電話機(ビジネスフォン)の受話器コードのねじれの改善方法や原因
本エントリーの目次
電話機(ビジネスフォン)に発生する困った問題の一つに、ヌルヌル汚れやベトベト汚れの付着が挙げられます。
これについては以前にこのブログで、掃除によりヌルヌル汚れやベトベト汚れを取り除く方法をご紹介しています。
そしてもう一つ、電話機で発生しやすく困ってしまう問題がこちら!
電話機の受話器のコードが、いつのまにかクルクルとねじれてしまった!?
コードレスタイプではない電話機の場合、電話機の本体と受話器が有線のコード(ケーブル)で接続されています。
接続に使われているコードは直線形状のものではなく、細かくカールしており、伸縮するタイプのコード※であることが多いです。
そして困ったことに、このコードは長期間電話を使っていると、いつのまにかクルクルとねじれてしまうことが。
※カールコード、またはカールケーブルと呼ばれています。
ひとたびコードにねじれが発生してしまうと、その部分が邪魔をしてしまい、うまくコードが伸縮しなくなります。
そのため電話を取りづらくなったり、コードを伸ばして受話器を遠くの位置で使うのが難しくなるのです。
コードのねじれをなおそうとしても、うまくなおらなかったり。
一度なおしてもすぐにねじれが再発してしまい、困っている!
という方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、電話機(ビジネスフォン)の受話器コードに発生するねじれの改善方法やその原因をご紹介します!
電話機(ビジネスフォン)の受話器コードに発生したねじれをなおす方法
電話機の受話器コードに発生したねじれをなおす方法は、とっても簡単!
受話器を電話機から上げてから、電話機の本体を高い位置に持ち上げ、本体部から受話器をぷら~んと吊り下げる形で保持します。※
すると受話器がひとりでに回り始め、ねじれが取れていくはずです。
このまましばらく待ち、ひとりでに始めた回転が止まったら、ねじれが取れている状態となっているので、受話器を電話機に戻せば作業は完了です!
※電話機本体を持ち上げるのが難しい場合は、電話機側の受話器コードの接続コネクターを外し、このコネクター周辺のケーブルを手で持って受話器をぷら~んと吊り下げてください。
回転中は、手でコードに触れて加速を防いで!
ねじれが戻ろうと回転している際、ねじれの量が大きいと回転中に加速が発生。
その結果、ねじれがなおった後に逆方向にねじれが発生することがあります。
そこで逆方向のねじれが発生しないよう、ねじれ状態から戻ろうと回転を始めたら、手でやさしくケーブル部に触れてブレーキをかけつつ(回転の加速を防ぎつつ)、コードの回転を見守ると良いでしょう。
強いねじれが起きていたり、ねじれた状態のままコードにねじれの癖(巻き癖)が付いてしまっている場合の改善方法
さきほどご紹介した受話器のコードのねじれを取る方法で、ねじれの多くを改善できるはずです。
しかし、コード部に極端に強いねじれが起きていたり、ねじれた状態のままコードにねじれの癖(巻き癖)が付いてしまっていると、ねじれがうまく取れないことがあります。
ねじれが完全に取れない場合には、まずは吊り下げによって可能なかぎり、ねじれ状態を解消。
その後、ねじれている部分にドライヤーの温風をあてて、コードのねじれ部分の周辺を少し温めます。
こうすることでコードが柔らかくなり、ねじれの癖が取れやすい状態となっているので、コードを手で回転させてねじれを取りましょう!
ねじれが取れたらその状態を維持するために、ねじれをなおした箇所のカールコードを、ボールペンや割り箸などの細い棒状のものに巻きつけます。
最後に巻き付けた箇所にドライヤーで冷風を吹き付けて、温めてねじれを取った部分を冷却し、ねじれていない状態を固定化させてください。
この方法を使えば、ひどくねじれている状態のコードであっても、ねじれが取れることが多いです。
ただし、ねじれが原因でカールケーブルに伸びが起きてしまっている場合には、ねじれを取ることはできても、以前のようにケーブルが短く縮まない状態となっていることも。
もしケーブルが伸びてしまい、十分に縮まない状態の場合には、後述の交換用コードを使って新品のコードと交換することで改善できます。
受話器のコードがねじれてしまう原因
受話器のコードがねじれてしまうのは、長期間電話機を使っていく中で、使用者が知らず知らずのうちにコードがねじれてしまうような受話器の取り扱いをしているからです。
具体的には、無意識のうちに受話器を回転させてしまうことが原因です。
通話中や受話器を取る(電話に出る)とき、置く(電話を切る)ときに、受話器を左手から右手へ。
あるいは右手から左手に持ちかえるときがありますよね。
このとき、無意識のうちに受話器を回転させてしまう癖がある方の場合、その回転によってコードにねじれが発生します。
受話器を回転させてしまう癖がある場合は、日々電話機を使用していく中で、何度も同じ方向に回転をさせてしまい、ねじれがどんどんと蓄積。
その結果、コードがねじれてしまう、というわけです。
受話器のコードのねじれを防ぐ方法
すでに書いたとおり、受話器のコードのねじれの原因は、使用者が受話器を無意識のうちに回転させてしまうこと。
したがって受話器のコードのねじれを防ぐには、受話器を回転させないように取り扱うことが最も効果的です。
回転させないような取り扱いに慣れるまでは、意識して取り組む必要があります。
ですが受話器を回転させない取り扱いに慣れてしまえば、意識せずとも回転させずに取り扱いができるようになるはずです。
慣れるまでは大変ですが、回転させないように意識して取り扱うと良いでしょう。
ねじれ防止グッズを使用する方法
受話器コードのねじれ発生を防ぐためのグッズも販売されています。
参考:株式会社ミヨシ – 受話器コード専用 よじれ防止アダプタ [DA-YB]
受話器コードと受話器本体の間に、ねじれ(よじれ)防止アダプターを設置することで、コードのねじれを防ぐもので、ネット通販サイトで600~800円ほどで購入可能です。
受話器を回転させない取り扱いが難しい場合には、使用を検討されると良いでしょう。
ねじれだけではなく、コードの伸びがひどい場合には、新品と交換する方法も!
受話器コードのねじれは、今回ご紹介した方法で改善できることが多いです。
しかし、ひどいねじれや長期間の使用による経年劣化により、コードが伸びている場合には、ねじれを改善しても以前のようにケーブルが短く縮まない状態となっていることがあります。
そこで、ねじれが著しくひどい場合や、ケーブルの伸びが起きている場合には、新品のカールコードを購入して交換するのも一つの手です。
交換用のカールコードは数百円程度と比較的安価に購入でき、大きな出費が発生するわけではないため、買いやすいでしょう。
ただし受話器用のカールコードは、メーカーによって内部の結線方式が異なるストレート結線とクロス結線が存在します。
そのためお使いの製品の仕様を調べ、適合する結線方式の製品を購入ください。
ストレート結線のカールケーブル製品の例:
クロス結線のカールケーブル製品の例:
以上、参考になさってくださーい!