29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

ケーブルモールを使ってLANケーブルやスピーカーケーブルを隠蔽配線する方法

   

スピーカーケーブルやLANケーブルの配線を見えにくくしたい!隠したい!

ピュアオーディオや5.1chサラウンドのシステムを構築していたり、有線LANを使ったネットワークを使っている場合、室内にたくさんのスピーカーケーブルやLANケーブルを配線します。

この各種配線が室内の見えやすい場所にあると、とても目立ってしまい気になりますし、お部屋の雰囲気を壊してしまうことも。

そのため、可能なかぎり配線類を見えにくくしたい!
隠蔽配線※をしたい!と思うことがあるでしょう。

※各種配線類を隠して目立たないように配線することを、隠蔽配線と言います。

このブログでは以前、LANケーブルの隠蔽配線についてご紹介しており、家具の裏に隠す方法やケーブルボックスを使う方法。
またPoE(Power over Ethernet)を使って配線の数を減らす方法などをご紹介しています。

参考:
部屋の有線LANの配線を見えにくいように隠蔽配線する方法やおすすめのケーブル
LANケーブルで機材に電源を供給できるPoE機能はとっても便利!

さらに、LANケーブルを隠すための家具やラグ類がない場所については、具体的な施工方法については説明していませんが、市販のモール製品を使う方法もご紹介しています。

ケーブルモールを使った隠蔽配線では、LANケーブルにかぎらず、スピーカーケーブルや電源ケーブル。
アースケーブルなど、さまざまな配線ケーブル類を目立たないように隠すことが可能です。

そこで今回は、ケーブルモールを使って各種ケーブル類を隠蔽配線する具体的な方法をご紹介します!

ケーブルモールとは?

ケーブルモールはオフィスなどでは配線をまとめて整理したり、隠蔽配線をするために使われていることが多く、珍しいものではありません。
ですが一般家庭では使われていないことが多く、どんなものかイメージできない方もいらっしゃると思います。

そのため、まずはケーブルモールについて、少しご紹介しておきましょう。

ケーブルモールとは、各種ケーブル類を格納することで複数のケーブルを整理したり、保護する目的で使用する以下のような樹脂製のカバーです。

直線タイプのケーブルモール(フラットモール)

上記画像中のモールのような、直線タイプのケーブルモール※1を基本とし、配線を90°の角度で曲げるモール※2など、他のモール製品と組み合わせて配線を整理・保護します

※1 フラットモールとも呼ばれています。
※2 マガリと呼ばれています。

ケーブルモールは断面部を見ると分かるとおり、内部が空洞となっています。

ケーブルモール(フラットモール)の断面の様子

この部分にケーブル類を通して格納するのです。

フラットモールは上下に分割する仕組みとなっており、ケーブルを格納する際は、モールの上側部分(フタ)を下側部分から外してケーブルを通します。

フラットモールの上下を分割している様子

分割したケーブルモールの様子:

分割したフラットモールの上下部品の様子

フラットモールは1m単位で販売されていることが多く、長すぎる場合には専用のカッター(モールカッター)を使って切断して使用します。
また長さが足りない場合には、分岐パーツやジョイントカバーを使って延長することが可能です。

フラットモールの価格は、モールの太さや仕上げにより異なりますが、1mの製品が80~400円程度で販売されていることが多いですね。

参考までに私が使用しているマサル工業さんのニュー・エフモール1号(SFM12)は、実売価格が85~102円くらいです。

設置場所と似た色のケーブルモールを使用することで、配線を整理し目立たなくすることができます!

先に書いたとおりケーブルモールは、複数のケーブルを整理したり、保護する目的で使用されます。
また設置する場所の色に合わせ、似た色のケーブルモールを使用してケーブルを内部に収めることで、ケーブル類を目立ちにくくすることができるのです!

