしっかりと把握することが難しいため、2人で話し合った結果、このような方法を採用しました。

ちなみに上記費用以外にも、はるるには養育費や車の保険代、車検代、入院保険・地震保険の保険料などの支払い項目がありますし、彼女にも個人年金や入院保険の保険料などの支払い項目がありますが、それらについてはすべて個別に自分の分のみを支払っています。

はるると彼女は将来的には結婚する予定であり、結婚後はお財布を一緒にする = 『夫婦のお金(お財布)』とする予定です。
ですがまだ結婚前なので、何らかの理由で結婚をやめる可能性がありますし、はるるまたは彼女が結婚前に事故・病気などで突然死するかもしれません。

万が一とは言え、そういった状況となったときのことを考えると、結婚するまではお財布は別の方が良いよね。
となったわけですね。

ちなみにマンションやアパートを借りている同棲カップルの場合には、家賃を折半する(半分に分ける)か、家賃を片方が、残りの生活費すべてをもう一方が払うなどの負担方法が一般的だと思います。

にも関わらず、はるるたちが家賃(住宅ローンや固定資産税)を折半しないのは、住宅がはるる名義であり、将来的にははるるの財産になるからです。
(ローンを完済するまでは、厳密には完全にはるるの財産ではありません。)

結婚しなかったときのことを考えると、彼女さんに負担してもらうのはちょっとおかしいかな、と思ったんですよね。
ただ住宅の使用料を払うという意味合いであれば、少し負担してもらっても良いのでは?
と考える方もいらっしゃるのかもしれません。

家事の分担

同棲を始めるときの話し合いの結果、家事の分担は以下のように決まり、今もそのとおりに行っています。

彼(はるる)が担当している家事

  • 掃除全般(各部屋の掃除機がけ・ホコリ取り・水拭き、トイレ掃除、ガスコンロ・レンジフード・五徳他)
  • 週に1回のしっかりとした浴室の掃除
  • 庭の整備(雑草とりなど)
  • 買い出しリストの作成(献立や冷蔵庫・日用品の在庫をもとに作成)
  • 買い出しリストをもとに食品・日用品など生活に必要な物品の買い出し
  • 洗い物(食洗機に入れる前の予洗い、食洗機に入らない食器・調理器具の手洗い)
  • 洗濯(洗濯機を動かし、乾燥が終わった洗濯物をたたむ)
  • 室内の片付け(出しっぱなしのものをしまうなど)
  • ゴミの分別・ゴミ捨て
  • 自宅設備のDIY修理・補修
  • 家計簿への記入、毎月の生活費の計算
  • 町内会の仕事
  • 彼女の送迎(彼女はMT車※の運転ができないため、雨の日の外出時は、はるるが駅まで送迎しています)

※はるるの家にある車は、はるるの車のみでMT車です。
参考:ダイハツ 新型コペン ローブ S (LA400K) 購入レビュー

彼女が担当している家事

  • 食事・弁当づくり
  • 毎日の食事の献立作成
  • 毎日の簡単な浴室掃除
  • 手洗い洗濯(手洗いが必要な衣類の洗濯)
  • 寝具の準備(シーツや布団カバー、敷きパッド、枕カバーの交換)
  • アイロン掛け(週に1回シャツ1~2枚くらい)
  • クリーング店へのクリーニング依頼・回収
  • 衣替え(季節にあった衣類を出し、そうでないものをしまう)
  • レジャーの計画・立案・予約手続き

話し合った結果、お互いに納得の分担内容

彼・彼女が担当している家事を見ていただくと、なんとなく以下のような傾向が見て取れると思います。

  • 彼は掃除・洗い物(洗濯含む)系の家事を主に担当している。
  • 彼女は料理・衣類(洗濯含まず)系の家事を主に担当している。

はるるたちがこのような家事分担としたのは、家事の得意不得意・好き嫌いも含め、先にご紹介した互いの状況をふまえて話し合った結果、これが最も良い家事分担だとお互いに納得できたからです。

そしてこのように大まかな家事分担の担当を決めてはいるものの、相手が忙しければもちろん担当ではない家事もやります

たとえば食事づくりは彼女さんの担当としていますが、はるるが早く帰宅していればはるるが作りますし、はるるが洗い物中に洗濯機が止まれば彼女さんが洗濯物をたたんでくれます。(ドラム式洗濯乾燥機のため、干す作業は不要。)

だから一応担当を決めてはいるものの、明確にどちらか片方しかやらない家事はあまりないのです。

お互いを取り巻くさまざまな状況を検討材料に、よく話し合って納得の上で決めることが大切!

さて、ここまではるるの以前の結婚生活中、そして現在の彼女との同棲生活中の費用の負担割合や家事分担の実際の事例について書いてきました。

はるる自身が『離婚後も一戸建てに一人で暮らし続けていた男性』という、おそらくはあまり一般的ではない属性の人間のため、これら事例がこれから結婚相手の方や、恋人の方と共同生活を始める際の参考には、あまりならないのかもしれません。

ですが費用の負担割合や家事分担について、こういう考え方もあるんだな。
くらいに思っていただけたら嬉しいです。

最後になりましたが、はるるのこれまでの経験から、費用の負担割合や家事分担を決めて共同生活をする際は、以下の点が特に重要だと考えています。

  • それぞれの経済状況や家事の得意不得意・好き嫌い含め、お互いを取り巻くさまざまな状況を検討材料に、よく話し合う。
  • 話し合いの結果、それぞれが納得の上で決める
  • 状況が変わった場合は、負担割合や分担を適宜見直す。
  • 相手が忙しい・大変なときなどは助ける。

費用の負担割合や家事分担はどちらもしっかりと納得した上で決めないと、後で不満を感じてしまう原因となりやすいからです。
そしてこの不満がケンカに発展してしまうことも少なくないはず。
そのため費用の負担割合や家事分担は必ずお互い納得・合意の上で決定することを強くおすすめします。

また収入の増減や、相手の仕事が忙しくなり家事労働をしているのが難しくなったなど、二人を取り巻く環境は日々変わるもの。
こういったときには負担割合や分担を適宜見直したり、相手の家事もやってあげるなど助け合いが重要でしょう。

以上をふまえて、一緒に暮らす相手の方といろいろと話し合ってみてくださーい!

 - 掃除, 料理, 生活, 節約

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