ねぎの冷凍保存や解凍の方法 切ってからの冷凍保存が使いやすくて便利!
ねぎを使い切れないと思ったら冷凍保存!
ねぎは一回の調理に使う量が、他の野菜に比べて少なめです。
にも関わらず、スーパーマーケットで販売されている長ねぎや青ねぎは、最小販売単位が1本。
また万能ねぎ(小ねぎ)は、複数本がセット販売されていることがほとんどと、販売されている量が結構多いです。
そのため最小販売単位で買ったものの、使いきれずに困った…。
なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるはず。
特に一人暮らしをしている方や、長ねぎ・青ねぎ・万能ねぎ(小ねぎ)を使った料理をあまり作らない方は、ねぎを短期間の間に使い切れず、冷蔵庫に放置。
その結果ねぎが傷んでしまうことがあるでしょう。
そんな方におすすめなのが、長期保存(1か月ほど)を可能にするねぎの冷凍保存。
ねぎは冷凍保存が可能な野菜なので、短期間の間に使い切れないと思ったら、冷凍庫で冷凍保存しておきましょう!
冷凍保存すれば長持ちさせることができるので、ムダにせずにすみます!
今回はねぎの冷凍保存の方法や、その解凍方法をご紹介しますので、ぜひ活用くださーい!
ねぎを冷凍保存する方法
ねぎは大きく分けると、根深ねぎ(長ねぎ・白ねぎ)と葉ねぎ(青ねぎ)があります。
ですが冷凍保存する際の手順に違いはなく、どちらも同じ方法で冷凍保存が可能です。
ねぎの冷凍保存の大まかな手順は以下のとおり。
- ねぎを洗う。
- 使いやすいサイズにカットする。
- 水気を取る。
- 冷蔵庫で1日冷やしつつ、さらに水気を取る。
- 冷凍する。
ご覧のとおり、手順に難しいものは一切ありません。
ただいくつかポイントがあるので、順を追って説明しましょう!
というわけでこちら、自宅の近所にあるスーパーマーケットで購入してきた小ねぎ(万能ねぎ)※です。
※葉ねぎ(青ねぎ)の一種。
水洗いし、使いやすいサイズにカット!
まずはねぎに水道水をかけ、ねぎに付着している土や汚れ類をしっかり落としましょう。
このとき、洗浄が終わってからキッチンペーパーでねぎの水気を取り除いておくと、後の水気を取る作業がスピーディーに完了します。
ただし既にまな板が濡れている場合は、ねぎを切る際にまた水気が付着してしまうので、やらなくてもOKです!
次にバットにキッチンペーパーを敷き、カットしたねぎの置き場所を用意します。
もしバットがなければ、何でも構いませんので、平皿などねぎの置き場所となるような容器を用意ください。
キッチンペーパーを敷いたのは、カットしたねぎに付着している洗浄時の水分を吸水し、取り除くためです。
カットしたねぎの置き場所を用意したら、包丁で使いやすいサイズにねぎを切っていきます。
今回は薬味として使うことが多い小ねぎ(万能ねぎ)なので、すべて小口切りにしましょう!
切り終わったねぎは、以下のようにバットに移動していきます。
包丁よりもキッチンばさみ(料理ばさみ)を使ってのカットの方が好みであれば、バットの上でねぎを切れば移動の手間が省け、より時短となるでしょう!
参考:時短料理のベストパートナーかも!キッチンばさみ利用のすすめ
こうして1パック分の小ねぎ(万能ねぎ)をカットし終えると、このようにバットの中がねぎで一杯になります。
最小販売単位である1パック分ですらこの量なので、使いきれなくて困ってしまうのは、何らおかしいことではありません。
ほぼ100%自炊で、ねぎ系の食材(ねぎや玉ねぎ)が大好きなはるるですが、さすがにこの量を一人暮らしで冷凍せずに使い切るのは難しいです。
水気を取る!