たとえばマサル工業さんのニュー・エフモールシリーズでは、白やミルキーホワイト、ブラウン、チョコ、ブラックなどの色の製品が販売されています。

白:

ミルキーホワイト:

ブラウン:

ケーブルモールを使った隠蔽配線をする際は、白い壁紙の部分に設置する場合は白色。
茶色い巾木※の上に設置する場合には、ブラウンやチョコ色などの茶色系の製品。
といったように、設置場所の色になるべく近い商品を選ぶことで、目立ちにくくする効果を高めることができます。

※床と壁の境目に設置することで見た目をキレイに仕上げたり、壁紙を保護する部材のこと。

ケーブルモールを使ったケーブル類の隠蔽配線に必要なもの

ケーブルモールを使ったケーブル類の隠蔽配線には、以下のようなモールパーツと専用のカッター(モールカッター)を使用します。

ケーブルモールを使った隠蔽配線に必要なモール類とモールカッター

上記画像中の一番上にあるのが、先ほどもご紹介した直線タイプのフラットモールです。
設置場所に必要となる長さを測り、少し多めに買っておくと良いでしょう。

少し多めに買っておけば、設置の際に長さが少し足りなかったとしても、対処可能です。

上記画像中2段目の一番左にあるのが、分岐パーツです。
分岐パーツは、配線を途中で分岐するときに使用します。

2段目の左から2番目のパーツはイリズミと呼ばれるもので、ケーブルモールの角度を谷折り方向に90度曲げるために使用します。

イリズミを使って谷折り状態で接合したフラットモールの様子

2段目の中心のパーツはデズミと呼ばれるもので、ケーブルモールの角度を山折り方向に90度曲げるために使用します。

デズミを使って山折り状態で接合したフラットモールの様子

2段目の右から2番目のパーツはジョイントカバーというパーツで、フラットモールを結合し、延長するときに使用します。

ジョイントカバーで直線形状に延長・接合したフラットモールの様子

2段目の一番右にあるのがマガリで、フラットモールを水平方向に90度曲げる際に使用するパーツです。

マガリで直角形状に接合したフラットモールの様子

そして一番下にある剪定ばさみのような機材は、モールパーツを切るための専用のカッター(モールカッター)です。

モールパーツは柔らかい樹脂製の製品が多く、切れ味の良い大型のハサミであれば切ることが可能です。
ただし専用のモールカッターではないハサミを使った場合には、切断面がギザギザになってしまい、仕上がりが汚くなってしまうことが多いです。

そのため専用のモールカッター製品の購入・使用を強くおすすめします

モールカッターを使えば以下のように、フラットモールを簡単に切断することができます。

モールカッターを使い、中央部で切断したフラットモールの様子

また大型のモールパーツを切断する場合には、大型のモールカッター製品を使うと良いでしょう。

ここまでにご紹介したモールパーツ類とモールカッターさえあれば、多くのケースでは隠蔽配線を行うことが可能です。
ただしモールパーツはこれ以外にも多数販売されているので、必要に応じて購入すると良いでしょう。

参考までに、ニュー・エフモールシリーズを販売しているマサル工業さんでは、以下のようなモールパーツを販売しています。

マサル工業のニュー・エフモールの施工例

(マサル工業 – 電子カタログ一覧 ニュー・エフモール製品情報より引用)

モールパーツに格納する配線類の量に応じて、パーツを選択!

マサル工業さんのニュー・エフモールシリーズでは、内径の異なるモールが5種類販売されています。
格納できる配線類の量が最も少なく内径が小さいのが0号、最も多くのケーブルを格納できるのが4号です。

マサル工業のニュー・エフモールの断面図

(マサル工業 – 電子カタログ一覧 ニュー・エフモール製品情報より引用)

そのためモールパーツを購入する際は、内部に格納する配線類の量に応じて、パーツを選択してください。

モールパーツはそれぞれ、サイズ(号)ごとに専用の型番を持っているため、カタログで型番を調べてから、ネット通販サイトなどで購入すると良いでしょう。

両面テープを自分で貼るタイプのケーブルモールがおすすめ!

