AdSenseのCTRが1.6倍、RPMが1.96倍になった広告配置を公開!
2019/06/12
本エントリーの目次
このブログの各種指標を確認してみることに
このブログでは、レンタルサーバー代やブログ運営の勉強用書籍の購入代の足しになれば。
ということで、Googleさんが提供している広告配信サービス、Google AdSenseを利用しています。
そしてこのGoogle AdSenseには、クリック率(CTR)やインプレッション収益(RPM=1000PVあたりの収益)といった、広告配信の設定とその成果に関する各種指標を確認する機能があるんです。
ですがブログを開始した当初は、当然収益が発生することなどほとんどないわけで。
あまり気にしていなかった、はるる。
ですがとある方の運営されているブログの以前の記事を見て、ふと気になったのです。
そういえば、収益額を確認することはあれど、このブログの各種指標ってあまり見ていないなぁ。
というわけで、このブログの各種指標を確認してみることに。
これはひどい…。
そこで、ブログを開始して2か月後ぐらいの時だったと思うんですが、とりあえず確認してみたわけですよ。
そしたら、これがひどいのなんの…。
Google先生に聞いてみれば、ある程度のCTRやRPMの目安や平均が分かります。
中にはCTRが3~5%なんていう、想像もできないぐらいすごい数字の方もいるご様子。
それに比べて、このブログの数字は…。
このブログももう少し、何とかしたい…。
そうすれば、毎月もう1冊くらい本を買える!
こう思い立ち、何か改善をしようと決意したわけです。
各種指標には、さまざまな要素が関係するけれど
Google AdSenseの各種指標にはさまざまな要素が関係する、というのは間違いありません。
たとえばブログの内容であったり、読者層、広告の配信位置・個数・サイズであったり。
ブログの内容については、書きたいことを書く、というのが前提にあるため、あまり変えるつもりはありません。
またGoogle AdSenseのようなコンテンツ・マッチ型の広告の場合、ある程度の本文の量がないと、それにマッチした広告が表示されにくいそう。
ですがこのブログは、どのエントリーも文字数が多め。
読者層については、書き手側でできることはあまりありません。(ブログの内容を変えたりすれば、読者層が変わるかもしれませんが…。)
となると、一番着手しやすい改善につながる内容は、広告配信位置や個数・サイズの見直しかなぁ。
ということで、広告配信について見直しを始めたのです。
はじめに
Google AdSenseは規約により、CTRやRPM、収益などの情報を公開してはいけない、と決めれているらしい…です。
そのためズバリ2.0%になりました!
とかいうのは、ポリシー違反になる可能性があるらしく、書けないのです。(本当に厳密に違反になるのかどうなのかは、不明なんですが…)
そのため今回は、一部具体的な数字を出せば、もっと説得力があるはず!
というところを、あえてモヤっと書いています。
また本エントリーの内容は、このブログでの調査結果を基に書いています。
そのため、その他のサイトすべてに当てはまるものではありません。
あらかじめご了承ください。
広告配信位置を見直す前の位置
このブログ『29歳、離婚しました。』では、WordPressとSTINGER5というテーマの組み合わせで運用を行っています。
STINGER5には、ウィジェットの設定画面でGoogle AdSenseの広告出力コードを設定すると、自動で広告をGoogle AdSenseのポリシーに違反しないように、表示してくれる機能があります。(スマホで1画面に複数の広告が出ない位置に表示、404ページでは表示されないなど)
そのためブログ開始からしばらくは、この機能によって自動的に表示される位置に、Google AdSenseの広告を表示させていました。
STINGER5は初期設定では、Google AdSenseの広告表示数が少ない!
Google AdSenseは通常のユーザーであれば、1ページに最大3つの広告を掲載可能です。
当然、最大の3つの広告を掲載した方が露出が増えるため、CTRの最大化が望めるはず。
ですがSTINGER5を初期設定で使うと、PC版の個別記事ページ以外では、広告は3つ掲載されません。
たとえばスマホ版の個別記事ページだと2つ、PC版の個別ページや検索ページ・ホームでは、サイドバー上部の1つ、といった具合。
これはCTRの最大化を考える上では、とてももったいないことだと思います。
そこで規約違反となる404(ページが見つからなかったときに表示される)ページを除き、PC、タブレット、スマホのすべてで、Google AdSenseの広告が3つ表示されるようにすることに。
記事中広告ってどうなの?
CTR向上について調べていると、よく見かけるのが、記事中に広告を掲載しなさい、という話。
これの導入には、かなり悩みました。
というのも、記事中広告はSEO的にはよろしくない、という意見があるから。
このブログは、検索エンジンによる流入がかなり多いです。
そのため記事中広告を入れることにより、検索順位が下がることは流入減、ひいては収益源を意味します。
ですが非常に多くの方が、記事中広告はCTR改善に効果大である。
こう言っている以上、一定の効果はあるのだろうと判断。
実験して、その結果で判断することに。
検索順位が1~5位のキーワードで試してみると
このブログでは、いくつかのキーワードで、Googleさんの検索順位が高い(1~5位の)ページがあります。(※実験当時の検索順位なので、現在、そして将来的には、順位は変動していくと思います。)
そこで、それらのページに半月ほど記事中広告を入れてみて、順位が下がるかどうかを試してみたんです。
1位の検索キーワード – ジャングルモック 手入れ
これは安定して、ずっと1位のキーワード。
このブログ内の『水洗いできる?ジャングル モックやジャングル グローブのお手入れ方法』というページを表示するキーワード。
1~2位の検索キーワード – ジャングルグローブ
こちらは1位の座を、Amazonさんと争い続けるキーワード。
『踏みしめている感抜群!メレル ジャングル グローブ購入レビュー』というページを表示するキーワード。
1~5位の検索キーワード – リステリン 紫
こちらは1~5位の座を、Amazonさんや大手掲示板サイトさんなどと争い続けるキーワード。
『リステリン 紫 トータルケアは口臭予防に効果絶大!』というページを表示するキーワード。
結果はどうだったかというと
順位はまったく変わりませんでした!