以下はカットした直後のねぎを撮影した画像です。
上記画像では少し分かりにくいかもしれませんが、カットした直後のねぎは洗浄時の水分が付着したままであり、濡れています。
この状態のまま冷凍庫に入れて冷凍しても、冷凍保存は可能ではあります。
しかしねぎに付着した水分が霜のように固まってねぎ同士を接着。
その結果、ねぎ同士がくっついた状態で凍ってしまう原因となります。
そしてねぎ同士がくっついた状態で凍ってしまうと、調理に使う際にかなり使いづらいです。
具体的には、凍ったねぎが入った密閉容器から調理に使う分のねぎを取り出す際に、容器をかたいもので叩く。
または容器を手で揉んで固まったねぎをほぐすなどしなければ、ねぎのかたまりを分割、取り出せない…。
という状況が起こります。
これは本当に不便なので、冷凍庫に入れて冷凍する前にねぎに付着した水分をしっかりと取り除いておくことが重要です。
そのため、キッチンペーパーの上に置いたカット済みのねぎをしばらくそのまま置いておき、ペーパーに水気を吸い取ってもらいましょう。
冷蔵庫で1日冷やしつつ、さらに水気を取る!
キッチンペーパーの上に置いてしばらく待ち、ねぎの水気がある程度取れたら、市販の密閉容器にねぎを入れます。
このときのポイントは、密閉容器にねぎと一緒にキッチンペーパーを入れておくこと。
こうすることで、まだ取り切れていないねぎに付着した水分を、密閉容器の中で取り除きます。(キッチンペーパーが吸水する。)
ねぎを入れてからキッチンペーパーを入れようとすると入れづらいので、ねぎを入れる前に密閉容器にペーパーを入れておくと良いでしょう。
キッチンペーパーの方が密閉容器よりも大きく、そのままでは入りません。
したがって折りたたむか、小さく切るなどして密閉容器内に入れてください。
キッチンペーパーを密閉容器に入れたら、乾かしていたカット済みのねぎをその上に入れ、平らに広げます。
そして、なるべく空気を抜いた状態※で密閉容器を閉めて密閉します。
※空気を抜こうとして、ねぎをつぶしてしまわないようにご注意ください。
さて、密閉容器を閉めたので、いよいよ冷凍庫で冷凍です!
と言いたいところではあるんですが、まだ冷凍庫には入れません。
キッチンペーパーを入れて密閉した容器は冷凍庫ではなく、野菜室(野菜室がない場合は冷蔵庫)に入れて、半日(一晩)程度待ってください。
この手順を行うことで、キッチンペーパーが密閉容器内の水分を吸水・取り除き、ねぎを冷凍した際にかたまりにくくなります。
冷凍する!
冷蔵庫に入れてから半日(一晩)程度経ったら密閉容器を開け、キッチンペーパーを取り除きます。
取り出したキッチンペーパーは、多くの場合水分を吸ってシナシナになっており、その吸水効果を実感できるはず。
そして再度可能なかぎり密閉容器内の空気を抜きながら、でもねぎをつぶさないよう注意しつつ容器を密閉。
その後冷凍庫に入れ、ねぎを冷凍してください。
以上の手順でねぎの冷凍保存は完了です!
冷凍保存したねぎの使い方(解凍方法)
冷凍保存したねぎの使い方(解凍方法)はとっても簡単!
レンジで短時間加熱するなどして解凍すると水気が出てしまうため、凍ったまま調理に使用する、または汁物に入れるなどして使用してください。
今回ご紹介した小ねぎ(万能ねぎ)をはじめとし、ねぎ類(根深ねぎ・葉ねぎ)はカットしてから冷凍保存しておけば、味噌汁やうどんの汁に凍ったまま投入するなど、調理中にさっと使えるようになるため、とっても便利。
しかも1か月ほどの長期保存が可能となるので、冷凍保存を積極的に活用くださーい!