フラットモールは大きく分けると二種類の製品が販売されています。

一つはあらかじめ両面テープが貼付されているタイプ。
そしてもう一つは、両面テープが貼付されておらず、施工する際に自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品です。

マサル工業さんのフラットモール製品では、1号の白色フラットモールの型番は、両面テープが貼付されているタイプではSFT12。

そして両面テープが貼付されていないタイプがSFM12です。

あらかじめ両面テープが貼付されているタイプでは、自分で両面テープを貼り付ける手間が不要であり、施工時の手間が軽減されます。
その反面、自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品と比べて高価です。

自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品では、別途貼り付け用のテープを購入する必要があります。
そのため、あらかじめ貼付されている製品を使ったときと比べ、自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品を使った場合の方が、施工に必要な合計費用が安くなるとはかぎりません。

ですが個人的には、自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品の方がおすすめです。

これはどうしてかというと、自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品では、接地面の素材特性に合わせた施工用テープを使用できるからです。

あらかじめ両面テープが貼付されているタイプのモール製品のテープは、粘着力がかなり強い!

あらかじめ両面テープが貼付されているタイプのモール製品のテープは、粘着力がかなり強く、一度貼り付けるとキレイに剥がすのが困難であることが少なくありません。

その粘着力は本当に強烈であり、壁紙に貼り付けると、剥がす際に壁紙ごと剥がれてしまう。
床やタイル素材に貼り付けてから時間が経過していると、剥がす際に床材やタイルなどの表面素材が剥離してしまうことも。

したがって将来的に剥がす可能性がある場所には、あらかじめ両面テープが貼付されているタイプの製品の使用はおすすめできないのです。

対して自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品では、施工面の素材に合わせたテープを自分で選んで使用可能です。

たとえば壁紙にケーブルモールを貼り付ける際は、以下製品のような壁紙用のはがせる両面テープを。

そしてカーベット(ループカーペットやタイルカーペット)の上に設置する際は、片面が特殊樹脂製フック(マジックテープ)形状となっている以下製品のようなテープ類を使用する、といった具合です。

自分で両面テープを貼り付ける都合上、少し手間がかかってしまうものの、施工面の素材に合わせたテープを自分で選んで使用可能。
というメリットが大きいことから、自分で両面テープを貼り付けるタイプの製品の方がおすすめです。

ネジを使った固定も可能です!

モールパーツを強固に固定したい場合には、ネジを使った固定がおすすめです。

フラットモール製品の中には、あらかじめネジ止め用の穴が開けられている製品もあります。
ネジ止め固定をする際はこの穴を使うか、ドリルを使って穴開け加工を施してください。

ケーブルモールを使った隠蔽配線の施工方法

ここまで、ケーブルモールを使った隠蔽配線に必要なパーツや道具類についてご紹介してきました。
次に具体的な施工方法をご紹介します。

今回はケーブルモールを使い、室内の壁面(壁紙)にLANケーブルを2本、直角形状の経路で隠蔽配線してみましょう!

まずは隠蔽配線を行う場所のサイズ・経路を決め、必要なモールパーツ類の発注を行ってください。
今回の例では、壁面に直角形状の隠蔽配線をするため、フラットモールとマガリを用意します。

パーツ類が届いたら、フラットモールを使用する各部の長さに合わせカットしてください。
カットが終わったら、フラットモールの背面に両面テープを貼付しましょう。

フラットモールの背面の様子

私は壁紙にケーブルモールを貼り付けるときは、ニトムズさんのはがせる両面テープ 壁紙用(T3971)を使用しています。

フラットモールの取り付けに使用する両面テープ(ニトムズ はがせる両面テープ 壁紙用)

内部に格納するケーブル類が細く軽いものであれば、両面テープをフラットモールの背面部全体に貼り付ける必要はありません。
以下のように、両端部に貼り付けるだけでOKです。

両面テープを貼り付けたフラットモール背面の様子

またフラットモールが長い場合には、両端部と中心部の計3箇所に貼り付けておくと良いでしょう。
こうすることで高価な両面テープの使用量を減らすことができます。

太めのスピーカーケーブルや電源ケーブルなど、重いケーブル類を格納する際は、両端部と中心部の3箇所だけでは重さを支えきれず、剥がれてしまうことがあります。
こういった場合には、両面テープをフラットモールの背面部全体に貼り付けてください。

フラットモールの背面部に油分や汚れが付着している場合には、WAKO’S BC-9などのブレーキ&パーツクリーナーを吹き付け、固定箇所の脱脂。
そして汚れを取ってから接着することで、よりしっかりと取り付けできます。