Googleさんの内部の方しか知らない検索アルゴリズムに、記事中広告の影響があったのか、あるいはなかったのか、というのは、はるるには分かりません。
ですがゼロではなく仮にあったにせよ、検索順位が変わるほどの大きな影響ではなかった、ということでしょう。
この実験結果より、はるるは記事中に広告をいれても問題ない!
こう判断し、CTR向上のために記事中に広告を入れることに。
広告のサイズはどうなの?
大きめの広告は目立ってしまい、本文に集中できず、邪魔に感じるので逆効果だ、という意見があるようです。
ですがはるるはそうは思いません。
だって目立たないと、広告に気付いてもらえないから。
それに広告だと承知の上でクリックしていただかないと、誤クリックを誘発してしまい、読者さんには迷惑をかけてしまう。
さらに誤クリックによる、CPC低下の可能性も。
というわけで、なるべく大きめのサイズの広告が良いのではないかと。
さらに使いたい広告が大きすぎて、入りきらないのであれば、ページのレイアウトを変えよう!
ということに。
実際、後述する固定ページや個別記事ページで、336×280サイズの記事を横並びにする、いわゆるダブルレクトアングル表示を実現するために、980pxから1100pxに横幅を大きくしています。
広告配信位置の見直し方針は、大きく5つ!
他にもいろいろ細々と実験をしていたのですが、その詳細は割愛します。
そして見直しの大きな方針は、先に挙げたものを含め、大きくは以下の5つ。
- 規約違反となる404(ページが見つからなかった時に表示される)ページを除き、PC、タブレット、スマホのすべてで、Google AdSenseの広告が3つ表示されるようにする
- 記事中広告を入れる
- なるべく大きめのサイズの広告を使う
- 広告がセンタリングされていないなど、見た目がいまいちな箇所の微修正
- PCビューで、記事下の縦並び2つだった広告を、横並び2つに変える(縦並びのスカスカ感が嫌だったので…。)
見直し後の広告配信位置は、こんな感じ!
先に挙げた修正内容を、実際に反映した広告配信位置は以下のとおりです。
ホーム・検索結果・アーカイブページ
デバイスごとの違いを比較しやすいように、画像を横並びに表示しています。
そのため画面が小さいスマホだと、かなり見づらいと思います。
その場合はお手数ですが、PCかタブレットで閲覧をお願いします。
この配置は、ホームや検索結果、アーカイブページなど、エントリーが一覧形式で表示されるページの広告配信位置。
エントリーの一覧部の途中にも、Google AdSenseやAmazonアソシエイト、楽天モーションウィジェットなどの広告が表示されるようにしています。
こうすることで、一覧を閲覧中にもう見たいものがないなぁ、と感じた読者さん向けの出口になることを期待。
固定ページ
こちらはプロフィールやコンテンツポリシーのページなど、固定ページ用の広告配信位置。
固定ページは、コンテンツ部が極端に短いページがある、ページの内容と広告がマッチしづらいため、記事中広告に違和感を感じる方が多くなるのではないか。
といった理由から、記事中広告を導入していません。
個別記事ページ
個別記事ページは、固定ページの配置をベースに記事中広告を入れ、その分の空いたスペースにAmazonアソシエイトのバナーや楽天モーションウィジェットを設置した、という形です。
またスマホ版の記事中広告には、Google AdSenseのレスポンシブ広告を採用しています。
これは表示するデバイスの画面サイズに応じて、最適なサイズの広告を配信してくれるタイプの広告ユニット。
実際に試してみると面白いのですが、iPhone 5sでこのブログにアクセスすると、300×250の広告が表示されます。
ですがそれよりも画面が大きいGalaxy S4でアクセスすると、336×280の広告が表示されるようになっています。
これはなるべく大きめの広告を表示する、という方針に合致する素晴らしい広告。
肝心の結果は?
さて、見直し後の広告配信位置の説明が終わったところで、肝心の結果はどうなのよ、というと。
このエントリータイトルにも書いたとおり。
Google AdSenseのCTRが1.6倍!
RPMが1.96倍!
さらにCPCが1.18倍!(これは誤クリックが減ったから…?)
と、大幅に向上しました!
予想以上の結果に、はるる自身、とってもビックリ!
だってRPMが1.96倍ですよ! ほぼ2倍です。
今まで1000PVで200円の収益だったとしたら、それが392円になるってことです!
単純に広告の配信位置やサイズを変えただけで、192円も収益がアップするってことなんです!
これはスゴイ…! というか、なぜ今までやってこなかったんだろうか…。
広告配信位置を見直すと、CTRやCPC、RPMが上がるかもしれませんよ!
広告の配信位置を変えただけで、ここまで各種指標が大幅に改善するとは、はるる自身思っておらず、とってもビックリしました。
本当は広告配信位置・サイズごとの分析もしっかりと行ったので、その結果も公開したいところ。
ですがGoogle AdSenseの規約に違反してしまう可能性大なので、公開できないのは非常に残念。
ただはるると同じように、今まで広告の位置とか考えたことがなかったなぁ、という方は、これを機会に一度見直してみると良いのかも。
もしかしたら広告の配信位置やサイズ・表示数を見直すことで、CTRやCPC、RPMといった各種指標が改善し、収益が上がるかもしれませんよ~。