据え置き型(卓上)食洗機を置くちょうど良い場所や台がない場合の対処法
食器洗い乾燥機を自宅に設置して使いたい!
と考えたものの、こんな問題が発生してしまい、困ることがあります。
食洗機を置くちょうど良い場所や台がない!
ビルトインタイプの食器洗い乾燥機が設置されている住居では、キッチンシンクやキッチンカウンターの下側などに食洗機が格納されています。
そのため食洗機の置き場所に困ることはないでしょう。
対してビルトイン食洗機が設置されていない場合には、市販の卓上タイプ(据え置き型)の食洗機を家電量販店で購入。
そしてキッチンシンクの水栓の部分に分岐水栓という部品を取り付け、食洗機とホースで接続して使用します。
また排水ホースを配置し、キッチンシンクなどに洗浄水を排水できるようにしなければなりません。
そのため、キッチンシンクから離れた場所に食洗機を設置するのは難しいのです。
しかも食洗機の機械自体が大きく、かなりの重量があります。
こういった事情により、食洗機を使いたいがちょうど良い設置場所が見つからず、困ってしまうことがあるのです。
しかし食洗機は本当に便利な機械であり、ぜひ一度使ってもらいたい素晴らしい家電だと考えています。
参考:
食洗機導入のすすめ① 食洗機ってお得なの?
食洗機導入のすすめ② 食洗機導入による8つのメリット
食洗機導入のすすめ③ 食洗機の賢い使い方
そこで今回は、食洗機を設置したいがちょうど良い場所や台がなくて困っている!という方向けに、対処法を3つご紹介します!
食洗機を置くちょうど良い場所や台がない場合の対処法
食洗機を置くちょうど良い場所や台がなくて困っている場合には、以下の方法を使って設置できないかを検討ください。
給水ホースや排水ホースを延長して、キッチンから離れた場所に設置する!
食洗機の設置場所が制限されるのは、給水ホースや排水ホースの長さにかぎりがあること。
そして排水の仕組みの関係上、排水ホースが持ち上がらないように配線をしなければならないことによります。
たとえば、卓上タイプの食洗機で高いシェアを占めるPanasonicさんの食器洗い乾燥機 NP-TA2では、説明書に以下のように書かれており、排水ホースが20cm以上持ち上がらないような配線・設置をしなければならないのです。
(Panasonic – NP-TA2 取扱説明書より引用)
排水ホースが持ち上がらないようにするには、食洗機を排水場所(キッチンシンクなど)よりも高い場所に設置するのが簡単です。
またPanasonicさんの食洗機では、長い給水ホースの交換部品※1と排水ホースの延長部品を使うことで、それぞれを延長できます。※2
4mの給水ホースの交換部品の例(ANP1251-7245):
1.4mの排水ホースの延長部品の例(ANP2D-14):
※1 本エントリー執筆時点では、給水ホースは交換部品のみの販売であり、延長部品は販売されていません。
※2 交換部品や延長部品を購入の際は、お使いの機種で使用可能かどうかを確認の上、購入ください。
キッチンから離れた場所であれば設置可能な場合には、給水ホースと排水ホースの延長を検討すると良いでしょう。
給水ホースと排水ホースの延長については、以下でくわしく書いているので、興味がある方は併せてご覧ください。
食器洗い乾燥機の給水ホースと排水ホースを延長し、シンクから離れた場所に設置する方法
市販の食洗機用の台を使って設置する
現在では、ネット通販サイトでさまざまな種類の食洗機設置用の台が販売されています。
こういった市販の製品を購入・設置することで、食洗機を設置できるようになる場合には、それらを利用するのが簡単です。
大きさや高さが異なる製品が多数販売されているので、設置場所の状況に合う製品の購入を検討ください。
幅が伸縮し、シンクの上に設置できる食洗機ラック製品の例:
また食洗機メーカーのPanasonicさんからも、専用の台やその足が販売されています。
食器洗い乾燥機用置台 N-SP3:
高さ調整脚(80~120 mm) N-SL12:
高さ調整脚(120~190 mm) N-SL19:
高さ調整脚(190~300 mm) N-SL30:
メタルラックを使って、高さの調整が可能な台を作って設置する
市販の食洗機設置用の台では、ちょうど良いサイズや高さの台が見つからない場合には、メタルラックを使う方法がおすすめです。
メタルラックはポールの長さの範囲で、棚板の位置(高さ)を自由に変えることができます。
そのため高さ調整がしやすいというメリットがあります。
またキャスター付きの製品を購入すれば、台の下を掃除する際などに、給排水ホースを外すことで食洗機を載せた状態のまま移動することが可能です。※
※移動する際は食洗機が台から落下して怪我をしないよう、十分に気をつけてください。
一般的なメタルラックの棚板は、網棚形状の製品が多く、そのままでは食洗機を置くのには適しません。
そこで以下のような板状の棚板が付属する製品を購入するのがおすすめです。
尚、メタルラックには耐荷重が設定されているため、食洗機の台として購入する際は、食洗機本体の重量+アルファの余裕※を持った耐荷重の製品を購入してください。
※食洗機は使用中に機材の内部に水が入るため、本体重量以上の重さとなります。
パーツを個別購入して、メタルラックを組み立てるのもおすすめ!
メタルラックを使う場合には、さきほどご紹介した製品のように、メタルラックのセット製品を購入するのがお手軽です。
しかしセット製品では、ちょうど良い大きさ・高さの製品がない。
下段を収納場所として使うので、棚板が足りない、というケースもあるでしょう。
こういった場合には、以下のようなメタルラックのパーツを個別購入したり、セット製品に個別パーツを追加して、組み立てると良いでしょう。
- ポール径25mm専用棚板
- ポール径25mm 基本ポール
- ストッパー付きキャスター2個セット:高さ6.8cm IHL-CSL2P
- ストッパーなしキャスター2個セット:高さ6.8cm IHL-CSN2P
- ワイヤーバー補強パーツ:幅46cm WBL-045SL
ちなみに、メタルラックのパーツを個別購入してPCの置台を組み立てることも可能です。
参考:メタルラックパーツで通気性良く移動できるPCスタンド(置台)を作る方法
木材を購入し、自分で台を作ってもOK!
自宅に工具があり、木材加工技術を持っている方の場合は、ホームセンターなどで木材を購入し、自分で食洗機用の台を作る方法も考えられます。
この方法では、置き場所や食洗機の大きさに合わせ、希望する高さの台を作ることが可能です。
そのため工具・木材加工技術をお持ちの方には、一番おすすめの方法と言えます。
参考までに私は、以前の住居では木材で作った自作の台(棚板固定式・キャスターなし)を使っていましたが、現在はメタルラックのパーツを個別購入・組み合わせて作った台を使っています。
現在の住居は賃貸住宅であり、木材加工をする場所がなかったこと。
そしてメタルラックで作った台の、棚板の位置を自由に変えられる点やキャスターで移動できる点が便利であることから、メタルラックを使っています。
以上、参考になさってくださーい!