両面テープをフラットモールに貼り付けたら、剥離紙を剥がして粘着面を露出させ、設置場所に取り付けてください。

壁に縦に取り付けたフラットモールの様子

同様に、もう一方のフラットモールも壁面に取り付けます。

壁に直角の状態で取り付けた2本のフラットモールの様子

フラットモールを直角形状に取り付けたら、内部にケーブル類を通しましょう。
今回は、黒と緑のLANケーブルを通しています。

壁に直角の状態で取り付けたフラットモールの内部に黒と緑のLANケーブルを通している様子

ケーブルを通し終わったら、フラットモールに上フタをセットします。
位置を合わせてからフタを弱い力で押すことで、パキッパキッという音とともにフタがセットされます。

壁に直角の状態で取り付けたフラットモールに上フタを設置した様子

最後に、角の部分にマガリをセットすれば、作業は完了です!

壁に直角の状態で取り付けたフラットモールにマガリを設置し、隠蔽配線を行っている様子

上記画像の例ではしっかりと計測せずに設置したため、モールが水平垂直ではなく、少し曲がっています。
実際の設置の際は、メジャーや水準器を使い、モールが水平垂直となるように設置すると良いでしょう。

床用のモールも販売されています!

フラットモールは、もちろん床の上にも設置可能です。
ただし床用のフラットモール製品も販売されているため、床に設置するときは、以下製品のような床用のモールの使用を検討ください。

床用のモールはフラットモールと同じように使用でき、両面テープを使って設置場所に固定。
そして上フタを開けてケーブルを通し、最後にフタを閉めるだけでOKです。

ケーブルモールを使った隠蔽配線の施工例

最後に、ケーブルモールを使った隠蔽配線の施工例をいくつかご紹介しましょう。

はるるの自宅ではPCゲームを楽しむため、リビングに5.1chサラウンドのスピーカーやAVアンプを設置しています。

AVアンプからリアスピーカーへの配線は、床の上をとおすと目立ってしまい気になります。
また足が引っかかってしまい転倒する恐れもあることから、以下のようにケーブルモールを使って壁面と天井を経由して配線を行っています。

イリズミとマガリを使い、壁と天井にフラットモールを設置している様子

上記画像では、下側が壁面であり、フラットモールを使って天井まで垂直に配線を立ち上げ、イリズミを使って天井面と接続。
その後マガリを使って部屋の後部に配線しています。

フラットモールを使って天井まで垂直に配線を立ち上げるときは、以下画像のように柱や部屋の角の部分を使うことで、特に目立ちにくく施工できます。

壁の柱の周辺にフラットモールを設置している様子

天井部のフラットモールは長さが数mあるため、経路の途中でジョイントカバーを使ってフラットモールの継ぎ目を隠しています。

ジョイントカバーで接合したフラットモールを天井に設置している様子

隠蔽配線をする上では、ジョイントカバーは必須ではありません。
ただし継ぎ目の部分の黒い溝が目立ってしまい気になることがあるため、ジョイントカバーを使って継ぎ目を隠しておくと仕上がりがキレイです。

尚、こういった天井部の配線も部屋の角(天井と壁面の境目の近く)に設置した方が目立ちにくいでしょう。(上記画像の例では配線経路の都合上、角ではない部分に設置しています。)

リビングでは他に、無線LANアクセスポイントの通信に使用するLANケーブルと、文字が光る時計の電源ケーブルを分岐パーツを使って隠蔽配線しています。

分岐ケースとマガリ、フラットモールを使用し、壁掛けした無線LANアクセスポイントのLANケーブルを隠蔽配線している様子

無線LANアクセスポイントは、PoE(Power over Ethernet)対応のヤマハさんのWLX402を使っており、LANケーブルを使って電源を供給。
そしてアクセスポイント上部への配線はマガリを使用することで、上から見ても2本のLANケーブル(LACP)が見えないように配線しています。

ケーブルモールを使用して隠蔽配線を行っている壁掛けした無線LANアクセスポイント上部の様子

ケーブルモールを使うことでこれら事例のように、各種配線類をまとめて整理し、目立たないように隠蔽配線できます。
難しい作業ではないため、興味がある方はぜひ施工を検討くださーい!

 - デジタル・家電, 掃除, 生活

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